鶴見川流域で自然守る“学び”の継承を、日吉台小などがミズキーホールで発表・表彰 | 横浜日吉新聞

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鶴見川流域を「守る」学びや取り組みについての発表や、表彰を通じた交流が綱島で初めて行われました。

国土交通省関東地方整備局や鶴見川流域の東京都、町田市・稲城市、神奈川県や横浜市・川崎市からなる「鶴見川流域水協議会」(事務局:同局京浜河川事務所)は、今週(2026年)2月11日(水・祝)午前、「夢交流会2026・鶴見川流域水循環系健全化貢献者表彰」を開催。

「夢交流会2026・鶴見川流域水循環系健全化貢献者表彰」が新綱島駅直結の港北区民文化センター「ミズキーホール」で初開催された

「夢交流会2026・鶴見川流域水循環系健全化貢献者表彰」が新綱島駅直結の港北区民文化センター「ミズキーホール」で初開催された

新綱島駅直結の港北区民文化センター「ミズキーホール」(綱島東1)大ホールでの初開催となった今回は、町田市立小山田小学校(町田市上小山田町)と、地元・港北区内の横浜市立日吉台小学校(日吉本町1)が発表を行い、「鶴見川流域」学習の大切さを呼び掛けました。

京浜河川事務所(鶴見区鶴見中央)の佐々木昇平所長のあいさつからスタートした今回のイベントの前半では、鶴見川と流域を題材とした学校活動の発表が行われました。

京浜河川事務所の佐々木所長が開会のあいさつ。鶴見川流域の水環境や防災に関する総合的な取り組みについて説明、下流域での河川拡幅工事や、自然環境創出のための湿地・干潟整備を進めていることを報告。綱島地区の汽水性湿地での地域学習会開催や、鶴見川流域センターでの普及啓発活動についても言及し、昨年12月に来館者数が累計50万人に達したことについても発表。来年(2027年)開催予定の「グリーンエクスポ(GREEN EXPO) 2027」に向けての環境意識醸成と合わせた取り組み拡大への意欲も示していた

京浜河川事務所の佐々木所長が開会のあいさつ。鶴見川流域の水環境や防災に関する総合的な取り組みについて説明、下流域での河川拡幅工事や、自然環境創出のための湿地・干潟整備を進めていることを報告。綱島地区の汽水性湿地での地域学習会開催や、鶴見川流域センターでの普及啓発活動についても言及し、昨年12月に来館者数が累計50万人に達したことについても発表。来年(2027年)開催予定の「グリーンエクスポ(GREEN EXPO) 2027」に向けての環境意識醸成と合わせた取り組み拡大への意欲も示していた

まずは、鶴見川の源流に最も近い小山田小学校の4年生が、源流の森にクヌギを植えて保水力を高める活動を行ったことなどを盛り込んだ「演劇」を動画で披露します。

続いて、5年生児童10人が来場した日吉台小学校は、慶應義塾大学日吉キャンパス(日吉4)内で生育が難しくなった矢上川流域の絶滅危惧種・ホトケドジョウを校内のビオトープで引き取り、生育したエピソードを中心に、鶴見川流域センター(小机町)を訪問し学びを深めたことや、ビオトープの周囲に日本古来の花「ハマカンゾウ」を植えたことなども紹介していました。

町田市立小山田小学校は鶴見川の源流に最も近い学校。「鶴見川源流保水の森」でのクヌギの植樹活動やバスで鶴見川の河口を訪問するなどの流域学習に取り組んでいることも報告。 今回は学習成果を児童が劇で演じた様子を動画で発表。源流での活動を知ってもらいたいとの想いを込めている

町田市立小山田小学校は鶴見川の源流に最も近い学校。「鶴見川源流保水の森」でのクヌギの植樹活動やバスで鶴見川の河口を訪問するなどの流域学習に取り組んでいることも報告。 今回は学習成果を児童が劇で演じた様子を動画で発表。源流での活動を知ってもらいたいとの想いを込めている

日吉台小学校は慶應義塾大学日吉キャンパス内で生育が難しくなった矢上川流域の絶滅危惧種・ホトケドジョウを校内のビオトープで引き取り、生育したことや流域について学んだことなどもエピソードを中心に成果を発表した

日吉台小学校は慶應義塾大学日吉キャンパス内で生育が難しくなった矢上川流域の絶滅危惧種・ホトケドジョウを校内のビオトープで引き取り、生育したことや流域について学んだことなどもエピソードを中心に成果を発表した

イベントの後半で行われた表彰式では、日吉台小学校のほか、町田市立高ヶ坂小学校(町田市高ヶ坂)が活動の成果を称えられ表彰されたほか、流域の治水工事などを担う建設会社で構成されている組織「災害防止対策連絡協議会鶴見川水系」が、40年にわたる防災活動への尽力と鶴見川流域での総合治水の取り組みについてのPR動画を制作したことなどを受けての表彰状を受領し、来場者による記念撮影を実施。

また続けて、イベントの前半で学習成果の発表を行った小山田小学校と日吉台小学校への感謝状の贈呈も行われました。

「災害防止対策連絡協議会鶴見川水系」は流域の治水工事等を担う建設会社で構成されている。40周年を記念した動画制作などを通じた啓発活動も受賞理由となった

「災害防止対策連絡協議会鶴見川水系」は流域の治水工事等を担う建設会社で構成されている。40周年を記念した動画制作などを通じた啓発活動も受賞理由となった

賞状を受け取った重田建設企業株式会社(都筑区葛が谷)の重田智則専務取締役が「これからも地元に密着し、安心安全な治水活動に励んでいきたい」との想いを語っていた

賞状を受け取った重田建設企業株式会社(都筑区葛が谷)の重田智則専務取締役が「これからも地元に密着し、安心安全な治水活動に励んでいきたい」との想いを語っていた

今回のイベントの共催者でNPO法人鶴見川流域ネットワーキング(綱島西2)の岸由二代表理事(慶應義塾大学名誉教授)が最後のあいさつで登壇。

ホトケドジョウの絶滅危惧種としての現状における希少性や保全活動の意義を改めて説明した後、鶴見川流域に「ハマカンゾウ」を植えることの大切さについても熱くその想いを語り、自然と人間の共生の大切さや流域全体での協力の必要性、活動を広め継承していくことの大切さを来場者に伝えていました。

共催者のNPO法人鶴見川流域ネットワーキングの岸由二代表理事(慶應義塾大学名誉教授)から感謝状と鶴見川流域の形から生まれたキャラクター「バクちゃん」のぬいぐるみが贈られた

共催者のNPO法人鶴見川流域ネットワーキングの岸由二代表理事(慶應義塾大学名誉教授)から感謝状と鶴見川流域の形から生まれたキャラクター「バクちゃん」のぬいぐるみが贈られた

参加者からは、「駅直結の立地が便利でよかった」との声もあがり、川辺での活動も活発な綱島地区で開催できることも、今後継続される場合は大きなメリットになるといえそうです。

なお、日吉台小学校の活動は、学校と社会が一丸となったキャリア教育「自分づくり教育」の一環として行われている横浜市の事業「はまっ子未来カンパニープロジェクト」にもエントリーし実施されてきたことから、来週2月17日(火)午後に横浜市役所(中区本町)1階アトリウムで開かれる2025年度の「学習発表会」でも披露される予定とのことです。

日吉台小学校の取り組みは2月17日に横浜市役所で開かれる2025年度の「学習発表会」でも披露される予定

日吉台小学校の取り組みは2月17日に横浜市役所で開かれる2025年度の「学習発表会」でも披露される予定

日吉台小学校の児童が「下級生にも継承していきたい」との想いを込めて作った絵本も展示・披露されていた

日吉台小学校の児童が「下級生にも継承していきたい」との想いを込めて作った絵本も展示・披露されていた

今回の日吉台小学校の「学び」に伴奏した「慶應義塾大学・日吉丸の会」のメンバーも来場し子どもたちの取り組みを応援していた

今回の日吉台小学校の「学び」に伴奏した「慶應義塾大学・日吉丸の会」のメンバーも来場し子どもたちの取り組みを応援していた

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【参考リンク】

鶴見川流域水マスタープラン~鶴見川流域水循環系健全化貢献者表彰(国土交通省 関東地方整備局 京浜河川事務所)

「はまっ子未来カンパニープロジェクト」学習発表会~はまっ子が横浜の未来を語る会~を開催します!(横浜市記者発表資料〜教育委員会学校経営支援課)


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