七夕の伝統継ぐ「綱島サマーフェス」が秋開催へ、30回区切りに“暑さ対策”で | 横浜日吉新聞

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綱島の夏の風物詩「秋の一大イベント」として生まれ変わることになりました。

毎年、夏・七夕の季節を中心に行われてきた綱島商店街連合会・同実行委員会主催による「つなしまサマーフェスティバル」

前身の「七夕まつり」から通算すると半世紀近くにわたり綱島の“夏の風物詩”といわれてきた「サマーフェスティバル」が、「つなしまオータムフェスティバル」として生まれ変わることになった(2022年7月の前回開催時)

前身の「七夕まつり」から通算すると半世紀近くにわたり綱島の“夏の風物詩”といわれてきた「サマーフェスティバル」が、「つなしまオータムフェスティバル」として生まれ変わることになった(2022年7月の前回開催時)

ここ数年、猛暑の炎天下の中での開催となったため、参加児童・生徒と観客、スタッフの体調の安全を考慮し、今年は秋開催とすること、名称も「つなしまオータムフェスティバル」への変更が決定。

今秋(2023年)10月21日(土)と22(日)の2日間開催される予定です。

同フェスティバルは、1975(昭和50)年から始まった“綱島七夕祭り”を源流としており、1992(平成4)年からは「サマーフェスティバル」として生まれ変わり、その歴史をつないできました。

“七夕祭り”時代から通算すると、半世紀近くもの綱島の「夏の風物詩」としての役割を担ってきた同フェスティバルの「秋」への移行。

運営側も「暑さ対策」には力を入れてきたが・・・(同)

運営側も「暑さ対策」には力を入れてきたが・・・(同)

「新型コロナウイルス禍」の影響を受け、2020年にはイベント自体は実施できず、クーポンやチラシなどを配布し秋にセールを実施。2021年はオンラインでのアトラクションとしての開催となり、昨年(2022年)には3年ぶりに「30回記念」開催として同イベントを実施していました。

大屋智久(のりひさ)実行委員長(綱島一番会会長)は、「昨年3年ぶりの開催を終えた際、暑さによる厳しさを感じました」と、昨年の実施で“暑さ”を痛感したことも、秋に開催する理由になったと説明します。

元々は神奈川県警による「こども110番」のアピールのため子どもたちに参加してもらったという。街を彩るはずの磁器タイルが逆に子どもたちに暑さをもたらすことになってしまっていた(同)

元々は神奈川県警による「こども110番」のアピールのため子どもたちに参加してもらったという。街を彩るはずの磁器タイルが逆に子どもたちに暑さをもたらすことになってしまっていた(同)

同商店街の中森伸明会長も、「子どもや女性、高齢者など、地域住民を守るボランティア活動『子ども110番の家』のPRということで、子どもたちにもイベントに参加してもらっていたのですが、年々厳しい暑さを感じてきました」と、会場となるパデュ中央広場に敷かれた磁器タイルから熱が逃げにくいことも問題視されていたと語ります。

前回で記念すべき30周年となる「30回」を無事に迎えられたことも節目になったといい、秋に向けて、季節に合わせた新たな企画を盛り込むことなどについても検討しているとのこと。

サマーフェスティバルに関連し夏に実施されてきた綱島駅前の「夜店」大売出し(セール)に行われる予定とのことで、時季の変更とともに生まれかわる新たな「秋フェス」の動向に大きな注目が集まることになりそうです。

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50周年迎える「綱島一番会」で新体制、新会長は寝具店経営の大屋さん(2022年11月29日)※実行委員会の中核を成す「綱島一番会」の会長変更も秋移行への契機に

“七夕まつり”が源流のサマーフェス、まちづくり担う「綱島一番会」が企画に奔走(2019年6月14日)※「つなしまサマーフェスティバル」の前身となる“七夕まつり”について

【参考リンク】

【イベントスケジュール】2023年(令和5年)イベントの開催が決定したものを一覧で掲載します(綱島もるねっと)

「子ども110番の家」(神奈川県警察本部生活安全総務課)


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