【法人サポーター会員による提供記事です】慶應義塾大学ゆかりの別所哲也さんや港北区出身の五大路子さんも登場――地域限定で発行のフリーペーパーが5周年を迎えました。
横浜市内の読売新聞販売店からなる横浜読売会(中区)は、2014年4月から、「横浜の魅力が詰まった」地元密着の情報紙として、タブロイド版・フルカラーの「ヨコハマよみうり」を、毎月5日、約40万部発行しています。
同紙は横浜市内全域の読売新聞(定期購読分)、また株式会社読売IS(アイエス、東京都中央区)が事業として手掛ける、週に3回、登録者を対象にチラシが無料で配布されるサービス「チラッシュ」に折り込まれる、月1回発行のフリーペーパー。
発行のきっかけは、2010年11月に、横浜市と横浜読売会、読売新聞東京本社販売局が福祉、環境、教育などの地域貢献活動についての協力協定を締結したこと。
横浜市読売会のローマ字表記にちなみ、「Y2(ワイワイ)サポートプロジェクト」と名付け、地域貢献に関する取り組みを協定締結以降行っていることから、その活動の一環として同紙を発行しています。
同紙の発行は、この(2019年)4月に5周年を迎えたばかり。「反響も増え、ますます地域に根差してきていると感じます」と語るのは、同紙の立ち上げから媒体運営にかかわる同紙編集部(中区)編集長の須藤希久(のりひさ)さん。
こだわっているのは、読みやすい編集と上質な紙面。「横浜ゆかりの著名人インタビューや、知られざる街の歴史、旬のイベントやグルメ情報など、知って嬉しい、ワクワクすると感じてもらえる情報を盛り込んでいます」と、須藤さん自身、新しい発見に手ごたえを感じながら、地元情報に出会う日々だといいます。
特に、読者の印象に強烈なインパクトを与えるのが、1面トップの著名人インタビュー欄。林文子横浜市長(第1号)や体操選手の白井健三さん(第2号)、青葉区育ちのミュージシャン・秦基博さんや、慶應義塾大学法学部在学中から俳優の道を志したという別所哲也さん(第10号)、港北区出身の女優・五大路子さん(第15号)など、直接編集部が取材交渉し、インタビューを行っているといいます。
「地元横浜ならではのゆかりの人に取材交渉をしています。次はこの方に、という想いは、いつも抱いているのですよ」と、読者により親しんでもらいたいという情熱も抱いて、各著名人にアプローチしているという須藤さん。
また、掲載している情報は、「月刊紙という頻度、5日発行を意識し、“イベント告知”をメインにしています。『横浜の歴史』コーナーでは、横浜開港資料館(中区)の調査研究員に原稿を、『ラグビーワールドカップ2019』欄でも、横浜市市民局の担当課(ワールドカップ2019推進課)に情報提供をお願いしています」と、大手新聞社らしいクオリティや読み応えも追求し、紙面を発行しているとのこと。
運営・発行資金は横浜読売会からの出資のほか、反響が増えているという広告欄や、コンサートや演劇などの「プレイガイド」欄での売り上げも増加傾向だといいます。
「読者が月々のフレッシュな情報を求め、また紙面を大切にとっておく傾向もあり、思わぬ効果を得られたと、繰り返し広告を出稿してくれるケースも増えています。チケットは、新聞販売店からのお届けとなり、他のプレイガイドでは思わぬ出費ともなる発券手数料がわずか100円(税込・1枚あたり)と、こちらも割安感があると好評をいただいているのですよ」と、須藤さんは、新聞販売店が発行する紙面だからこそ、より地域に密着したサービスも行っていきたいと感じているといいます。
各企業からの協賛で実施しているプレゼントコーナーなどに寄せられる読者の声の一部も「みんなのおたより」欄に掲載。
寄せられた声は、紙面づくりにも活かしているといい、「ぜひ、これからも読売新聞をご購読いただき、紙面を楽しんでもらえたら」と、須藤さんは、より多くの同紙の閲読を呼び掛けています。
なお同紙は、PDFファイルなどで同紙サイト上からの閲覧が可能です。
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【参考リンク】
・ヨコハマよみうりWeb(ヨコハマよみうり編集部)*毎月5日発行・月1回更新
・街のおトク情報お届けサービス「チラッシュ~CHI★RUSH」(チラッシュ事務局)
・包括連携(読売会)個別ページ(横浜市)*Y2(ワイワイ)サポートプロジェクトについてなど
(法人サポーター会員:読売センター高田NT提供)