若手経営者らが地域交流を盛り上げる、綱島東で7/21(日)に流しそうめん | 横浜日吉新聞

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若手の経営者や企業人が、今年も綱島を「流しそうめん」で盛り上げます。

第2回「流しそうめん大会」を企画するメンバーの皆さん。複数回にわたり打ち合わせや会合を重ね、当日に臨む(2019年6月20日)

第2回「流しそうめん大会」を企画するメンバーの皆さん。複数回にわたり打ち合わせや会合を重ね、当日に臨む(2019年6月20日)

綱島エリアに本社や事業所を置く企業が加盟する公益社団法人神奈川法人会(大豆戸町)の綱島東支部は、地域交流イベント「流しそうめん大会」を、来週末(2019年)7月21日(日)11時から14時まで、綱島東5丁目の株式会社エイト工業の駐車場で開催します。

今回は、エイト工業のほか、株式会社山王(綱島東5)、川崎信用金庫(綱島支店、綱島西1)、城南信用金庫(同)、横浜信用金庫(同)の3つの信用金庫が共催し、同法人会綱島西支部日吉支部14以上の企業・団体が協力。

初開催だった昨年(2018年)に引き続き、2回目の実施となる今回のイベントでは、「流しそうめん」のレーンを倍増、500人以上の参加があった昨年以上の来場に備えているといいます。

参議院議員選挙の投票日、7月21日(日)11時から14時まで、綱島東5丁目の株式会社エイト工業で開かれる「流しそうめん大会」のチラシ表面(主催者提供)

参議院議員選挙の投票日、7月21日(日)11時から14時まで、綱島東5丁目の株式会社エイト工業で開かれる「流しそうめん大会」のチラシ表面(主催者提供)

高田の山から、土地の方から許可をいただいたうえで(そうめんを流す)竹を採ってきました。昨年の4メートルの竹を4本つないだ1レーンのみだったのですが、今年は5メートルの竹を4本つないだレーンを2つと、長さも数も増やしました。さらに子ども用レーンも5メートルの竹を使用し、1本で特設することにしたんです」と、同法人会メンバーで、AIG損害保険株式会社横浜営業支店(新横浜2)に勤務する小幡篤志さん

大人がついそうめんを取るのに夢中になってしまい、「子どもたちが食べられないシーンが見られたので」(小幡さん)と、子ども向けレーンを新設した理由についても説明します。

今回の企画の中心的役割を担う、今年6月に綱島東支部長に就任した株式会社エスプラス(綱島東4)代表取締役の加藤真太郎さんは、「綱島東エリアは、高度経済成長期以降に多くの工場や事業所が進出しましたが、現在は工場移転や事業所撤退などで宅地やマンションが林立しています。そんな環境下で多くの企業が工場を操業し、事業を行っていますので、地域の皆さんとの相互理解を深めあうことができれば」と、今年のイベント企画理由についても言及します。

「流しそうめん大会」チラシ裏面には、写真ビデオ撮影したものをフェイスブックやウェブサイト、チラシなどに掲載することや、徒歩での来場呼び掛けなどの注意事項について記載(主催者提供)

「流しそうめん大会」チラシ裏面には、写真ビデオ撮影したものをフェイスブックやウェブサイト、チラシなどに掲載することや、徒歩での来場呼び掛けなどの注意事項について記載(主催者提供)

トラックの荷物の積み下ろしや荷さばきについても、「法人会加盟の企業の多くは、コンプライアンス重視の点でも、自社敷地内で行うなど、地域に迷惑をかけないようにと日々努めているんです」と、加藤さん。工業、商業、住宅街、そして農地と、多様な土地区分が街に存在している綱島ならではの企業の在り方をそれぞれが考え、実行し、周辺に住まう人々に、企業としての活動についてより一層理解してもらいたいとの想いを熱く語ります。

株式会社エイト工業総務部の関本利洋さんも、「1963(昭和38)年の創業時から、半世紀以上にわたる歴史を紡(つむ)いできました。現在地に移転してきたのは2002年のことですが、高周波基板をはじめとする専門性の高い製品をこの地で製造・販売していくためにも、地域の皆さんの事業へのより一層の協力や理解を得られれば」と、昨年からの地域交流イベントの主旨に賛同、場所を今年も提供した理由と、会社の伝統や成長を考えるうえでの「地域との交流」は欠かせないとの想いを、日々感じているといいます。

今回のイベントは若手(青年部)が中心となっての企画となっており、準備を行うメンバーの年代層も20代から40代が中心。来年には、より一層の組織や地域の活性化をはかるべく、綱島西支部と東支部の統合も予定しているとのこと。

神奈川法人会綱島東支部の公式ツイッターも開設し、情報を発信している(写真は同ツイッターより)

神奈川法人会綱島東支部の公式ツイッターも開設し、情報を発信している(写真は同ツイッターより)

加藤さんは、「老舗企業と若手の企業、そして綱島に3つもある信用金庫の支店メンバーをはじめ、綱島西支部や日吉支部からの応援など、“地域に根差す”法人会メンバーが一体となって、イベントを盛り上げます。この日は、昨年の反省を踏まえ、地域のお祭りと重ならないようにこの日(7月21日)に設定しました。ちょうど、参議院議員選挙の投票日でもあるので、ぜひ選挙の足で、会場にお越しください」と、イベント当日の多くの来場を呼び掛けています。

なお、今年の開催でも、無料で参加できる「流しそうめん」のほか、かき氷の販売やヨーヨー釣りなど100円程度の価格で行う出店、株式会社石川酒販(本社:下田町4、営業所:綱島東4)によるソフトドリンクとアルコール類の販売も予定。

昨年は「午後に人出が一回ぱったりと止んでしまった」(加藤さん)ことから、13時30分から数量限定でのアイスの無料配布も計画しています。

「流しそうめん」イベントへの想いを熱く語ってくれた小幡さん(左)、加藤さん(中央)、関本さん。「当日ぜひご来場ください」と、多くの参加を呼び掛ける

「流しそうめん」イベントへの想いを熱く語ってくれた小幡さん(左)、加藤さん(中央)、関本さん。「当日ぜひご来場ください」と、多くの参加を呼び掛ける

雨天の場合は28日(日)に延期予定。会場のエイト工業は、ドラッグストア「フィットケアデポ綱島東店」(綱島東5)近くに位置しています。

法人会は、経営に必要な税の知識を共有するために設けられた企業団体で、全国の80万社以上が加盟。港北区を主な活動拠点とする神奈川法人会は、本部を神奈川税務署に近い大豆戸町に設置しています。

地域の若手経営者や企業人が集う場としての法人会の役割にもスポットが当てられる今回のイベント。

ツイッターでの情報発信も新たに試みるなど、新しい地域コミュニティづくりへの貢献を行う同会の活動が、よりホットな話題を集めていきそうです。

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7/22(日)に綱島東5で「流しそうめん」イベント、法人会が地域貢献で初企画(2018年7月20日)※昨年の記事、開催日当日の様子も

<綱島ヨーカドー前>3つの信金や企業が初タッグ、防犯キャンペーンで詐欺ゼロ訴え(2019年6月20日)

【参考リンク】

神奈川法人会綱島東支部(公式)ツイッター

今回の会場「エイト工業」の場所(綱島東5丁目、グーグルマップ)

公益社団法人「神奈川法人会」の公式サイト


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