【法人サポーター会員による提供記事です】綱島商店街に「新しい風」――新会長就任や創立50周年キックオフで街を“おおらかに”盛り上げます。
綱島商店街の若手メンバーからなる「綱島一番会」では、先月(2022年)10月から新会長に株式会社丸大寝具店(綱島西4)社長の大屋智久(のりひさ)さんが就任。
2019年10月から会長を務めてきた有限会社青柳(綱島西1)社長の猿渡功さんから、その任をバトンタッチ。新たな未来に向けてのスタートを切っています。
大屋智久さんは綱島生まれ・育ち。祖父の大屋英憲(えいけん)さんは山梨県出身で、戦前に横浜市南区南吉田町へ。
「祖父が布団屋で大成功したといいますが、第二次世界大戦(太平洋戦争)時に空襲でお店が焼けてしまったと聞いています」と、そのルーツについて語ります。
父で初代の故・大屋章光(あきみつ)さんが、今からちょうど60年前の1962(昭和37)年に、バス通り(子母口綱島線)沿いにある綱島西の現在地に店舗を構えたことから、ふとん専門店「まるだい寝具店」の歴史がスタート。
1993(平成5)年に智久さんが二代目社長に就任してから今年で30周年、現在は三代目の大屋龍介さんとともに、創業してから60周年もの歳月を重ねつつ、日々の事業を継承しています。
PTA会長や保護司として地域貢献も
地域では、2003(平成15)年から2004(同16)年まで横浜市立綱島小学校(綱島西3)のPTA会長として活躍。
2005(同17)年から犯罪を起こした成人や青少年の立ち直りを支援する保護司としても、港北保護司会綱島大樽地区に所属し活動しています。
丸大寝具店としては、かねてより綱島商店街協同組合や、「綱島小学校入口」交差点以西の子母口綱島線沿いをエリアとする「綱島にこにこ会」に所属。
綱島一番会には2006(同18)年に入会し、それぞれの活動を通じたつながりや経験を生かしながら、綱島地区の発展や地域活性化に寄与してきました。
「綱島一番会」は50周年“記念イヤー”に
1973(昭和48)年に設立された「綱島一番会」の歴史は、来年(2023年)に50周年を迎えます。
「50周年は大きな節目。実行委員会を立ち上げ、恒例となった周年行事の“記念イヤー”として、周年より1年後の2024年に事業をおこない盛り上げていく予定です」と前会長の猿渡さん。
同会メンバーが実行委員会の中核を担い運営する、綱島の夏を彩る恒例イベント「つなしまサマーフェスティバル」(7月2日・3日開催)も、今年で30回目を数えるという大きな節目に。
前身の「綱島七夕祭り」から通算すると、綱島諏訪神社の例大祭や相撲大会などを除き、綱島の街で最も長い歴史と実施回数のイベントとして継承してきたことも、綱島一番会の“役割の大きさ”を表しているとも言われています。
大屋さんは、「前会長の猿渡さん、一番会を創設した猿渡さんの父で故・猿渡茂さんも、元綱島小学校のPTA会長で、その活躍する姿を見ていました」と、自身もPTA会長として活躍する中、地域ぐるみでの子育てや、商店街と子どもたちをつなぐ、サマーフェスのような活動の大切さを今後も継承していきたいとの想いを語ります。
11月の総会で「大屋新体制」がスタート
11月20日夜におこなわれた「綱島一番会」の総会で、役員改選や、特別委員会としての「創立50周年記念実行委員会」の立ち上げが正式に決定。
総会の出席者からは、元PTA会長としての実績や、事業として寝具を取り扱う大屋会長のイメージからか、「人柄がおおらか」という声や、「人々を包み込む優しさがある」といった声も聞かれるなど、新会長や新体制への期待感も寄せられていました。
過去の周年事業では、記念誌を制作し、綱島の街や商店街の歴史を後世に継承していく取り組みもおこなってきており、東急新横浜線の開業を来年(2023年)3月に控える綱島の街の存在感を、より高めていくことにつながりそうです。
【関連記事】
・綱島サマーフェス「大売出し」は6月25日(土)から、イベント準備も大詰めに(2022年6月22日)
・“七夕まつり”が源流のサマーフェス、まちづくり担う「綱島一番会」が企画に奔走(2019年6月14日)
・<レポート>街ぐるみの歴史重ねた綱島小が70周年、記念式典で感動分かちあう(2020年11月5日)※ 猿渡前会長、大屋新会長は元PTA会長
・“薬物はダメ”をどう伝える?薬剤師が学校で教える「くすりと薬物の話」(2020年2月25日)※ 大屋新会長は保護司としてイベントを主催。登壇したすみれ薬局の市川浩さんも「綱島一番会」に参加
【参考リンク】
・about TSUNASHIMA – 綱島商店街のご紹介(綱島もるねっと)
(法人サポーター会員:綱島商店街・綱島一番会提供)