下田町のミニストップ跡に小型食品スーパー、「空白地帯」に歓迎の声 | 横浜日吉新聞

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下田町のスーパー空白地区に新店がオープン地域住民から歓迎の声が上がっています。

「スーパー空白」エリアの下田町4丁目のサンヴァリエ日吉に12月16日朝オープンした「生鮮館おーちゃん」。後ろはサンヴァリエの16号棟。店名は今野社長の孫の呼び名から命名したという

「スーパー空白」エリアの下田町4丁目のサンヴァリエ日吉に12月16日朝オープンした「生鮮館おーちゃん」。後ろはサンヴァリエの16号棟。店名は今野社長の孫の呼び名から命名したという

横浜市立下田小学校向かい、サンヴァリエ日吉内の下田町4丁目に2019年5月まで営業していた「ミニストップ サンヴァリエ日吉店」跡に、先週(2021年)12月16日(木)朝、「生鮮館おーちゃん」がオープン。※2022年5月12日追記:5月5日に閉店しました(記事の最下部の「店頭貼り紙」写真をご参照ください)

地域に約1万5千枚配布されたというチラシなどで情報を得た約30人が列を作ったことから、10時の開店時間を待たずにオープン。開店後も一時は入場制限をおこなうなどのにぎわいが見られました。

小型の食品スーパーとして、肉や魚、野菜や果物、日配品や惣菜(そうざい)なども扱う同店は、綱島西2丁目に本社を構える株式会社MKフーズ(今野真社長)が経営。

オープン日には長蛇の列で一時入場制限も。スーパーながえ時代と同じ音楽「呼び込み君」が流れていた

オープン日には長蛇の列で一時入場制限も。スーパーながえ時代と同じ音楽「呼び込み君」が流れていた

今年9月に閉店した日吉駅前の食品スーパー「フレッシュマートながえ」(日吉本町1)内で精肉部門を担当していた同社が「生鮮館おーちゃん」の運営を担うことになり、鮮魚や青果部門も移転しての出店が決定。ながえ時代のスタッフ10数名が新店でも勤務することになったといいます。

店舗の広さは約40坪(約132平方メートル)と、ミニストップ時代のサイズ感のつくりとなっていますが、同社の強みである食肉や鮮魚、青果のほか、惣菜部門においてもながえ時代のスタッフが一部担当しているといい、「オリジナルの惣菜も新たに生み出していければ」と、店長に就任した港北区内在住の田井健一さん

惣菜などにも新店舗らしい「工夫」をしていきたいという

惣菜などにも新店舗らしい「工夫」をしていきたいという

「地域に根差したスーパーマーケットとして、周辺にお住まいの皆様のご要望にお応えしていくことができれば」と、田井さんは、新店らしい“チャレンジ”をおこなっていきたいとの想いを熱く語ります。

下田町内では、2016(平成28)年6月にスーパー「サミット日吉店」が閉店して以降、同店跡に近いまいばすけっと下田町6丁目店(下田町6)や、東急バス「駒が橋」バス停にも近いドラッグストア「クリエイトSD港北下田町店」(下田町4)などに生鮮品購入の場は限られていました。

坂があるので助かる」(70代女性)や、「ながえ時代も愛用していたのでうれしい」(40代女性)という声があがる一方、「住民の特性を理解し、日々必要と思える商品を今後より扱ってもらえれば」(60代男性)と“地元目線”での期待感も寄せられるなど、これからの同店の店舗運営に大きな注目が集まることになりそうです。

青果(手前)は開店初日(12月16日)らしく棚に少しずつ入荷していた。チルド品の販売(奥)も「ながえ」時代を思い起させる

青果(手前)は開店初日(12月16日)らしく棚に少しずつ入荷していた。チルド品の販売(奥)も「ながえ」時代を思い起させる

なお、同店の営業時間は当面は10時から21時まで、定休日は未定。年末は大晦日の12月31日(金)まで営業、年始は現時点で(2022年)1月1日(土・祝)から1月3日(月)までは休業予定とのことです。

)この記事の記載内容につきましては、複数の読者の方からの情報提供をいただきました。ありがとうございます。

【2022年5月12日追記】

運営会社により「閉店のお知らせ」が掲示されていました

運営会社により「閉店のお知らせ」が掲示されていました

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【参考リンク】

株式会社MKフーズ公式サイト

「生鮮館おーちゃん」の場所(グーグルマップ)※ミニストップ サンヴァリエ日吉店時代の情報


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