<町名別の数値公開>日吉や綱島はどこも「揺れやすい土地」であるとの認識を

横浜日吉新聞
朝日新聞デジタルの「揺れやすい地盤 災害大国 迫る危機」では、町名ごとに土地の揺れやすさが判定できる

朝日新聞デジタルの「揺れやすい地盤 災害大国 迫る危機」では、町名ごとに土地の揺れやすさが判定できる

われわれは地震発生時に揺れやすい地域に住んでいるようです。日吉や綱島、高田、日吉に隣接する幸区や中原区などの地域の地盤からはじき出した“揺れやすさ”を調べたところ、ほぼすべての地域で「場所によって揺れやすい」「揺れやすい」「特に揺れやすい」との評価になっていることがわかりました。

これは朝日新聞デジタルが「揺れやすい地盤 災害大国 迫る危機」と題した特集において、防災科学技術研究所の「地震ハザードステーション」をもとにした全国各地の揺れやすさを公開しているもので、各町ごとの細かなデータを見ることができます。

地盤の地震波増幅のイメージ(朝日新聞デジタル「表層地盤増幅率」の説明より)

地盤の地震波増幅のイメージ(朝日新聞デジタル「表層地盤増幅率」の説明より)

同特集から日吉に関連する町をすべて調べたところ、揺れやすい土地ではないと判定されたのは、高田町と高田西3丁目、同5丁目の3町内のみで、あとは何らかの形で注意喚起が行わる形となりました。

なかでも、地盤が軟弱な粘土や泥炭などからなる「後背湿地(こうはいしっち)」であるエリアは揺れが強くなると判定されており、日吉の一部地域と、綱島地区の多くが「特に揺れやすい」と警告されています。

日吉や綱島などに住む以上、地盤的に揺れやすい土地であるということからは逃れられませんので、それを十分に認識したうえで、防災対策を行っていく必要がありそうです。

日吉・綱島・高田の各地区と幸区、中原区、高津区の日吉周辺の町名ごとの判定結果は次の通りです。

日吉・綱島・高田・日吉駅周辺の川崎各区における

揺れやすさの目安(表層地盤増幅率)と地盤の種類

※数値が低いほど揺れづらく2.5が揺れやすさの最大値
※1.5を超えると揺れやすい地域と言われている
※朝日新聞デジタル「揺れやすい地盤 災害大国 迫る危機」より

<日吉地区>

・日吉1丁目:1.46 場所によって揺れやすい ローム台地
(※ローム台地とは:地表に火山灰質の粘土が5メートル以上積もった地形)

・日吉2丁目:1.46 場所によって揺れやすい ローム台地

・日吉3丁目:1.59 場所によって揺れやすい ローム台地

・日吉4丁目:1.49 場所によって揺れやすい ローム台地

・日吉5丁目:1.49 場所によって揺れやすい ローム台地

・日吉6丁目:2.40 特に揺れやすい 後背湿地
(※後背湿地とは:扇状地の下流や三角州の上流側にある平らな地形。軟弱な粘土や泥炭などからなる)

・日吉7丁目:2.40 特に揺れやすい 後背湿地

・日吉本町1丁目:1.46 場所によって揺れやすい ローム台地

・日吉本町2丁目:1.46 場所によって揺れやすい ローム台地

・日吉本町3丁目:2.31 特に揺れやすい 後背湿地

・日吉本町4丁目:2.31 特に揺れやすい 後背湿地

・日吉本町5丁目:1.51 場所によって揺れやすい ローム台地

・日吉本町6丁目:1.44 場所によって揺れやすい ローム台地

・箕輪町1丁目:1.49 場所によって揺れやすい ローム台地

・箕輪町2丁目:2.38 特に揺れやすい 後背湿地

・箕輪町3丁目:1.50 場所によって揺れやすい ローム台地

・下田町1丁目:1.46 場所によって揺れやすい ローム台地

・下田町2丁目:1.46 場所によって揺れやすい ローム台地

・下田町3丁目:1.44 場所によって揺れやすい ローム台地

・下田町4丁目:1.66 揺れやすい 谷底低地
(※谷底低地とは:川沿いの幅の狭い低地。地表の堆積物は山間地では砂や小石が多く、丘陵地や海岸付近では粘土や泥炭質もある)

・下田町5丁目:1.44 場所によって揺れやすい ローム台地

・下田町6丁目:1.44 場所によって揺れやすい ローム台地

<綱島地区>

・綱島東1丁目:1.94 揺れやすい 自然堤防
(※自然堤防とは:河川に沿って粗い土砂が積もった地形)

・綱島東2丁目:1.90 揺れやすい 自然堤防

・綱島東3丁目:2.38 特に揺れやすい 後背湿地

・綱島東4丁目:2.38 特に揺れやすい 後背湿地

・綱島東5丁目:2.40 特に揺れやすい 後背湿地

・綱島東6丁目:1.94 揺れやすい  自然堤防

・綱島上町:2.38 特に揺れやすい 後背湿地

・綱島台:1.69 揺れやすい ローム台地

・綱島西1丁目:2.37 特に揺れやすい 後背湿地

・綱島西2丁目:2.38 特に揺れやすい 後背湿地

・綱島西3丁目:2.37 特に揺れやすい 後背湿地

・綱島西4丁目:2.37 特に揺れやすい 後背湿地

・綱島西5丁目:2.37 特に揺れやすい 後背湿地

・綱島西6丁目:2.38 特に揺れやすい 後背湿地

<高田地区>

・高田町:1.36(※特記なし)ローム台地

・高田東1丁目:1.94 揺れやすい 谷底低地
(※谷底低地とは:川沿いの幅の狭い低地。地表の堆積物は山間地では砂や小石が多く、丘陵地や海岸付近では粘土や泥炭質もある)

・高田東2丁目:1.94 揺れやすい 谷底低地

・高田東3丁目:1.51 場所によって揺れやすい ローム台地

・高田東4丁目:1.91 揺れやすい 谷底低地

・高田西1丁目:1.93 揺れやすい 谷底低地

・高田西2丁目:1.93 揺れやすい 谷底低地

・高田西3丁目:1.36(※特記なし)ローム台地

・高田西4丁目:1.60 揺れやすい 谷底低地

・高田西5丁目:1.36(※特記なし)ローム台地

<幸区日吉地区>

・南加瀬1丁目:2.32 特に揺れやすい 三角州・海岸低地
(※三角州・海岸低地とは:河口部や海岸線の低地。おもに砂や粘土からなる)

・南加瀬2丁目:2.38 特に揺れやすい 後背湿地

・南加瀬3丁目:1.44 場所によって揺れやすい 砂州・砂礫州
(※砂州・砂礫州<さす・されきす>とは:波や潮流の作用でできた海岸線の地形。現在は内陸にある場合も。砂や小石で形成される)

・南加瀬4丁目:2.40 特に揺れやすい 後背湿地

・北加瀬1丁目:2.33 特に揺れやすい 三角州・海岸低地

・北加瀬2丁目:2.33 特に揺れやすい 三角州・海岸低地

・北加瀬3丁目:2.33 特に揺れやすい 三角州・海岸低地

・矢上:1.59 場所によって揺れやすい ローム台地

<中原区>

・木月3丁目:2.36 特に揺れやすい 後背湿地

・木月4丁目:1.79 揺れやすい 自然堤防

・井田2丁目:1.46 場所によって揺れやすい ローム台地

・井田3丁目:1.63 揺れやすい ローム台地

<高津区>

・蟹ヶ谷:1.69 揺れやすい 谷底低地

<揺れが少ない他地域の一例>

・金沢区釜利谷西1丁目:0.95(※特記なし)丘陵

・都筑区川和台:1.03(※特記なし)丘陵

・青葉区あかね台1丁目:1.06(※特記なし)丘陵

・神奈川県清川村宮ケ瀬:0.67(※特記なし)山岳

※丘陵や山岳地帯は揺れが少ないことが分かります

記事は以上です。

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【参考リンク】
揺れやすい地盤 災害大国 迫る危機(朝日新聞デジタル、各町内別の数値が検索できます)


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