住宅街が多い郊外エリアでは異例となる2店目の出店が決まりました。東急が運営する法人向けの会員制サテライトオフィス「ニューワーク(NewWork)」は、日吉駅前の浜銀通りにあるビルに2号店を今月(2020年)9月29日(火)にオープンすると発表しました。
ニューワークは、契約した企業の社員が「テレワーク」を行う際、自宅の近くで作業スペースを提供する会員制のサテライトオフィスで、東急の社内ベンチャー第1号案件として2016年から出店を開始。
仕事を行うために必要なインターネット環境や机、会議室、印刷・コピー機、電話スペースなどを店内に備えています。
テレワークを導入する企業の増加とともに、ニューワークも東急沿線の駅前を中心に出店を拡大しており、日吉駅前では、2019年4月に中央通りのビルに1号店をオープン。関係者によると需要の高さから混雑していることが多く、スペースの拡大が検討されていたといいます。
このほど、ファーストキッチンなどが1階に入る浜銀通りのヒカルビル(HIKARU BUILDING)内に空きフロアが見つかったことから、2店目を設けたもので、店内にはパソコンなどでの作業スペースだけでなく、会議室も複数設置される予定。
ニューワークは、個人事業主やベンチャー企業を対象とした「シェアオフィス」や「レンタルオフィス」とは異なり、従業員数100人以上の企業のみを対象としているのが特徴で、利用者は法人契約を結んだ中堅・大手企業の社員が中心だといいます。
渋谷などの都内ターミナル駅を除けば、住宅街が中心となっている駅に直営店で2店目を出店するのはめずらしいとのことで、日吉駅の周辺に中堅・大手企業の勤務者が在住している割合が高いともいえそうです。
なお、テレワークを行うためのシェアオフィスは、区内では新横浜駅の周辺に複数設けられているほか、箕輪町2丁目の大型再開発「プラウドシティ日吉」内に「まちのワークスペース」として7月から新設されています。
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【参考リンク】
・会員制サテライトオフィス「NewWork 日吉2nd」の案内ページ(9月29日オープン、浜銀通り)
・会員制サテライトオフィス「NewWork 日吉」(2019年4月オープン、中央通り)