鶴見川や綱島彩る「オレンジ」の花を育てませんか、1年越し“里親”募集

横浜日吉新聞

日本古来の「オレンジ色」の花を育てる“里親”を、地域ぐるみで新たに募集することになりました。

横浜市環境創造局の地域緑のまちづくり事業「つなつなプロジェクト」をおこなうフローラルつなしま運営委員会(中森伸明委員長)は、生物多様性の充実に寄与し街や川辺を彩る「ハマカンゾウ」の“里親”を募集するプロジェクトを新たにスタート。

来月(2022年)11月中にも配布する計画「ハマカンゾウ」里親大募集の案内チラシ(フローラルつなしま運営委員会提供)

来月(2022年)11月中にも配布する計画「ハマカンゾウ」里親大募集の案内チラシ(フローラルつなしま運営委員会提供)

2020年度から綱島西エリア3カ年の事業を実施する中、緑化活動を広げていくためにおこなわれるもので、合計150株を個人(1件あたり各3株)や企業・団体などに来月(2022年)11月中にも配布する計画です。

それぞれの参加者がプランターか庭に「ハマカンゾウ」の苗を“里親”として育て、“増やした分”の株を、1年後の来年(2023年)の11 月から12月にかけて“戻す”ことで、地域エリアでの「ハマカンゾウ」を増やしていく計画となっており、増えた株を持ち込む際のイベント開催なども検討しているとのこと。

「ハマカンゾウ」は、万葉集の和歌にも「ワスレグサ」として多く詠まれ、日本の古来から人々に親しまれてきたというユリ科ワスレグサ属の植物「カンゾウ(萱草)」の一種で、キスゲ科に属する海浜性の多年生植物。

扇状に多数の葉を広げ、8月を中心にユリのようなオレンジ色の花を1日に1輪ずつ花を咲かせることから、英語では「デイリリー」と呼ばれているとのこと。現在、綱島西エリア鶴見川河川敷にも植栽され、通りかかる人々の目を楽しませています。

「ハマカンゾウ」を多く植えることで、花粉症などを引き起こしがちな外来種を駆除できる上、「雑草抜きなどの管理が楽になるうえ、土砂の流出を防止する効果もあります」と、里親制度の事務局を担当するNPO法人鶴見川流域ネットワーキング(TRネット・綱島西2)理事の亀田佳子さん

来月(2022年)11月6日(日)10時から14時30分まで開催予定の「減災行動展」でも苗を配布する予定(同)

来月(2022年)11月6日(日)10時から14時30分まで開催予定の「減災行動展」でも苗を配布する予定(同)

また、大型のチョウが好んで訪れることもあり生物多様性が充実するほか、「きれいなオレンジの花は、街や川辺を美しく彩ります。初心者でも簡単に挑戦してもらえるうえ、育て方のサポートもおこないます」と、増えた苗を「つなつなプロジェクト」のエリアに植えて、さらに「ハマカンゾウ」を増やしていく予定とのこと。

「里親」は、インターネット上から募集しており、苗の受け取り方法は、来月(2022年)11月6日(日)10時から14時まで開催予定の「減災行動展」(パデュ中央広場=綱島西2で開催、雨天時は中止)の特設ブース、または鶴見川流域ネットワーキングの事務所で日程調整のうえ受け取り、もしくは着払いでの送付のいずれかを選択。

応募が150株に達し次第終了予定となっており、「育て方のパンフレット付きでおわたしします。失敗が少なく、育てやすい植物といわれていますので、安心して“株分け”に挑戦してもらえれば。企業や団体の敷地内に植栽する場合は、株数をぜひご相談ください」と亀田さん。

プロジェクトエリア内での「ハマカンゾウ」の育成状況や、株分けについての情報などを定期的に知らせる「ハマカンゾウニュース」メールで配信する予定とのことで、“里親”としての役割を担いながら、「地域まちづくり」に参加するという新しいスタイルでの地域貢献を楽しむことができそうです。

【関連記事】

綱島・鶴見川の夏を彩る「オレンジ」の花、ハマカンゾウを知っていますか(2021年10月25日)

綱島の消防出張所を「花と緑」で彩る、地域がつながる“ファンクラブ”の設置も(2021年12月21日)※昨年開催の「減災行動展」の様子など

綱島を花と緑で彩る「つなつな通信」を発行、2年間330人超の“つながりづくり”も(2022年4月14日)

【参考リンク】

ハマカンゾウの里親制度お申込み(Googleフォーム)

NPO法人鶴見川流域ネットワーキング公式サイト

つなつなプロジェクトFacebookページ ※活動の詳細をレポート


カテゴリ別記事一覧