<東急新横浜線>工事状況を「広報よこはま」が特集、公式サイトでも最新情報 | 横浜日吉新聞

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東急新横浜線相鉄・東急直通線)の工事状況が詳しく分かるようになっています。新年度が始まったきのう(2021年)4月1日付けで発行された「広報よこはま港北区版」の4月号では、見開き2ページにわたって工事の様子が特集されているほか、鉄道・運輸機構による公式サイトでも工事の進捗状況が掲載されました。

「広報よこはま港北区版」の4月号で特集された相鉄・東急直通線の工事状況、このページは港北区サイト内でPDF版も公開されている(PDFはこちら=1.05MB)

4月号の広報よこはま港北区版では、「地下って今どうなっているの?」と題し、港北区内の地中に掘られたトンネルの深さと位置をイラストマップで表すとともに、昨年(2020年)11月27日に貫通した「新横浜トンネル」(新横浜駅~新綱島駅、全長3304メートル)や、現在掘削中の「綱島トンネル」(新綱島駅~箕輪町、全長1100メートル)、日吉駅から箕輪町にかけての高架橋二層区間や箱型トンネル区間「日吉駅工区(日吉駅付近工事)」の現状を報告。

各工事区間の変化が分かるように、3年前と現在の写真を並べて載せるとともに工事責任者のコメントも掲載しています。

各工事箇所の細かな状況については鉄道・運輸機構による公式サイト内の工事進捗ページで確認できる

新横浜工区では「新横浜駅舎は外側の躯体(くたい)構築が終わり、現在は地上への階段設置等の工事をしています。今後は駅舎内の工事を進めていきます」といい、綱島工区は「新綱島駅舎は躯体工事や内装工事等を進めているほか、地上からの掘削が困難な範囲は『非開削工法』を採用して工事を進めています」と説明。

日吉駅工区では、「既存の東横線高架橋を改築しながら、相鉄・東急直通線の工事をしています。現在は躯体構築のほか、線路敷設や電気設備工事等を進めています」とのことです。

また、建設主体である鉄道・運輸機構による「神奈川東部方面線」の公式サイトでは、各工事箇所の最新状況が更新されており、軌道(レール)の敷設や、新綱島や新横浜など駅の建築・機械関係工事のページも新設

新綱島駅の建築・機械関係工事のページも新設された(鉄道・運輸機構の公式サイトより)

新綱島駅のページには、エスカレーター13台とエレベーター2台を設置することや、ホームは地下4階に設けるといった概要とともに、現在の進捗を伝える写真も掲載されています。

なお、相鉄・東急直通線(東急新横浜線/相鉄新横浜線)では、3本あるトンネルのうち、地中の掘削を行っているのは「綱島トンネル」の復路区間(上下2本のうち新綱島方面行)のみとなっており、4月1日時点で掘削機は綱島東2丁目の綱島街道付近(紳士服店AOKI付近)まで達しているとみられ、5月までには新綱島駅へ到達し、上下2本の単線トンネルが貫通する見通しです。

綱島トンネルの掘削は、新綱島駅を出発した掘削機が往路(日吉方面)の単線トンネルを掘った後、箕輪町(寿司店銚子丸付近)に設けられた地下の立坑で掘削機が折り返し、復路の単線トンネルを掘り終え、新綱島駅へ戻った時点で掘削が終了することになります

【関連記事】

約3.3キロの「新横浜トンネル」が貫通、新横浜と新綱島が地下でつながる(新横浜新聞~しんよこ新聞、2020年12月17日、新横浜方面へのトンネルは貫通済み)

<鉄道・運輸機構に聞く>箕輪町と新綱島駅を結ぶ「綱島トンネル」の今(2020年7月20日、現在「復路」の単線トンネル=綱島街道寄り=を掘削中)

【参考リンク】

「広報よこはま港北区版」の2021年3月号のPDF版案内ページ(港北区)※相鉄・東急直通線の特集は8・9ページ

相鉄・JR直通線及び相鉄・東急直通線の工事の進捗状況(鉄道・運輸機構)


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