本の楽しさ・魅力を伝えたい、アピタ内書店が取り組む3つのチャレンジ | 横浜日吉新聞

横浜日吉新聞

法人サポーター会員による提供記事です】アピタテラス内の書店が、本の“多彩な”楽しさや魅力を伝える取り組みを続けています。

昨年(2018年)3月のアピタテラス横浜綱島(綱島東4)のオープンと同時に開店したくまざわ書店(株式会社くまざわ書店、東京都八王子市・熊沢真社長)。

アピタテラス横浜綱島2階フロアの中央に位置する「くまざわ書店」。アピタテラス内の全テナントのうち、2番目の売り場面積を持つ

アピタテラス横浜綱島2階フロアの中央に位置する「くまざわ書店」。アピタテラス内の全テナントのうち、2番目の売り場面積を持つ

約274平方メートルと、60店ものアピタテラス内テナントのうち、2番目の売り場面積を持つ「アピタテラス横浜綱島店」では、その広さと、同店独自のさまざまな取り組みによって、アピタテラスの主要テナントとしての重要な役割を担ってきました。

同店を運営する店長の岡島美和子さんは、学生時代から司書資格を取得するなど、本が大好き。「本に携わる仕事がしたい」と同社に入社。

神奈川県内の3つの店舗でキャリアを積み、今回、3店舗目の店長として着任。岡島さんにとって、新規店舗での就業は初めてということもあり、まさに「ゼロ」の段階から、現在の店舗を作り上げてきました。

アピタ内ならではの「3つのチャレンジ」で独自色も

地域により密着し、地域のニーズを取り入れ、“頼りにされる”書店を目指す。店頭に本がない場合も「書店での扱いがあれば最短3日で届く場合もあるので、ぜひご相談ください」とのこと

地域により密着し、地域のニーズを取り入れ、“頼りにされる”書店を目指す。店頭に本がない場合も「書店での扱いがあれば最短3日で届く場合もあるので、ぜひご相談ください」とのこと

アピタテラス横浜綱島内という話題の立地、しかも2階フロアの中心的役割を担う店舗らしく、これまで同店では「3つのチャレンジ」に取り組んできたといいます。

まず1つ目のチャレンジは、「キッズ」や「子育て世代」のニーズに応え、満足度を高めること。

岡島さんが強く感じたのは、「子育て世代、特に30代から40代のファミリー層の来店が、思っていたより多かった」ため、その世代に満足してもらえる店づくり、そしてサービスの展開を心掛けているといいます。

隣接する交流スペース・コミュニティパークで読み聞かせイベントも定期的に開催。今月(8月)18日の開催時には、市内で活動する絵本読み聞かせグループ「ハッピーマーチ」代表の金子しほさん、おかりつ子さん、古川郁(かおる)さんが来場した

隣接する交流スペース・コミュニティパークで読み聞かせイベントも定期的に開催。今月(8月)18日の開催時には、市内で活動する絵本読み聞かせグループ「ハッピーマーチ」代表の金子しほさん、おかりつ子さん、古川郁(かおる)さんが来場した

同店に隣接する場所に設置されているアピタテラスの交流スペース「コミュニティパーク」で、昨年5月より、毎月第3日曜日の14時から14時30分まで(12月を除く)、イベント「ハッピーマーチと絵本読み聞かせマイスターの絵本タイム」を企画開催しています。

同社近隣店舗のネットワークから、横浜市内で絵本の読み聞かせを行うグループ「ハッピーマーチ」(金子しほ代表)所属メンバーの協力で、絵本の読み聞かせや手遊び、遊びうたなどを通じ、親子が楽しみながら過ごせる時間を創出しています。

通常、おおむね30人程度が来場し開催されていますが、多い時には40人から50人近く集まる回もあるとのこと。

今月はいつ開催しますか、というお問い合わせも多くいただきます。人気のイベントとして、これからも継続していけたら」と、岡島さんも、子どもたちや、子育て世代の人々に満足してもらえるイベントを積極的に開催していきたいと熱く語ります。

カフェや店内での「試し読み」も定着、本との出会いを創出

2つ目のチャレンジは、隣接するカフェ「スターバックスコーヒー」アピタテラス横浜綱島店内で、購入前の書籍を持ち込み「試し読み」を実施していること。

スターバックスコーヒージャパン株式会社(品川区)とのコラボも実現。同カフェ(写真左側)のサイトでも「書店が併設され、本を読みながらコーヒーが楽しめる店舗」として紹介されている

スターバックスコーヒージャパン株式会社(品川区)とのコラボも実現。同カフェ(写真左側)のサイトでも「書店が併設され、本を読みながらコーヒーが楽しめる店舗」として紹介されている

同カフェへ持ち込める冊数は3冊まで。雑誌(月刊誌、週刊誌)やゴム・ビニール掛けされた本、コミックや参考書、資格書の持ち込みや、撮影・メモは不可。

また、本の返却は専用返却コーナーへ戻す、購入時は同書店へ持参、カフェ利用時はカフェ商品の購入必須といった細かなルールがあるものの、「オープン以降、最近までにようやく認知も広まり、定着してきたように思います」と岡島さん。

スターバックスコーヒーで購入した飲み物を、同書店内に持ち込みが可能なことについても、少しずつ周知が広がってきたと感じているとのこと。

書店内では、一部「みほん」シールが貼ってあるコミックスの試し読みや、キッズ向けサイズの椅子も設置しての本の試し読みも推奨しており、社風としても、多くスーパーマーケットやショッピングセンター内に出店する同社らしく、「本に親しんでいただく環境づくりに力を入れています」(同)と、まずは“試し読み”から、本との出会いを後押ししたいと意気込みます。

ポイントサービスも月末の土日に、文具も割引価格で提供

最新刊や書評コーナーの展示にも力を入れている

最新刊や書評コーナーの展示にも力を入れている

3つ目のチャレンジとして、同書店では、毎月最終土曜日と日曜日(今月は8月25日と31日)に、全国の同書店グループで利用可能な「Kポイントカード」のポイント3倍デーを実施しています。

これは、通常は100円(税込)ごとに1ポイント貯まるしくみのカードとなっており、500ポイント貯まるとレジで500円商品券を発行、次回会計時から利用できるというものです。

また同両日には、一部対象外商品はあるものの、同書店で扱う文具全品が10%割引となるサービスも。

日吉在住のスタッフの山内典子さんは旧アピタ日吉店(箕輪町)時代から同書店に勤務。「本はあらゆるジャンルのトレンドを網羅しています」と、大好きだという本の魅力を伝えるべく日々活躍している

日吉在住のスタッフの山内典子さんは旧アピタ日吉店(箕輪町)時代から同書店に勤務。「本はあらゆるジャンルのトレンドを網羅しています」と、大好きだという本の魅力を伝えるべく日々活躍している

文具の取り寄せ・取り置き品も承っています。ぜひご利用いただければ」と岡島さん。

岡島さんと同様に本が大好きで、本の素晴らしさを伝えたいという社員・スタッフが多いという同店。

より地域に密着し、お客様が求めるものを具現化できる書店でありたい」という岡島さんの言葉のように、アピタテラス内の基幹店舗としての役割を担いながら、各イベントの開催やサービスの実施なども含め、これからもさらに新しい地元ニーズに見合った店舗運営を行っていくことが期待されていきそうです。

【関連記事】

<アピタ内>クレープ店に夏の限定メニュー、トッピング楽しむキャンペーンも(2019年7月24日)※アピタテラス専門店会・テナント紹介(最新記事)

<アピタ内>エースコンタクトが1周年、ゆるキャラ練り歩きや初心者向け“開封体験”も(2019年7月2日)※アピタテラス専門店会のテナント・イベント紹介

<アピタテラス内>市内1号店「トップス キーズカフェ」、初のメニュー刷新に挑戦(2019年5月22日)※アピタテラス専門店会のテナント紹介

【参考リンク】

ショップガイド~くまざわ書店アピタテラス横浜綱島店(アピタテラス横浜綱島のサイト)

くまざわ書店 アピタテラス横浜綱島店(くまざわ書店公式サイト)

くまざわ書店新綱島店(横浜綱島店)ツイッター

法人サポーター会員:アピタテラス横浜綱島 専門店会 提供)


カテゴリ別記事一覧