鮮度にこだわる野菜や肉・魚、全国各地で探し求めた逸品で、“買い物の楽しさ”を日々伝えていく店舗となりそうです。
新綱島駅前の新商業施設「Pit Terrace(ピットテラス)新綱島」(綱島東1)に、きのう(2024年)4月30日(火)、食品スーパー「OONOYA(大野屋)新綱島店」がオープン。

食品スーパー「OONOYA(大野屋)新綱島店」の開店を待つ「Pit Terrace(ピットテラス)新綱島」。4月26日(金)にはダイソーが2階にオープン。東急ゴルフスクールも4月30日(火)に同日正式オープンとなった
綱島、日吉、樽町、高田地区などからの約50人が来店し開店の瞬間を共有しました。
「ピットテラス」最後のテナントとしてのオープンを迎えた「大野屋」は、川崎市中原区の武蔵小杉で1936(昭和11)年に創業した老舗。

建築設計を手掛けた有限会社クラフディン(山梨県昭和町)の大久保仁史さん(右)も激励に。デザインを手掛けた株式会社プログレスデザイン東京分室長(東京都港区)の根本薫一さんとともに大野さんの思いを木目調の店舗に体現させたという
1957(昭和32)年に開店した小杉店(中原区小杉町3)、1983(昭和58)年にブレーメン通りで開店した元住吉店(中原区木月1)は、日吉・綱島近郊などからも知られる“地域のスーパーマーケット”としての人気を博してきました。
オープンに際し、「地域の皆様にと約2万枚のチラシを配布しました」と語るのは、同店を経営する株式会社大寿(だいじゅ、中原区井田杉山町)の4代目社長・大野孝将(たかまさ)さん。
1980(昭和55)年に地元・中原区に生まれ、日本大学法学部を卒業後、来年創業100年を迎える老舗企業の中島水産株式会社(東京都中央区)に就職、大手百貨店内の店舗で約3年半勤務した後、大寿に入社。
2016(平成28)年から社長に就任し、2017(同29)年には元住吉店、2022年11月には小杉店もリニューアル。元住吉店では、惣菜売場をなくす代わりに「産直野菜やこだわりの調味料の品ぞろえを充実」させることでの経営転換を図り、新規顧客が5割増えるという結果を得られたと説明します。
新綱島店でも、「既存店同様に品質にこだわり、食べて美味しく、体に優しい食材を吟味した食品をセレクトしています」と、店舗のコンセプトについて語る大野さん。
「新綱島という新しい街とともに、地域と住民の皆様に“寄り添った”お店作りをしていきたい」と、野菜や鮮魚、精肉のプロフェッショナルが仕入れや商品の提供を行う同店での“買い物の楽しさ”を日々感じてもらいたいとの想いを熱く語っていました。

「お酒類の品ぞろえにも力を入れています」と大野さん。特に北側(道路側)の棚は背を低くして手に取りやすいレイアウトを展開。「島根県産のお酒を現在特集しています」と、酒類へのこだわりについても熱く語っていた
なお、同社は「武蔵小杉東急スクエア」(中原区小杉町3)や桜木町駅前「コレットマーレ」(中区)など3つの商業施設内で、生鮮品を除いたグロサリー専門店「大野屋商店」も展開しています。
いずれの店舗でも、「大野屋ならではの特別感」を感じられる商品と出会い、買い物を日々楽しめることを期待したいところです。
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【参考リンク】
・スーパーOONOYA(大野屋)(武蔵小杉や元住吉などに展開)※今後は月1回のチラシ配布などでイベントや販促品の案内を行う予定とのこと