日吉・綱島の経営者らも参加する「社会奉仕団体」が、区役所、消防、そして警察にマスクを寄贈しました。
港北区内で活動を行う「横浜ひかりライオンズクラブ」は、先週(2020年)5月22日、横浜市港北区役所(大豆戸町)と、港北警察署(同)を訪問、港北区と港北消防署(同)、同警察署にマスクを各2千枚、合計6千枚の寄贈を行いました。
この日、まずは同区役所を、同クラブ会長でファブリッククリナーズ株式会社(綾瀬市)・有限会社ニューパリー(中原区木月4)社長の福原了一さん、同クラブ幹事で有限会社秋本建設(日吉本町5)社長の秋本富男さん、同クラブ計画委員長で株式会社石川酒販(下田町4)専務の石川正治さんの3人が訪問。
出迎えた栗田るみ区長、今年4月に着任した吉田崇(たかし)消防署長が、それぞれ2千枚のマスクを受領。同クラブ宛にそれぞれが感謝状を贈呈しました。
マスクは、石川さんが、飲食店に酒類販売を行っている業態であること、また綱島エリアでコンビニエンスストアを3店舗経営していることもあり、「いち早くマスクを手に入れねばと奔走したところ、10t(トン)トラック1台分も調達することができたんです。関係先などになるべく求めやすい価格で販売など行ってきましたが、他の地域のライオンズクラブが、各地でマスクを寄贈していることを見聞きし、当クラブでも社会貢献活動の一環として行わねばと考えました」と、今回の寄贈に至った理由を説明します。
今年は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、港北区障害者地域活動ホームしもだ(下田町6)でのバザー(実行員会として参加)や、慶應義塾大学での献血活動、盲導犬の支援活動なども中止となり、なかなか活動を行えていない状況になっているとのこと。
それでも、「新設された箕輪小学校(箕輪町2)にはテントがないということだったので、横浜日吉ロータリークラブ(峯尾重弘会長)の皆さんとともに、当クラブもテントの寄付を行いました。こういうものが欲しい、という声があればお知らせください」と、福原さんも、地域に密着した活動を行うことでの社会奉仕の実現についての決意を表明していました。
この後同クラブのメンバーが訪れた港北警察署では、今年3月から着任した太刀野一夫署長がマスク2千枚を受領。
寄贈されたマスクは、公共・福祉施設や消防活動の現場、警察活動の最前線でぞれぞれ使用される予定とのことです。
なお、同クラブは現在25人で活動しており、45年もの歴史を重ね、活動を行ってきたという伝統あるクラブとなっています。
「ライオンズクラブ」は、1917年にアメリカ・シカゴで誕生した世界最大の「世界最大の奉仕団体」(ライオンズクラブ国際協会・日本法人サイト)となっており、日本では1952(昭和27)年に初のクラブ(東京ライオンズクラブ)が誕生。個々の地域社会に奉仕することや、「思いやりを行動へ」という理念を掲げ、日々活動しているとのことです。
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【参考リンク】
・結成40周年記念式典を終えて 横浜ひかりライオンズクラブ(ライオンズクラブ国際協会 330-B地区のサイト)