<2019年公示地価>綱島東4は市内トップの上昇率を維持、日吉本町1も上昇 | 横浜日吉新聞

横浜日吉新聞

地価上昇が続く綱島東4丁目は、神奈川県内トップの座からは落ちたものの、横浜市内で1位の上昇率は維持しました。今年(2019年)1月1日現在の地価を示す指標として、国(国土交通省)が調査した「公示地価」がこのほど発表され、昨年から高い上昇率を見せていた綱島東4丁目は前年と比べて0.5ポイント減でした。

綱島SST裏手のマンションが綱島東4丁目の調査地点となっている(調査地点付近)

2019(平成31)年の公示地価で、港北区内における住宅地の調査地点は45カ所あり、綱島SST(Tsunashimaサスティナブル・スマートタウン)近くの調査地点である「綱島東4丁目6番地8号(マンション)」が1平方メートルあたり35万8000円で前年より6.9%上昇し、区内トップの上昇率。横浜市内の調査地点495カ所で見ても上昇率1位となりました。

国が発表した鑑定評価書によると、綱島東4丁目6番地8号は「付近の商業施設の開業や今後の新線開業を控え、堅調な需要が見込まれる。工場跡地等の大規模地が供給されれば依然マンション用地としての需要が見込まれ、引き続き地価は強含みで推移するものと予測される」(鑑定評価書)と評価しています。

また、中区山手に次いで市内で2番目に地価が高い日吉本町1丁目5番10号(一戸建て)」は、前年より5.1%上昇し、1平方メートルあたり57万6000円で、地価価格は神奈川県内で見ても中区山手、川崎市中原区小杉町2丁目に次ぎ3位の位置を維持しました。

港北区内で上昇率が高かった地点(住宅地)のベスト5は以下の通り。

  1. 綱島東4丁目6-8(マンション):358,000円/平米・上昇率+6.9%(前年+7.4%)※上昇率は横浜市1位、神奈川県内7位
  2. 日吉本町1丁目5-10(一戸建て):576,000円/平米・上昇率+5.1%(前年+5.0%)
  3. 大倉山3丁目37-5(一戸建て):402,000円/平米・上昇率+3.6%(前年新規)
  4. 綱島東1丁目16-18(一戸建て):331,000円/平米・上昇率+3.4%(前年+3.2%)
  5. 錦が丘26-2(一戸建て):382,000円/平米・上昇率+3.2%(前年+2.8%)

(※)港北区平均:296,600円/平米・上昇率+1.9%(前年+1.6%)

港北区の宅地価格一覧(上昇率順)
住宅地の住所 2019年価格 上昇率
綱島東4-6-8 358,000 6.9
日吉本町1-5-10 576,000 5.1
大倉山3-37-5 402,000 3.6
綱島東1-16-18 331,000 3.4
日吉1-7-44 364,000 3.1
篠原北2-6-2 395,000 2.9
菊名6-26-4 330,000 2.5
綱島西1-16-17 390,000 2.4
菊名2-10-9 338,000 2.1
高田東3-15-19 293,000 2.1
綱島東5-17-10 257,000 2.0
篠原町字飯倉谷1487番55 262,000 1.9
大曽根3-19-16 277,000 1.8
篠原東3-9-3 331,000 1.8
日吉本町3-36-6 299,000 1.7
日吉5-21-23 296,000 1.7
仲手原2-29-28 320,000 1.6
篠原町字会下谷1074番29 262,000 1.6
師岡町字表谷戸1061番3 262,000 1.6
下田町5-18-15 274,000 1.5
師岡町字南谷戸339番28 268,000 1.5
新吉田東2-18-13 268,000 1.5
日吉本町5-42-13 276,000 1.5
大曽根2-6-7 300,000 1.4
岸根町字山王山487番12 242,000 1.3
新吉田東4-6-8 245,000 1.2
大曽根台20-4 260,000 1.2
樽町4-11-53 233,000 0.9
鳥山町字五反町798番5 229,000 0.9
新吉田東8-13-1 258,000 0.8
新吉田東5-20-5 275,000 0.7
篠原西町10-38 346,000 0.6
高田西5-14-21 243,000 0.4
小机町字打越1370番43 210,000 0.0
小机町字伊勢原378番16 179,000 0.0
新吉田町字宮ノ原3415番22 198,000 0.0
▼ 新規の調査地点
綱島西5-5-4 290,000
下田町3-25-19 280,000
日吉3-11-2 320,000

このほかの調査地点については、「平成31年地価公示のあらまし(横浜市分)」のPDFファイル(港北区分はp25~p27)または、国土交通省の「標準地・基準地検索システム(港北区内分)」をご覧ください。

【関連記事】

<2019年公示地価>新横浜の「商業地」価格が急上昇、相鉄直通線も後押し(2019年3月25日、新横浜新聞~しんよこ新聞、「商業地」のランキングに日吉と綱島駅前も)

<2018年公示地価>綱島SST周辺の宅地が県内トップの上昇率、日吉本町1も堅調(2018年3月29日、昨年の記事)

2017年も綱島東で地価上昇、SST周辺が駅近を逆転、日吉本町1は変わらず県内3位(2017年03月23日、綱島東4は2017年に駅近くの綱島東1の地価を抜いた)

【参考リンク】

平成31年地価公示(神奈川県分)

平成31年「地価公示のあらまし(横浜市分)」PDF、港北区はp25~p27)

標準地・基準地検索システム(港北区内分)


カテゴリ別記事一覧