横浜市と国土交通省(国交省)は、鶴見川が氾濫するおそれがある場合、綱島水位観測所のデータをもとに、国交省が洪水情報の「緊急速報メール」をスマートフォンなどに一斉配信することを今月(2019年6月)22日(土)から始めることを発表しました。
国交省の緊急速報メールは、2016年9月から茨城県の鬼怒川などで始めた取り組みで、配信エリア内にあるスマートフォンや携帯電話へ一斉に洪水情報をプッシュ配信するもので、その後段階的に対象河川や配信自治体を増やしており、今月から鶴見川の港北区内や鶴見区内、都筑区内が対象となったものです。
港北区内の鶴見川では、綱島東1丁目にある「綱島水位観測所」と、新羽町にある「亀の子橋(亀甲橋)水位観測所」の2カ所で氾濫危険水位に達した場合に国交省から緊急速報メールが配信されるとともに、横浜市からは避難勧告などの避難情報も配信されるとのことです。
なお、両観測所ともにライブカメラの定期更新画像と水位グラフなどが公開されており、大雨の際は、インターネット上でも川の様子を確認することが可能です。
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【参考リンク】
・ライブカメラ「鶴見川:綱島水位観測所/神奈川県横浜市港北区綱島東(左岸)(国土交通省京浜河川事務所)
・ライブカメラ「鶴見川:亀の子橋水位観測所/神奈川県横浜市港北区新羽町(左岸)(国土交通省京浜河川事務所)