図書館や図書取次所は遠い、しかしご近所に「本と親しめる」場所があるかもしれません。
横浜市港北区役所(大豆戸町)と港北図書館(菊名6)により発行されてきた「港北区本との出会いマップ」が、2018(平成30)年11月の版以来、3年4カ月ぶりに刷新。
制作した約1万部を、港北区役所や港北図書館、港北区内の地区センター、コミュニティハウスやマップ掲載施設などで配布しています。
蔵書数約17万冊の港北図書館や、約11万2500冊の大倉精神文化研究所附属図書館(大倉山2)、今年1月19日に慶應義塾大学日吉キャンパス内にオープンした横浜市立図書館の図書取次所「日吉の本だな」(日吉4)も含め、前回より3カ所多い計30施設を紹介しています。
約3000冊の図書を載せて南日吉ステーション(コンフォール南日吉管理事務所前、日吉本町4)や綱島東ステーション(綱島東三丁目公園、綱島東3)に2週間に1回ほど巡回する移動図書館「はまかぜ号」についても掲載。
新しいチャレンジとして、「港北の昔ばなし紙芝居」や、デジタルアーカイブ検索サイト「都市横浜の記憶」、大きなサイズの紙芝居・絵本リストやわらべうたなどを紹介した「ボランティア活動お役立ち情報」ページへの二次元コードを掲載した「読書に関する各種情報のご案内」ページも新設しています。
港北図書館のキャラクター「としょんぼ」、「てんてん」、「カブック」が新たに登場していることも特徴となっており、「図書館が少ないといわれる港北区ですが、このマップに掲載された施設を利用いただき、図書と親しむきっかけにしてもらえれば」と、区地域振興課の担当者。
「新型コロナ禍の影響により、貸し出し日時が変更になる場合もありますので、あらかじめ施設のホームページなどをご覧いただくか、電話などで確認の上、お出かけください」(同担当者)と、感染症対策をおこなった上での各施設の利用を広く呼び掛けています。
【関連記事】
・図書館不足の克服目指す、マップ刷新や日吉がゴールのスタンプラリーで読書の秋盛り上げ(2018年11月12日)※前回刷新時の記事
・図書取次所「日吉の本だな」、地域の歴史に関する書籍や写真などを企画展示(2022年3月25日)
・「日吉の本だな」で街と人をつなぐ、月2回活動支援の“出張窓口”設置へ(2022年2月8日)
・待望の「図書取次所」が日吉駅前にオープン、新たな“知の拠点”に期待感(2022年1月20日)
【参考リンク】
・「港北区 本との出会いマップ」~港北区内の図書貸出施設・閲覧施設のご紹介(港北区区政推進課)※PDFファイルへのリンクも
・港北図書館のキャラクター紹介(港北図書館)※2010年8月に港北図書館の開館30周年を記念し、3匹のキャラクターが誕生した