<区内最多の自治会数>大曽根に7人の新会長、若手やホームページに“躍動感” | 横浜日吉新聞

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若手会長の就任もあり、大曽根の街がさらに「活気あふれる雰囲気」となりそうです。

「大曽根自治連合会」の定例会会場となっている大曽根会館。夕方から夜の時間帯にかけて少しずつメンバーが集う姿が見られた(4月30日)

「大曽根自治連合会」の定例会会場となっている大曽根会館。夕方から夜の時間帯にかけて少しずつメンバーが集う姿が見られた(4月30日)

大曽根1丁目から3丁目までと大曽根台で活動する21の町内会・自治会によって組織された「大曽根自治連合会」(高橋静明会長=大曽根親交会会長)は、先月(2022年)4月30日(土)夜、月1回のペースで実施している「定例会」(会長会)を開催。

大曽根エリアの中央からやや東寄りに位置する「大曽根会館」(大曽根2)に、地域で活動する21の自治会・町内会の会長が集う定例会には、今回新たに4月から就任したばかりの7人の会長が初出席

神奈川県横浜市港北区大曽根周辺地区に関しての情報や地域課題を共有していました。

ソーシャルディスタンスには配慮しての「大きな四角」を描くテーブルに約20人の会長らが集い、自己紹介や情報交換をおこなった

ソーシャルディスタンスには配慮しての「大きな四角」を描くテーブルに約20人の会長らが集い、自己紹介や情報交換をおこなった

港北区内の連合町内会の中では、最多となる21人の会長を抱えることもあり、ソーシャルディスタンスを意識した配席をおこないながらも、大曽根会館は「ほぼ満席」に。

大曽根地区を担当する港北区(大豆戸町)地域振興課の岸本弘之課長や、福祉保健課の稲垣崇之運営企画係長大曽根小学校(大曽根2)の宮本雅司校長宇谷あや副校長、同小学校PTAの角川(すみかわ)祐司会長も出席。

綱島消防出張所の伊藤所長は「港北オープンガーデン」(5月13~15日)のイベントについてのアピールもおこなっていた

綱島消防出張所の伊藤所長は「港北オープンガーデン」(5月13~15日)のイベントについてのアピールもおこなっていた

港北消防署「綱島消防出張所」(綱島西3)の伊藤健太出張所長港北警察署「樽町交番」(樽町1)の署員や「大曽根地区社会福祉協議会」高橋紀夫会長安藤和子事務局長も参加してのあいさつや最新情報の共有をおこなっていました。

今年度より就任した自治会・町内会の皆さん

  • 大曽根上本町会:村岡良介さん
  • 巽(たつみ)会:大島康孝さん
  • 大友会:茶谷真衣さん
  • 桃友会:青山美奈子さん
  • 大曽根南台町内会:杉浦仁さん
  • ガーデンズ会:北山直弘さん
  • ドレッセ大倉山自治会:内田由紀子さん
新会長の皆さんと高橋会長(前列中央)、港北区地域振興課の岸本課長(前列右から2人目)、区福祉保健課の稲垣係長(前列最左)。若手会長の加入による地域の活性化にも期待が集まる

新会長の皆さんと高橋会長(前列中央)、港北区地域振興課の岸本課長(前列右から2人目)、区福祉保健課の稲垣係長(前列最左)。若手会長の加入による地域の活性化にも期待が集まる

港北区には3回目の着任となった岸本課長と大曽根経験も3年目となった稲垣係長

港北区には3回目の着任となった岸本課長と大曽根経験も3年目となった稲垣係長

世帯数は大曽根地区全体で約4009世帯(2020年6月現在)、最大の大曽根上本町会でも約450世帯(同)と、1千世帯を超える自治会・町内会がないこともあり、「アットホーム」な雰囲気に満ちているかのようにも映る大曽根地区。

2020年度におこなわれた「港北区区民意識調査」(横浜市港北区サイトに掲載)でも、地区内の「住み続ける」「たぶん住み続ける」の合計が8割を超えるなど、全体集計(71%)と比較しても、“継続して住み続けたい方”が多くなっていることも、大曽根地区の特色となっています。

今年(2022年)4月に着任したばかりの大曽根小学校・宮本校長(左)と宇谷副校長があいさつ。児童が増加中ということもあり、学校運営の決意を真剣なまなざしで語っていた

今年(2022年)4月に着任したばかりの大曽根小学校・宮本校長(左)と宇谷副校長があいさつ。児童が増加中ということもあり、学校運営の決意を真剣なまなざしで語っていた

各新会長のあいさつでも、自然や子どもたちとのふれあい活動を地域でおこなう事例や、スポーツを通じた地域での交流を重ねてきた経験豊富な方、自治会・町内会活動をおこなうメンバーとしては「若手」(30~40代)に属する人の姿もあり、これから先の大曽根地区のより「アットホーム」で、「誰もが地域活動をおこなうことができる」体制づくりにも、より大きな進展がみられることになりそうです。

なお、この日の「定例会」では、大曽根地区の公式ホームページ「ハートフル大曽根」(「ひっとプラン港北」推進委員会)の運営メンバーで、大曽根地区主任児童委員の飯塚隆子さん取材をおこなっており、翌日の5月1日(日)には、各自の自己紹介や話し合われた内容などの詳細を掲載しています。

樽町交番の担当者は「オレオレ詐欺」などの特殊詐欺や県内近郊で頻発しているひったくり犯罪への注意を呼び掛けていた

樽町交番の担当者は「オレオレ詐欺」などの特殊詐欺や県内近郊で頻発しているひったくり犯罪への注意を呼び掛けていた

「ハートフル大曽根」では、コロナ禍でも細やかな情報発信で好評を博した月1回の広報紙や、ホームページ上でのタイムリーな情報発信を具現化しており、公式ツイッター(Twitter)でも記事の掲載や災害対応なども含む地域の速報を伝えています。

全国各地の自治会・町内会でも、その役割がさらに重要となっているホームページ運用の「モデルケース」として、その更新頻度や内容も今後さらに注目されることになりそうです。

「定例会」の開催日時を現行のままとするかの議論も。若手会長や会員による「自治会・町内会」運営へのアプローチにも期待したい

「定例会」の開催日時を現行のままとするかの議論も。若手会長や会員による「自治会・町内会」運営へのアプローチにも期待したい

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【参考リンク】

令和4年度 大曽根自治連合 新メンバーで活動開始しました(ハートフル大曽根)※定例会当日の詳細について

大曽根自治連合会の紹介(港北区連合町内会)


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