夏祭りの代わりに「やっと会えた」、“新”港北区長が区内13地区を巡回訪問 | 横浜日吉新聞

横浜日吉新聞

なかなか会えない、地域の「現場」とのコミュニケーションの構築がはじまりました。

鵜澤(うざわ)港北区長(中央)を囲んで、新吉田あすなろ連合町内会の会合に参加された皆さん(新吉田あすなろ会館、7月31日)

鵜澤(うざわ)港北区長(中央)を囲んで、新吉田あすなろ連合町内会の会合に参加された皆さん(新吉田あすなろ会館、7月31日)

横浜市港北区役所に今年(2021年)4月に着任したばかりの鵜澤(うざわ)聡明港北区長は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、区内の各地域で行われる大型イベントや行事の多くが中止となっていることから、区内13地区で行われている各連合町内会の会合を巡回。

各地区の自治会町内会の会長や地域活動を行う参加者へのあいさつをそれぞれの地区で行いました。

2月と8月を原則除き実施されている各連合町内会の会合。6月下旬綱島大倉山菊名新羽日吉樽町篠原大曽根師岡城郷地区に続き、7月下旬には高田新吉田新吉田あすなろの各地区を訪問。

穏やかな口調の中にも「住みたい・住み続けたい港北区にしていきたい」との熱き想いを語る鵜澤区長

穏やかな口調の中にも「住みたい・住み続けたい港北区にしていきたい」との熱き想いを語る鵜澤区長

日時も週末などに重なっていたことから、ほぼ「あいさつのみ」の時間となりましたが、日頃から各地区を区役所の地区担当課長が訪問し、会合に参加することでのコミュニケーションと情報交換を行っています」と、区地域振興課の小林野武夫(のぶお)課長は、まずは区職員と地域まちづくりを行う各地区との交流機会を構築していると語ります。

最後の訪問場所となった7月31日の夜に開催された新吉田あすなろ連合町内会(関治美会長)の会合には、9地区の会長や地域交通安全活動環境事業の推進委員青少年指導員などの地域まちづくりを行う代表者や、地域ケアプラザ職員、同区役所戸籍課の堀雅史課長など17人が参加。

突然の区長からの「名刺交換」に驚く姿も

突然の区長からの「名刺交換」に驚く姿も

千葉県の「海のある街」生まれ、名前は元明治大学総長も務めた鵜澤聡明(ふさあき)にちなんで名付けられたという自身についてのエピソードや、地域コミュニティについて、新型コロナワクチン接種の進捗などについても言及し、「住みたい・住み続けたい港北区にしていきたい。そのためにも、街づくりや行政サービスの充実にしっかりと取り組んでいきたい」との決意も披露していました。

緊急事態宣言の発出もあり、しばらくの間は地域行事の開催も難しい現状のなか、区長からの積極的な地域へのアプローチにより、今後の地域まちづくりにより多くの「現場」の声を反映させるきっかけとなることに期待したいものです。

【関連記事】

20代、30代に届くか、感染者激増で港北区長「危機的状況、大切な人を守って」(2021年7月29日)※鵜澤区長がメッセージを発するも、現状で感染症の拡大が続いてしまっている

港北区13エリアのまちの代表が「初顔合わせ」、大倉山と新羽に新会長(新横浜新聞~しんよこ新聞、2021年4月27日)

真夏のごみ出しは“密封”を、コロナ対策にも有効な「燃やすごみの捨て方」(2021年7月30日)※新吉田あすなろ地区からの「ごみ捨てマナー」向上のチャレンジについて

【参考リンク】

港北区連合町内会のサイト ※13連合町内会の会長は、原則8月と2月を除き月1回区役所で開催される「区連会」に参加、市役所や区役所、関係機関からの情報を得てコミュニケーションをとっている

区長のメッセージ(横浜市港北区役所)


カテゴリ別記事一覧