「オール綱島」で花・緑・人がつながる、街づくりの一大プロジェクトが4月に始動

横浜日吉新聞

まさに「オール綱島」体制での、壮大な綱島の街の「花と緑のまちづくり」計画がスタートします。

綱島エリアで花と緑のまちづくりを行うことを目的とし設立された「フローラル綱島」委員長の中森伸明さん(前列中央)が手に持つシンボルマークは、まだデザイン構想段階のもの。副委員長の高橋芳伸さん(同右)、猿渡功さん(後列左から2人目)らと(綱島地区センター、2月15日)

綱島エリアで花と緑のまちづくりを行うことを目的とし設立された「フローラル綱島」委員長の中森伸明さん(前列中央)が手に持つシンボルマークは、まだデザイン構想段階のもの。副委員長の高橋芳伸さん(同右)、猿渡功さん(後列左から2人目)らと(綱島地区センター、2月15日)

綱島エリアで花と緑のまちづくりを行うことを目的とした、地域団体「フローラルつなしま」(正式名称:綱島西地区緑のまちづくり推進団体、中森伸明会長)がこのほど発足。

横浜市環境創造局が行う「横浜みどりアップ計画」での助成を受け、今年(2020)年4月から3年後(2023年3月末)まで、3カ年かけての地域緑化計画の実現に向けて、新しいスタートを切ることになりました。

今回の計画で名付けられたプロジェクト名は「花と緑で人をつなぐ『つなしま』~つなつなプロジェクト」

「花と緑でつながり、ほほえみ広がるまちづくり」というテーマで、綱島公園(綱島台)を中心とした「丘と緑の拠点」、綱島駅西口の商店街エリアから綱島地区センター、イトーヨーカドー綱島店や、綱島小学校付近一帯の綱島西1~3丁目に広がる「まちの緑の拠点」、綱島西2丁目の鶴見川河川敷をエリアとする「川辺の緑の拠点」【3つの拠点】を設定。

「つなつなプロジェクト」の緑化計画図。丘、まち、そして川辺を3つの「緑の拠点」とし、花と緑、そして人でつなぐ計画(フローラルつなしま提供)

「つなつなプロジェクト」の緑化計画図。丘、まち、そして川辺を3つの「緑の拠点」とし、花と緑、そして人でつなぐ計画(フローラルつなしま提供)

人、緑・資源、時間をつなぐ「つながりづくり」や、「点から線、線から面へと緑化ゾーンを拡大する」こと、そして「新しい活動の担い手の発掘と仕組みづくり」【3つの目標】を掲げ、この4月から正式にプロジェクトを稼働、新しい綱島の地域まちづくりへのチャレンジを実施していく予定です。

具体的には、活動拠点の綱島地区センターでは、園芸講座などでリーダーやボランティアを育成するほか、綱島の桃の歴史などを学ぶ学習会、遊休スペースでの育苗活動などを計画。

まちの緑化拡大では、メインストリートや交差点などでの壁面緑化・立体緑化や、イトーヨーカドー側面の桃のシンボルツリーの植樹、パデュ中央通りのプランターの新設や、老朽化プランターの修理・移設による駐輪・駐車解消といった「景観向上」にもチャレンジ。

「フローラル綱島」の事務局は綱島地区センターに置かれることになった。入口付近の花壇も、昨年(2019年)発足したガーデニングクラブにより美しく手入れされている

「フローラル綱島」の事務局は綱島地区センターに置かれることになった。入口付近の花壇も、昨年(2019年)発足したガーデニングクラブにより美しく手入れされている

綱島公園の利用者らに土が踏み固められてしまったことから、花付きが年々悪化する桜の根元を植栽により保護する「桜のツリーサークル」や、公園に続く歩道沿いの石垣や壁面へのハンギングプランターボックスの設置、歩道に面した花壇への花苗提供などによる、公園に続く歩道の緑化も行われる予定です。

さらには、鶴見川河川敷のビオトープ(生きものの暮らす場所)の充実にも着手、港北区が、河川を管理する国土交通省から占用し、現在、地元町内会が管理している河川敷を、ユリを思わせるような美しい花が咲く野草「ハマカンゾウ」や「ノカンゾウ」で植栽するというプランも。

もうひとつの「緑化計画図」では、緑化可能エリアや計画予定エリアなどを記している。点から線、線から面への緑化を3カ年かけて行う計画だが、以降の継続も試みる予定(フローラルつなしま提供)

もうひとつの「緑化計画図」では、緑化可能エリアや計画予定エリアなどを記している。点から線、線から面への緑化を3カ年かけて行う計画だが、以降の継続も試みる予定(フローラルつなしま提供)

第1回目は2013(平成25)年から綱島でスタートした「港北オープンガーデン」(同運営委員会・港北区役所主催、毎年春に開催)の参加者数を増やす取り組みの促進や、その一環としての会場ツアーも初めて実施する計画です。

なお、今回の計画は、事務局となる綱島地区センター、綱島公園愛護会よこはま緑の推進団体港北区連絡会のほか、綱島中央町会や綱島上町自治会、綱島温泉町自治会などの自治会町内会、綱島商店街連合会(綱島商栄会・綱島西口商店会・綱島モール商店会)などの商店街綱島バリケン島プロジェクトといった、綱島駅西口エリアを中心とした「オール綱島」という布陣で臨んでいることも大きな特徴となっています。

また、今回の緑化計画に、綱島東エリアは再開発中のため含んでいませんが、綱島の街としての情報共有といった協力体制(綱島地区連合自治会など)は構築しているとのことです。

活動拠点の綱島地区センターなどで、「人をつなぐ」「緑の魅力・資源をつなぐ」「時間をつなぐ」数々の講座も開講する予定。情報は地域独自のメディアを創刊し、伝えることも計画している(フローラルつなしま提供)

活動拠点の綱島地区センターなどで、「人をつなぐ」「緑の魅力・資源をつなぐ」「時間をつなぐ」数々の講座も開講する予定。情報は地域独自のメディアを創刊し、伝えることも計画している(フローラルつなしま提供)

同会の会長に就任した中森伸明さん(綱島商店街連合会・綱島中央町会会長)は、かつての温泉街だった歴史や、古くからの商業地としてのイメージも色濃い綱島の街では、現在も高度成長期の開発の名残などから街中に「雑然」とした雰囲気が残っていると語ります。

今の街にも多くみられる、「入場規制」を意味するかの“カラーコーン”を、花や緑あふれる“プランター”に置き換えることで、街の雰囲気も「より落ち着いた、潤(うるお)いのある景観」に変えていきたいといい、「港北オープンガーデン」で盛り上がる港北区内での綱島エリアの地域まちづくりを、同イベント発祥の地として、より来訪客にとって印象深く、また深く心に残るものにしていきたい考えです。

鶴見川河川式のビオトープ(生きものの暮らす場所)を充実させるという計画も。ユリを思わせるような美しい花が咲く野草「ハマカンゾウ」や「ノカンゾウ」が咲き乱れる日がやってくるかも(フローラルつなしま提供)

鶴見川河川式のビオトープ(生きものの暮らす場所)を充実させるという計画も。ユリを思わせるような美しい花が咲く野草「ハマカンゾウ」や「ノカンゾウ」が咲き乱れる日がやってくるかも(フローラルつなしま提供)

同プロジェクトでは、地域全体に活動の理解を得ることを目的とした地域情報誌「つなつな通信(仮称)」の発行や、インターネット媒体(SNSなど)といった、独自での地域メディアの運営も計画。

横浜市の助成を得られる「3カ年計画」の後も、媒体運営やイベント開催などを通じ地域で募集したスポンサーとの協力関係や、観光資源としての開発、クラウドファンディングなどを通じた地域からのサポート体制の構築により、活動を維持発展させていくことにも挑戦していくという、近郊エリアでは例を見ない、壮大な地域街づくりの「試金石」とも言える一大プロジェクトとなりそうです。

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【参考リンク】

【メンバー大募集中!】花と緑で人をつなぐ「つなしま」-つなつなプロジェクト-が始動しました!(綱島もるねっと)

令和元年度(平成31年度)の二次選考通過団体が決定しました!(環境創造局みどりアップ推進課)


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