寒さ厳しい「冬」だからこそ、“日吉発”のオンラインラジオ体操を自宅で楽しみませんか。
神奈川県と慶應義塾大学は、年末の(2021年)12月27日(月)から29日(水)までと、新年(2022年)1月4日(火)から6日(木)までの計6日間、各日6時30分から50分まで(20分間)の早朝時間帯に「オンラインラジオ体操2021-2022冬」をおこないます。
2009(平成21)年度からスタートした「大学発・事業提案制度」で選ばれた「慶應スポーツ(KEIO SPORTS)SDGs※」(※エズ・ディー・ジーズ=持続可能な開発目標)の一環により初実施。
“高度な専門性”を有する大学とより幅広い分野で連携強化を図ることにより、多様化・複雑化する県政の課題を解決することを目的として同制度はスタート、県内に所在する68の大学(短期大学、大学院大学を含む)から県政に関わる事業提案を募集、今回のプランが審査により選ばれたことにより、県と大学が協働で事業をおこなっているといいます。
「コロナ禍、また寒さ厳しい“冬”だからこそ、オンラインでラジオ体操を楽しんでもらえたらと企画しました」と、今回のプランを企画した同大学スポーツ医学研究センター・同大学院健康マネジメント研究科の小熊(おぐま)祐子准教授。
横浜市港北区が、同大学院システムデザイン・マネジメント研究科(SDM研究科)と実施した今夏(8月中の10日間)の「オンラインラジオ体操」の開催時には、「早起きする習慣につながり、規則正しい生活ができた」、「生活リズムが生まれ、家族が元気に過ごすことができた」といった、“好意的”な反響が多く寄せられたといいます。
開催方法は、オンライン会議システム「Zoom(ズーム)」または動画共有サイト「YouTube(ユーチューブ)」での閲覧による参加でいずれも無料(通信費は参加者負担)。
Zoomでの参加分は先着400人までの事前申込制(先着順)ですが、YouTubeでの参加は申し込み不要で閲覧参加できることもあり、「YouTubeは人数制限もありませんので、ぜひ多くご参加いただければ」と小熊准教授。
冬時期に食生活がつい乱れがちになることも考慮し、「大学卒業の管理栄養士も招いて、食事や栄養バランスについても学べる時間も設定しました」(小熊准教授)と、健康的な身体づくりにもつながるコーナーや、毎日の健康記録に役立てることができる県のアプリ「マイME-BYO(未病)カルテ」のキャンペーンも予定しているとのこと。
同じく主催者の一般社団法人慶應ラグビー倶楽部理事・大学ラグビー部ゼネラルマネージャーで、今年12月から慶應高校ラグビー部監督に就任した和田康二さんは、「来年1月からスタートする日本ラグビーの最高峰・リーグワン(LEAGUE ONE)で注目の『横浜キヤノンイーグルス』もゲスト参加予定です。ご期待ください」と、慶應ラグビー部らしい“つながり”を活かしながら、今回のオンラインラジオ体操に臨む考えです。
なお、「港北区オンラインラジオ体操」でも好評を博してきたクイズやひらがなラリー、オリジナル体操やスポーツなどのミニ講座、ゲストトークなども予定されているとのことで、「県下に広がる」スポーツを通じた交流の輪を“盛りだくさん”の内容で楽しむことができそうです。
(※)この記事は「横浜日吉新聞」「新横浜新聞~しんよこ新聞」の共通記事です
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【参考リンク】
・「オンラインラジオ体操2021-2022冬」特設サイト ※ カード(ひらがなラリー用紙)PDFのダウンロードへのリンクも
・神奈川オンラインラジオ体操2021-2022冬(Peatixのサイト)※Zoom参加の申込先