【法人サポーター会員による提供記事です】冬は、パソコンにとって決して「最適」でない季節。
「毎年、この時期になると、パソコンが立ち上がらないという相談が増えるのです」と語るのは、日大高校や箕輪町に近い日吉7丁目に本社を置く株式会社宮崎通信(濱田順二社長)で、今年(2019年)1月にリニューアルオープンした「パソコン救急センター日吉店」の運営責任者を務める井上健司さん。
数々のパソコンに関するトラブルが持ち込まれる同店ですが、「そもそも、パソコンが立ち上がらなければ、使い物にならない」と、焦って電話が入るケースもしばしばだといいます。しかも、時期は決まって「初冬」のこの時期が多いとのこと。
せっかくパソコンを立ち上げようとしても、画面は「真っ暗」。
パソコンが立ち上がらない原因として考えられるのは、部品や基板の故障以外で、大きく分けると2つあると井上さん。
一つは、静電気。湿度が下がり、バッテリーが帯電しやすくなってしまい、「放電作業をする必要があります」と、その方法について説明します。
静電気が原因と考えられる場合は、「まずはコードを抜く、バッテリーが抜ける場合は抜く、さらに電源ボタンを5秒押してから一晩そのまま放置、翌朝バッテリーを装着することで、再び立ち上がる」という対応方法が、まず一般的に案内する方法とのこと。
「これでもし直れば、当店は必要ないのですが」と井上さん。
しかし、もう一つ考えられる原因は、多少、対処が厄介なこともあるという「Windows (ウインドウズ)アップデート」にともなう不具合のケース。
現在の最新OS「Windows10(テン)」は、大掛かりなバージョンアップを行わない代わりに、日頃から小規模なアップデート、さらには年2回ほどのやや大きなアップデートを行うことがあり、そのアップデートの最中に、誤ってパソコンがスリープ状態になるケースなど、「電源を知らず切ってしまい、システムに不具合が生じることがあるようです」と、Windows10ならではのトラブルが発生してしまうケースが多くみられると、井上さんは嘆きます。
特に、スリープ状態で「ハードディスクのアクセスランプが点滅している場合は、何か(Windows10などが)作業をしていると思われるため、無理やり『長押し』などで電源を切ることはしないように気をつけてください」と、画面が真っ暗でも、アクセスランプの点滅時には放置してみることが最善と説明。
それでも誤って電源を切ってしまうなど、パソコンに重大なダメージが生じた場合は、「ぜひ当店を頼っていただければ」と井上さん。OS(オペレーションシステム)の修復やリカバリーなどの作業を行う流れについて、次のように詳しく案内しています。
■OS不具合が原因でのパソコンが立ち上がらない場合の対応
(パソコン救急センター)
1)OS修復(軽い症状の場合)※1万2000円~(税別)
~パソコンを初期化せず、OSを修復し、動作可能な状態にする
2)OSリカバリー(重い症状の場合)※4000円~(税別・OSなどのメディア代金や作業料が別途必要)
~パソコンを購入した時の状態(工場出荷時の状態)に戻す
なお、パソコンに後から入れたソフト(年賀状ソフトなど)や、メールソフトなど、再インストールなどを行ったとしても、元々あったデータを完全に復活できない場合も多く、またパソコンのメーカーなどによっても、金額が異なる場合があるとのこと。
井上さんは、「冬にパソコンを『久しぶり』に使う場合は、特に気を付けてもらえたら」と、静電気、そしてOS不具合による「パソコンが立ち上がらない」現象についての注意を喚起しています。
同店でのパソコンの診断や、各種不具合や修理の「相談・見積り」は2000円(税別)。「まずはお電話にてお問い合わせください」(井上さん)とのことです。
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【参考リンク】
・パソコン救急センター 日吉店(株式会社宮崎通信)
・会社概要~アクセス(株式会社宮崎通信 横浜本社)
(法人サポーター会員:株式会社宮崎通信~パソコン救急センター日吉店 提供)