<港北区>人と地域がつながる街に、2022年度の「運営方針」を発表 | 横浜日吉新聞

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活気にあふれ、人が、地域がつながる「ふるさと港北」へ――。港北区は2022年度の運営方針をこのほど公表し、“新型コロナウイルス後”を見据えて従来の活動を再開することや、新しい時代に対応した地域支援などを基本施策としています。

「令和4(2022年)年度 港北区 運営方針」では、これまでの「活気にあふれ、人が、地域がつながる『ふるさと港北』へ」の目標を引き続き掲げる(区のサイトより)

区の基本目標として、「活気にあふれ、人が、地域がつながる『ふるさと港北』~区民の皆様の安全・安心を守り、ともに歩む区政」を掲げ、「安全に、安心して暮らせる」、「地域で支えあう福祉・保健」、「活気にあふれる」という3つの柱によるまちづくり施策を行う方針です。

また、従来から区が重視している区民との「協働」については、引き続き区職員が“地区担当制”を敷き、各担当者が地域ごとに課題を把握するとともに、自治会・町内会や商店街、NPO団体、企業などとのつながりをさらに深めていくとしています。

今年度から新たに始める具体的な取り組みでは、“安全、安心”の面で「まるごとまちごとハザードマップ」と題し、まずは2つのエリアを対象として電柱に「想定浸水深看板」を設置することで視覚的に危険な場所の啓発を行っていく予定。

港北区庁舎(右)と港北公会堂

“福祉・保健”の分野では、新たな公民連携手法である「ソーシャル・インパクト・ボンド」(SIB)のモデル事業として2020年9月から民間企業や大学などと市と区が取り組んでいた「オンライン母子保健相談」について、「検証の結果、産後うつ高リスク者の減少が認められた」(横浜市政策局)として、正式にサービスを始めます。

このほか福祉・保健分野では、「港北区版寄り添い型生活支援」と題し、不登校となっている児童に対し、支援専門員が個別に訪問する形で生活面から支援を行う取り組みを開始します。

2022年度に区内で行われる主な事業は「広報よこはま港北区版」の5月号に一覧で掲載されている(同PDF版より)

一方、“活気にあふれるまちづくり”の面では、日吉駅前に図書取次所「日吉の本だな」が今年1月に開設されたことをうけ、地域交流や読書活動の推進に注力。

また、新綱島駅前で2023年度下期(10月~2024年3月)に開館する「港北区区民文化センター」(綱島東1)の整備に向けては、引き続き準備を進めていくとしています。

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【参考リンク】

令和4年度 港北区運営方針(港北区)

令和4年度 港北区予算(港北区)


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