<2023年公示地価>綱島東1・4や日吉3、綱島西5丁目で4%超の上昇、箕輪町も堅調 | 横浜日吉新聞

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綱島東4丁目、大倉山3丁目、日吉3丁目、綱島西5丁目、綱島東1丁目、箕輪町3丁目で上昇率が4%を超えています。

今年(2023年)1月1日現在の地価を国が調査した「公示地価」が今月3月22日に発表されました。

横浜市の平均変動率は1.5%で前年の0.8%から上昇。港北区の住宅地における45地点の平均変動率は2.6%(前年1.6%)で31万9000円、商業地13地点の平均変動率は2.8%(前年1.2%)の71万400円でした。

港北区内の「住宅地」「商業地」「工業地」の2023(令和5)年公示地価一覧。※印の地点は「基準地価」(毎年7月1日時点の地価調査)と同一地点(県資料を加工)

相鉄・東急直通線の開業効果が期待できる駅の周辺地域は、需要が堅調で、上昇が継続している」と神奈川県政策局が指摘するように、新綱島駅の徒歩圏となる綱島東4丁目や綱島西5丁目、綱島東1丁目で堅調ぶりを見せます。

特に綱島東4丁目は2020年の調査時以来となる5%台の上昇率となり、1平方メートルあたりの価格も40万円を超えました。

日吉駅エリアでは慶應義塾大学の矢上キャンパスに近い日吉3丁目や、古くから住宅地だった箕輪町3丁目の2カ所が4%台の上昇率。

日吉3丁目には慶應理工学部の矢上キャンパスがあり、理工学部生は4年間に渡って日吉と矢上キャンパスへ通う学生が多いため、付近には学生向けのアパートも目立つ(イメージ)

日吉3丁目は「港北区内でも人気の高い日吉駅徒歩圏の住宅地」(鑑定評価書)で、箕輪町3丁目も「交通利便性が良好な住宅地域」(同)との評価です。

一方、県内で3番目に高い地価で、“高級住宅地”として知られる日吉本町1丁目は前年同様の1.6%の上昇にとどまりました。

港北区内で上昇率が高かった住宅地は次の通りです。

港北区内で上昇率が高かった住宅地

)価格は1平方メートルあたり。住所部分からグーグルマップにリンク。住所横のカッコ内(港北●)は標準地番号


日吉駅前の商業地が5.5%の上昇

一方、商業地では、日吉駅前の中央通りにある5階建て商業ビル「日吉本町1丁目2-2」が新型コロナウイルス禍の影響を受けた一昨年にゼロ成長となっていましたが、前年は1.9%の上昇となり、今年は5.5%上がりました。

日吉駅前の中央通り沿いのビルは今年5.5%の上昇となった(イメージ)

綱島駅西口のりそな銀行に近い5階建て商業ビル「綱島西1丁目1-3」は4.3%の上昇となり、こちらも前年の3.0%を上回っています。

また、高田東4丁目の高田住宅前バス停に近い医療機関の3階建てビル「高田東4丁目2-16」では前年の1.9%を上回る4.0%の上昇を記録しました。

港北区内で上昇率が高かった商業地

)価格は1平方メートルあたり。住所部分からグーグルマップにリンク。住所横のカッコ内(港北●-●)は標準地番号

)南部エリアの情報は「新横浜新聞~しんよこ新聞」に掲載しています

【関連記事】

・【昨年7月時点の地価】<2022年の基準地価>綱島西3・5丁目や日吉3丁目で高い上昇率(2022年9月26日)

・【前年記事】<2022年の公示地価>綱島東の住宅地が高い上昇率、西口駅前の商業地も(2022年3月24日)

【参考リンク】

標準地・基準地検索システム(港北区内分)※「検索」を押せば一覧が表示される

令和5年地価公示(神奈川県分)について(神奈川県政策局)


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