2019年春も港北区は「待機児童」「保留児童」市内トップ、定員500人増も追いつかず | 横浜日吉新聞

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今年の春も横浜市全体で見ると「待機児童」の数自体は減っていましたが、港北区は待機児童も保留児童も相変わらず増え続けています

横浜市は今年(2019年)4月1日現在の「待機児童数」と「保留児童数」を発表し、市全体で待機児童は前年同期比17人減の46人、希望する保育所に入れない保留児童数は同151人増の3231人でした。

2019年4月1日現在、横浜市内の各区別「待機児童数」と「保留児童数」(横浜市の発表資料より)

港北区内だけ見ると、待機児童数は市内で圧倒的トップの「18人」で、前年同期比3人増。

保留児童数は、同50人増の「557人」となり、2位で数が急増した戸塚区の471人を離して“不動の1位”を守っています。

一方、港北区内では前年度と比べて29人増となる506人分の保育所定員を増強。加えて、就学前児童数が前年比で122人減ったにもかかわらず、日吉と綱島を中心にマンションや住宅の新規分譲が続くなか、今も需要にまったく追いついていない状況がうかがえます。

港北区内の認可保育所などを利用する総数は7959人となり、8000人を超えるのは目前となりました。

(※)見出し左の画像はPhoto ACよりイメージ画像

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【参考リンク】

平成31年4月1日現在の保育所等利用待機児童数について(2019年4月23日、横浜市こども青少年局)


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