【法人サポーター会員による提供記事です】コロナ禍にも負けない「インターネット(オンライン)上でつながる」試みにもチャレンジしています。
横浜市港北区の箕輪町を中心とした日吉地区やゆかりの企業の経営者らが活動を行う箕輪町商工会は、きのう(2020年)9月28日の夜、毎月1回開催されている「定例会」を、箕輪町公会堂(箕輪町集会所、箕輪町3)の会議室で開催。
今年春以降の新型コロナウイルス感染拡大の影響を鑑(かんが)み、これからの地域活動における新たなチャレンジとしての、オンライン会議システム「Zoom(ズーム)」の活用についてのレクチャーと、試験的な利用のデモンストレーションを初めて行いました。
講師役となったのは、14年ぶりの新会長としてこの春4月から第4代目の会長として就任した文岡(ふみおか)広幸さん。
社長として経営する専門商社・株式会社エステック(都筑区佐江戸町)ほかの活動では、「オンライン飲み会も開催するほどに多く利用しています」と語るほど、国内外の取引先や知人・友人たちとのコミュニケーションに「Zoom」を活用しているといいます。
文岡さんは、自らが主催者として、参加者を招く方法での「Zoom」利用の実践を、10数名の会員らの眼前で披露。
パソコンや携帯(スマートフォン)、タブレット端末などに「Zoom」をダウンロードしておけば、インターネット(オンライン)上でのミーティングに参加ができることを説明、新たに会員数名もこれにチャレンジしていました。
今回の企画を発案した、同会の前会長で、現在は企画を担当する角屋商事株式会社(箕輪町3)社長の飯山清志さんは、「私自身、パソコンもスマートフォン(スマホ)の扱いも得意ではないアナログ人間。しかし、苦手だけどやってみれば、(Zoomを)活用する方法が分かるかもしれません」と、今回初めて「Zoom」に挑戦。
新型コロナウイルスの影響で町内外の行事が中止となっていることもあり、「本来は、プラウドシティ日吉(箕輪町2)の第1次区画の居住がスタートしたり、箕輪小学校(同)が開校したりと、お祭りなどのイベントを通じて、新しい住民の皆さんを受け入れる側の立場から、もっと地域からの情報発信をせねばならない時期であったはず」と、特に新しくこの街に住み、通う人々への地域コミュニティへの参加を促(うなが)すための活動が、現在の地域エリアで十分にできていないと感じてきたとこれを嘆きます。
比較的、パソコンやスマホにも親しみを感じやすい若年層の会員を中心に、飯山さんに続いて、「ダウンロード」からの初めての参加にチャレンジしていました。
今回のチャレンジを通じて、文岡さんは、「皆にこれを使ってもらえるきっかけを作ることができて良かった」と、デモンストレーションのスムーズな実施にほっ、とした様子。
同会では、来月10月にも改めて「Zoom」の勉強会と、これを会議で活用した「定例会」を行う予定です。
実際に、自らでITスキルを身に付けることが難しい場合であっても、周囲にいる人々が助け合って、これをシェアすることはできるはず。
箕輪町の商工業者らがチャレンジする新たなオンライン会議の取り組みが、どのように地域のIT化の促進に寄与していくのか。
こういった取り組みをきっかけに、数年後には急激に人口が増加する箕輪町エリアならではの「地域まちづくり」が、在住年数や年代を超えての更なる地域交流を産み出していくことができるのかにも、より大きな注目が集まっていきそうです。
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【参考リンク】
・箕輪町商工会公式サイト ※2020年4月新設
(法人サポーター会員:箕輪町商工会 提供)