日吉の「新設校」の子どもたちへ、プロバスケ選手が「夢」を目指すことの大切さ、そしてスポーツの楽しさを教えます。
日吉・箕輪町の大型再開発エリア内にある横浜市立箕輪小学校(箕輪町2、井上強校長)は、きのう(2021年)5月31日の午前、都筑区を本拠地とするを置くプロバスケットボール「横浜ビーコルセアーズ(横浜ビーコル)」(中川中央1、植田哲也社長)の選手やスタッフを初めて招へい。
「バスケットボールを学ぶ学年」(井上校長)だという5年生3クラスの約90人が、3校時と4校時の2時間枠を割いての「特別授業」で、プロ選手との“リアル”な交流のひとときを過ごしました。
同チームは、試合会場として、日吉や綱島、高田からも近い横浜国際プール(都筑区北山田7)をホームとしていることから、港北区民にとっても「観戦しやすい」環境。
Bリーグ(B1=1部)に所属するプロバスケットチームとして、横浜市や神奈川県内の小学校などへの子どもたちとの交流を行うための訪問活動を行っているといいます。
今回は、現在、最上位チームのファイナル戦も行われている「2020-21シーズン」をもって現役を引退、来期から同チームのゼネラルマ
初めて見るプロバスケットボール選手の「迫力」と、切れ味に満ちた「ボールさばき」にも、子どもたちは驚きの表情を浮かべ、また笑顔でボールやプロ選手の姿を追う様子が見られました。
“学校つながり”でプロバスケ招く「夢」が実現
「ゼロからの立ち上げ」ゆえのチャレンジを――箕輪小学校がまだ開設する前の、「開設準備部会」を実施していた頃から、市教育委員会北部学校教育事務所(都筑区茅ケ崎中央)に所属し、地域の人々と議論を重ねてきたという井上校長。
「新しい学校作りに力を入れています」と語るように、昨年(2020年)4月の開校以降、インターネットを使った授業支援ツール「ロイロノート・スクール」(株式会社LoiLo、中区北仲通)の導入や、オンライン会議システム「Zoom(ズーム)」を活用しての国際交流の実施、社会や学術の第一線で活躍するゲストを招へいするといった、“新設校”らしい多彩な取り組みを行ってきました。
今回、竹田さんを招いたことについては、「実は、同じ国学院久我山高校(東京都杉並区)、しかも同じバスケットボール部の出身だったんです」と、その偶然を大変嬉しく思ったといいます。
「コロナ禍で閉鎖的になりがちな児童の気持ちを少しでも明るくしたい」と、竹田さんの来校を特別にお願いしたとのエピソードについても説明。
井上校長は、「今日の体験について、『プロアスリートが学校に来たよ』、『誰が来たの』、そして『どんな話をしたの』といった家族の会話をまずは楽しんでもらえれば」と、“プロフェッショナル”の来校をきっかけとした家族間のコミュニケーションにこそ“価値がある”との想いを熱く語っていました。
同校では、今年の秋にも再びビーコル選手らが来訪するプランも計画しているとのことで、「子どもたちのさらなる成長した姿を見せることができれば」(井上校長)。
“新設校”らしいチャレンジを続ける同小学校、そして「港北区内」学校での新たな浸透を試みる同チームとの交流が深まることで、スポーツ、そしてバスケットボールに親しみ、楽しむ土壌づくりが地域エリアに広がっていくことが期待できそうです。
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【参考リンク】
・【みのわ日記】5月31日 5年 横浜ビー・コルセアーズ 学校訪問事業(横浜市立箕輪小学校)