<2020年公示地価>日吉本町1と綱島東4は堅調、新駅期待の綱島東1が上昇 | 横浜日吉新聞

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綱島西5丁目付近

日吉本町1丁目や綱島東4丁目が堅調な上昇率を見せ、綱島東1丁目は4%台の上昇となりました。

日吉本町1丁目の住宅街

今年(2020年)1月1日現在の地価を示す指標として、国が調査した「公示地価」がこのほど発表され、日吉駅前の住宅地である日吉本町1丁目と、綱島SST(サスティナブル・スマートタウン)などの再開発が活発な綱島東4丁目が5%台の地価上昇率を維持しています。

前年まで2年連続で地価が7%近く上がり、神奈川県内や横浜市内での上昇率上位に食い込んでいた「綱島東4丁目6-8(マンション)」は今年、前年比1.9ポイント減の5%の上昇率にとどまりました。

綱島東4丁目の綱島SST(サスティナブル・スマートタウン)

一方、中区山手に次いで市内で2番目に地価の高い「日吉本町1丁目5番10号(一戸建て)」5.2%(前年5.1%)上昇し、1平方メートルあたり60万600円と60万円台に達し、地価は神奈川県内で見ても中区山手、川崎市中原区小杉町2丁目に次ぎ3位の位置を維持しました。

至近で東急新横浜線(相鉄・東急直通線)の新駅工事が行われている「綱島東1丁目16-18(一戸建て)」は、前年より0.8ポイント増となる4.2%の上昇率

港北区の住宅地における2020(令和2)年1月1日現在の公示地価(県の発表資料より)

昨年から調査対象地となった慶應義塾大学矢上キャンパス近くの「日吉3丁目11-2(一戸建て)」では今年、3.8%の上昇を見せました。

同じく昨年から調査対象に加えられた「綱島西5丁目5-4(一戸建て)」は、住所は綱島ながら、高田東1丁目や日吉本町4丁目に至近で、高田駅へも日吉本町駅へも徒歩10分ほどという位置にある住宅街。3.4%の上昇率で1平方メートルあたりの価格は30万円台にのせました。

以下、港北区内で調査対象となった45地点のうち、3%以上の上昇率となっていた調査地点を紹介します。

■ 港北区内で3%以上の上昇地点(住宅地:45地点中)

  • 日吉本町1丁目5-10(一戸建て):60万6000円/平米・上昇率+5.2%(前年+5.1%)【鑑定評価書
  • 綱島東4丁目6-8(マンション):37万6000円/平米・上昇率+5.0%(前年+6.9%)【鑑定評価書
  • 綱島東1丁目16-18(一戸建て):34万5000円/平米・上昇率+4.2%(前年+3.4%)【鑑定評価書
  • 日吉3丁目11-2(一戸建て):33万2000円/平米・上昇率+3.8%(前年新規)【鑑定評価書
  • 大倉山3丁目37-5(一戸建て):41万7000円/平米・上昇率+3.7%(前年+3.6%)【鑑定評価書
  • 綱島西5丁目5-4(一戸建て):30万0000円/平米・上昇率+3.4%(前年新規)【鑑定評価書
  • 日吉1丁目7-44(一戸建て):37万6000円/平米・上昇率+3.3%(前年+3.1%)【鑑定評価書
  • 錦が丘26-2(一戸建て):39万4000円/平米・上昇率+3.1%(前年+3.2%)【鑑定評価書
  • 港北区の住宅地平均: 30万3600円/平米・上昇率+2.0%(前年+1.9%)

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<2019年公示地価>綱島東4は市内トップの上昇率を維持、日吉本町1も上昇(2019年3月25日)

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<2020年公示地価>新横浜駅前が県内3位の上昇率、アリーナ通りも100万円台(新横浜新聞~しんよこ新聞、2020年3月20日、区内の商業地ベスト5には日吉と綱島駅前も)

【参考リンク】

令和2年地価公示(神奈川県分)

標準地・基準地検索システム(港北区内分)※検索ボタンを押せば一覧表示される


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