創業25周年迎える日吉の老舗IT企業、過去最多の売上達成で「更なる成長」志す | 横浜日吉新聞

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法人サポーター会員による提供記事です】日吉の老舗IT企業が快進撃を続けています。箕輪町に隣接、綱島東にも近い日吉7丁目に本社を構える株式会社宮崎通信は、今年(2020年)12月7日に創業25周年を迎えます。

日吉の老舗IT企業・株式会社宮崎通信は、今年(2020年)12月7日で創業25周年を迎える

日吉の老舗IT企業・株式会社宮崎通信は、今年(2020年)12月7日で創業25周年を迎える

「四半世紀」もの時代を顧客とともに歩み、昨年(2019年)末での決算では、過去最高の売上高を達成する見込みだといいます。

主に法人顧客を対象としたソフトウェアの提案やコンサルティング開発、ネットワークのシステム設計や構築サービス、オフィス移転等に伴う内装、電気・LAN・LEDや太陽光工事や各種電話・セキュリティー工事、システム運用などのサポートサービスといった各種事業が好調

また、主に個人顧客を対象とした「パソコン救急センター」も、昨年(2019年)1月の現名称でのリニューアル・オープン以降、対前年の200%超の売上見込みとなるなど、好評を博しているとのこと。

株式会社宮崎通信の公式サイト(写真・リンク)。濱田社長が出身の宮崎市内(宮崎市丸山)にも拠点を置く

株式会社宮崎通信の公式サイト(写真・リンク)。濱田社長が出身の宮崎市内(宮崎市丸山)にも拠点を置く

同社を経営する同社社長の濱田(はまだ)順二さんは、「既存、新規問わず、お客様とともに成長することができたことが大きい」と、これまでの四半世紀の歩みを振り返ります。

売上高については、「2017年の案件がずれ込んだため」と、濱田さん。ただ、ネットワークの工事が手堅く、ソフトウェア開発も堅調に推移、基本的な各事業の経営路線が相乗効果を上げていると笑顔で語ります。

濱田順二社長(写真)が、1995年12月に「コンピュータ及び通信機器の導入から利用までの総合コンサルタント 」として設立した

濱田順二社長(写真)が、1995年12月に「コンピュータ及び通信機器の導入から利用までの総合コンサルタント 」として設立した

特に中小企業におけるIT担当者の不在もあり、「MTNETサポートサービス」での各企業のIT事業支援にも力を入れているとのこと。

顧客数が爆発的に増えずとも、「成長企業をサポートしていることも強み」(濱田さん)とのことで、それぞれの企業が成長することで、売上高も上がるという相乗効果を実現

各企業の最前線でのシステム開発やネットワーク構築、現場の工事までを一貫して“ワンストップ企業”として手掛けることで、「社会のトレンドに立ったところで仕事を行っています。ボーナスや決算賞与も過去最高で社員一人ひとりの働きを励ますこともできそうです」と、濱田さんは、新規のみならず、既存の顧客を大切にしながら、「社員・スタッフもより大切にしていきたい」という想いを、日々抱いているといいます。

区内での事業所移転も視野、社内イベントの充実も

好調な業績を反映し、事業所の移転も視野に入れているという同社。「場所は、これまでの事業展開上、地元・港北区内で(の移転)と思っています」と濱田さん。

営業部の濱田順一郎課長(左)と濱田順二社長。社員・スタッフを大切にしたいと、昨年(2019年)の忘年会では、希望する社員・スタッフの家族も招待したという

営業部の濱田順一郎課長(左)と濱田順二社長。社員・スタッフを大切にしたいと、昨年(2019年)の忘年会では、希望する社員・スタッフの家族も招待したという

「器がなければ、企業は来ない。人も来ず、集まらない。小さい器には、大きなものは来られないのです」と、特に成長企業が物件を得にくい日吉などの近郊エリアの現状を嘆く思いがあるといいます。

低層階の建物しか建てられない日吉駅前ばかりでなく、エリア近郊での再開発などでも建てられるのはマンションや住宅ばかりで、「人が働ける場所が少ない。慶應義塾大学などの優秀な学生や卒業生も、このままではますます都内や横浜市の中心部に流れてしまい、日吉は“通過地点”になってしまうのではないか」という危惧を強く抱いているといいます。

「学生や、近郊に住まう皆さんのキャリアパスの中で、将来の日本社会を作る“人財”をこの街で育てていくべき。当社も、そういった経験を一人ひとりの社員・スタッフに与えられる会社になるべく、成長していきたい」と、事業所の移転といった目標を通じ、さらに経営者・会社としてのステップ・アップも図っていきたいとのこと。

宮崎通信はソフトウェアの提案やコンサルティング開発、ネットワークのシステム設計や構築サービスなども展開。「実績紹介」のページでは、現場の社員・スタッフが情報を更新しているという

宮崎通信はソフトウェアの提案やコンサルティング開発、ネットワークのシステム設計や構築サービスなども展開。「実績紹介」のページでは、現場の社員・スタッフが情報を更新しているという

事業拡大に伴い、社員・スタッフも引き続き募集中とのことで、「特に(支社を展開する)宮崎県でも、超少子高齢化社会を反映し、人材の獲得が大変難しくなってきています。今年(2020年)は、新たに地域貢献イベントなどを通じ、オフィスを開く企画なども検討したい。社員も、プロジェクトのメンバーとして宮崎に赴任し、例えば3年間など、一定期間の実力を発揮してもらうようなチャレンジ精神を抱き、新規事業に挑戦してもらえれば」と濱田さん。

日吉本社でも、今年は忘年会で、社員・スタッフの家族を招く企画も初めて実現。“「家族ぐるみ”で、当社を楽しく働くことができる場所として理解してもらえたのでは」と、社員・スタッフの待遇向上に取り組むばかりでなく、社員・スタッフ間でのコミュニケーションの充実にもより一層力を入れていきたいと濱田さんは語ります。

「クラウド」時代だからこそ、独自のソフトウェア開発・活用を

各企業などのIT環境についても、「クラウドがもてはやされる時代だからこそ、その活用の検討はもちろん、“自社にカスタマイズ”されたソフトウェア開発にぜひ挑戦させてもらえれば」と、“自社にカスタマイズ”されたソフトウェアの有効性についても言及します。

会社の経営理念を「八心法」として掲げている

会社の経営理念を「八心法」として掲げている

昨今の劇的な人手不足を背景に、とりわけ中小企業のIT化は、各社の存亡にとって「待ったなし」の状況となっており、「例えば、既存のクラウド上で事業を展開しようとすると、その“しくみ”を理解した社員・スタッフが必要となってしまいます。それだけ、中小企業にとっては、社員一人ひとりの採用も、難しくなってきているのです」と、“何でもクラウド”と利用をアピールする広告戦略にのみ心を奪われてしまうリスクについても説明。

「それぞれの会社には、それぞれの会社にとって必要なシステム開発があるはず。今ある人員、これからの売上目標などにあわせて、その会社にとって効率的で、最終的に“経済的”であったと判断できるシステム開発こそが、その企業を成長させることになると確信しています」と、中小企業から大企業へ成長するためのステップとしても、同社の大企業に至るまでのつながりをも活かしながら、その企業にとっての最適なIT活用について相談してもらえればと語ります。

全ての会社に頼られる「ワンストップ企業」として

「お客様から“半歩先”を進む企業でありたい」と濱田社長(右)。若手社員・スタッフの力も結集し、更なる飛躍を目指す

「お客様から“半歩先”を進む企業でありたい」と濱田社長(右)。若手社員・スタッフの力も結集し、更なる飛躍を目指す

宮崎通信は、現場目線でその会社の「最前線」に立ち会い、LANなどのネットワーク構築や関連機材の手配、購入、運用、サポートまで一貫して行える“ワンストップ企業”であることも大きな強みに。

「ITの活用、特にクラウドを活用する場合においても、社内外でのネットワーク構築は必須となります。どんな小さなことでも、ぜひお問い合わせください。地元企業ならではのトレンドや、システム開発や運用についてのアドバイスを、“地域の企業”目線でさせていただきたいと思っています」と、好調な業績を反映しての、“共に前進する”IT技術を活用した企業経営についての支援に、より力を入れていきたいとのこと。

「お客様から“半歩先”を進む企業でありたい」と濱田さん。

さらにIT技術が加速する経営環境を支援していくためにも、日吉近郊から宮崎支社とのネットワークを活かしながら、大切だという取引先、そして一人ひとりの社員・スタッフらとともに、濱田さんは日々前進していく考えです。

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【参考リンク】

株式会社宮崎通信公式サイト

会社概要~アクセス(株式会社宮崎通信 横浜本社)

法人サポーター会員:株式会社宮崎通信 提供)


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