綱島「東京園」跡に3階建てテナントビル、2027年春には隣地で温泉銭湯も開業へ | 横浜日吉新聞

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新綱島駅の地上部がより賑やかになりそうです。

新綱島駅の建設にともない2015(平成27)年5月から無期限休業となっている温泉施設「東京園」の跡地再開発が進んでおり、今年(2026年)5月ごろまでに3階建て商業テナントビルがオープンするとともに、来年(2027年)春には地下から湧き出す黒湯を使った“温泉銭湯”の開店も計画されています。

東京園の跡地で建設が進む3階建てテナントビルの1階には「マツモトキヨシ」が出店を計画(2月3日)

東京園を運営する中村興業株式会社(綱島東1)によると、現在建設中の3階建てテナントビルは旭化成系の企業が運営し、5月ごろまでにオープンを予定。

テナントスペース7区画のうち、1階には大手ドラッグストア「マツモトキヨシ」が出店し、他のフロアには医療機関やフィットネス関連事業者などの入居が見込まれているといいます。

一方、新水ビル寄りの隣接地は、地下100メートルから湧出する温泉成分を含んだ黒湯を使う銭湯施設(2階建て)とし、来年春ごろまでに中村興業が新たに建設。

新水ビル寄りには黒湯の銭湯として2階建ての“新たな東京園”が建設され、コイン式駐車場も整備する予定。地面の右寄りには地下100メートルまで掘られたという井戸も見える(2月3日)

“スーパー銭湯”などと呼ばれる温浴施設とはせず、生活インフラである銭湯として営業する考えで、神奈川県内の共通料金(現在は大人550円、6~12歳220円、6歳未満100円)で入浴できる施設とする計画です。

同社専務取締役の中村忠治さんは、「東京園を再開するにあたって“黒湯で銭湯”という点は妥協できない部分でした」といい、建物の2階にはかつての東京園を思い起こさせる50畳ほどの畳敷き休憩スペースも設置。

「建物の規模は以前の東京園より小さくなるため、かつてあったような舞台やカラオケを置くことは難しいのですが、飲食物を自由に持ち込める場にできればと考えています」(同)。また、銭湯ながら露天風呂スペースやサウナ設備も設けるといいます。

以前の東京園にあった休憩スペース(写真)ほど広くは取れないものの、新たな東京園でも畳のスペースが設けられる予定(2012年8月、東京園で)

このほど始まった工事が順調に進めば、来年春ごろには“新・東京園”が約12年ぶりに再開する運びで、近年の綱島温泉を象徴した施設の復活は、地元内外で大きな注目を集めそうです。

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【参考リンク】

3階建てテナントビルや2階建て銭湯施設(東京園)が建設される新綱島駅(地上部)の位置(グーグルマップ)


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