綱島を花と緑で彩るプロジェクトの活動が、2年目のラストスパートにさしかかっています。
昨年度(2020年度)から綱島でスタートした3カ年かけての横浜市地域緑のまちづくり事業「つなつなプロジェクト」を担う地域団体「フローラルつなしま」(正式名称:綱島西地区緑のまちづくり推進団体、中森伸明会長)の活動は、コロナ禍を乗り越え、いよいよ2年目の“ラストスパート”時期に。
先月(2021年)11月14日(日)にイトーヨーカドー綱島店前の綱島パデュ中央広場(綱島西2)で開催された「減災行動展」(綱島地区家庭防災員連絡協議会主催、有賀宏子会長)に、「フローラルつなしま」が出展し、花苗をプレゼントしながら、綱島地区で8団体に及ぶ緑化活動グループについての紹介や入会促進活動を実施。このイベントの際に、新たに消防出張所の「花壇ファンクラブ」が結成されたといいます。
プロジェクトの活動の一環で、今月12月1日(水)午前、綱島西3丁目にある綱島消防出張所(伊藤健太出張所長)の敷地内にあるフェンス沿いのスペース、また隣接するスポーツジム・メガロス綱島店の建物周囲にある植栽枡(ます)に、NPO法人鶴見川流域ネットワーキング(綱島西2、岸由二代表理事)の協力を得て、それぞれ100株の「ハマカンゾウ」を植える取り組みをスタート。
同出張所の「花壇ファンクラブ」や、プロジェクトの事務局がおかれている綱島地区センター(綱島西1)で活動をおこなうガーデニングクラブのメンバー約20人、「企業ボランティアをしたい」(同地区センター担当)との申し出があり参加したという、NTTテクノクロスサービス株式会社(樽町2)の藤田敏昭社長など5人も活動に加わり、約1時間ほどで作業を終えていました。
消防出張所には、同プロジェクトの実働グループ「フローラル綱島」や「花壇ファンクラブ」メンバー、消防署員らが、ウィスキーの樽を活用した、雨水を樋(とい)から引き込んで貯水することを目的とした雨水タンクを11月30日(火)に新たに設置。
12月4日(土)と11日(土)に消防出張所内の土壌の水捌(は)けを良くするためにと、綱島台エリアに広がる綱島市民の森愛護会(飯田助知会長)らの協力も得て、同市民の森から竹や小枝を採取、落ち葉を交えて埋め込む作業もおこない、水撒き用にと活躍することが期待される雨水タンクを完成させたといいます。
消防出張所の緑化について、「フローラルつなしま」の中森伸明会長(綱島商店街連合会会長)は、「綱島地区の家庭防災員や消防署員、消防団員らが今後さらなるつながりを構築していくことで、お互いの顔が見えて、“いざ”という時の災害時に助け合えるようなコミュニティづくりを目的としています」と、伊藤出張所長の地域防災への想いや熱意もあり、出張所の緑化が実現できることを喜びます。
今月末近い12月26日(日)には、消防出張所や周辺をさらに「花と緑」で彩るための花苗定植イベントを実施する予定とのことで、「『花壇ファンクラブ』への参加も、広く地域の皆様に呼び掛けていくことができれば」と、「フローラル綱島」代表で、同ファンクラブのヘッドガーデナー(代表)に就任した板垣博英さんは、多く地域の人々の活動への参加を呼び掛けています。
綱島エリアにおける「花と緑のまちづくり」が、さらに前へ、前へと進むことが期待できそうです。
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【参考リンク】
・つなつなプロジェクトFacebookページ ※活動の詳細をレポート
・綱島地区センター公式サイト(一般財団法人こうほく区民施設協会)
・港北消防署 綱島消防出張所(横浜市消防局)