港北区の人口は「36万人」を突破、横浜市外から春の転入超過が寄与 | 横浜日吉新聞

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今月(2021年)5月1日、港北区の人口がついに36万人を突破しました。横浜市の独自集計によると36万53人となり、世帯数は17万7034世帯。3月と4月に横浜市外からの転入が1800人以上プラスとなったこともあり、36万の大台をわずかに超えました。

2021年5月1日時点の人口、港北区は36万53人となった(「横浜市人口ニュース」No.1137を加工)

港北区の人口は、今年3月1日時点で35万8327人(17万5217世帯)でしたが、市外からの転入超過数が3月中に727人、4月中は1088人となり、この2カ月間で市外から1815人増えたことが寄与。また、出生数から死亡者数を引いた「自然増減」も2カ月間で41人のプラスとなっています。

一方、横浜市内の他区から港北区への転入数は、3月と4月を合わせて158人のマイナスでした。他の区へ出ていく人は転入数より多かったものの、それをはるかに上回る人が市外から流入してきたことになります。

5月1日時点での36万53人の内訳は、女性の18万465人に対し、男性は17万9588人とわずかに少ない状態。1世帯あたりの人口は2.03人と減少傾向がみられます。

日吉や綱島を中心にマンションの新規建設が続いている

1平方キロメートルあたりの居住人口を示す人口密度は1万1467人となり、市内では南区(15661人)と西区(14921人)に次ぎ3番目に高い密度となりました。

横浜市が2018年に公表した将来人口推計では、港北区の人口が36万人に達するのは2024年と予測していましたが、実際にはそれよりも速いペースで増加が進んでいることになります。

なお、横浜18区では、鶴見区の人口が29万7315人となっており、30万人に近づきつつあります。港北区の36万人青葉区の31.1万人に次ぎ、人口30万人以上の「行政区」(選挙で選んだ独自の区長や議会を持たない行政区分)が市内に3つ誕生する可能性が高まる一方、人口10.4万人の西区や同12万人の栄区同12.2万人の瀬谷区など、人口の多い行政区と比較すると、3分の1程度の人口規模にとどまっている区もあるのが現状です。

)発表時点の推計人口では2021年5月1日時点で港北区の人口は36万人を突破していましたが、その後、同年11月30日に総務省統計局から公表された「令和2年国勢調査人口等基本集計結果(確定値)」に基づき、市が推計人口の再集計を行ったといい、その結果、実際に36万人を超えていたのは同年7月1日(36万119人)でした。また、3カ月後の10月1日には35万9846人で36万人台を割っています(2022年5月11日追記)

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【参考リンク】

横浜市の推計人口・世帯数(最新情報)


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