新綱島バス乗場側、2階建て&古民家の“木造モール”が2026年度下期に開業へ | 横浜日吉新聞

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新綱島に2階建ての商業施設と古民家による“木造モール”が新たに誕生します。

東急株式会社、住友林業株式会社、株式会社再生建築研究所の3社は新綱島駅の地上部で「(仮称)池谷(いけのや)家古民家周辺不動産活用プロジェクト」と題し、現在再生中の古民家と、これから新築する2棟の木造建築からなる商業施設を「2026年度下期」に開業させると発表しました。

新綱島駅の臨港・市営バス乗場側に建設する2階建て“木造モール”の完成イメージ(東急など3社のニュースリリースより)

同プロジェクトでは、横浜市の「特定景観形成歴史的建造物」として認定された古民家「池谷家住宅」(延床面積約348平方メートル)を飲食・物販・事務所などでの活用を視野に今年2月から改修工事に着手。

再生中の古民家「池谷家住宅」(写真真中奥)と臨港・市営バス乗場(写真手前)の位置関係(2025年3月)

同古民家を中心とした約7757平方メートルにおよぶ敷地のうち、臨港バス・市営バスの乗場に面した側には、商業施設として木造2階建てのA棟(仮称、同約1398平方メートル、駅南口側=大綱橋側)とB棟(仮称、約1203平方メートル、駅北口側=日吉側)の建築を来月(2025年)5月から始める予定です。

“木造モール”の全体外観パース(東急など3社のニュースリリースより)

この2階建ての木造商業施設2棟は、古民家と調和させるため、深い軒下空間や連続する木の柱など、伝統的建築要素を取り入れているのが特徴。内外装に木材を多く使用するなど自然の温かみと木の風合いを感じられる建物にするといいます。

木造商業施設の外観パース(東急など3社のニュースリリースより)

また、建物の1階には店舗前に商品やベンチなどを配置できるスペースを設け、建物内外を融合させる“縁側”のような空間を演出していく考え。関係者によると、テナントスペースは2棟で計20程度となる見通し。

新綱島スクエアや新水ビル(写真左側)と古民家「池谷家住宅」、今回のプロジェクトは古民家周辺の約7757平方メートルにおよぶ敷地を活用する(2025年3月)

現時点では「2026年度下期」に竣工・開業する計画とし、来年(2026年)秋から冬をメドに建物を完成させ、店舗を順次開業していくことを目指すとのことです。

【関連記事】

<新綱島駅>バス乗場の横に「商業施設」、木造2階建て20テナント規模(2024年12月9日)

<新綱島駅前>古民家「池谷家住宅」の維持・活用へ市が指定、店舗改修を想定(2024年11月21日)

【参考リンク】

「(仮称)池谷家古民家周辺不動産活用プロジェクト」木造商業施設の新築工事に着手!~新綱島駅前に2026年度下期開業予定(2025年4月28日、東急株式会社、住友林業株式会社、株式会社再生建築研究所)

新綱島駅近く「池谷家古民家」の場所(グーグルマップ)


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