日吉・綱島では「認可保育所」へ入るのに相変わらず厳しい状態が続きます。
新年度となる今年(2020年)4月から認可保育所を利用するための「一次申請」の結果がこのほど通知されました。しかし、その後も依然として日吉と綱島はもちろん、高田も含め、3エリアすべての認可園で2ケタ以上の人が利用を待っています。
このほど港北区から発表された今月1月27日時点での「延べ待ち人数」では、日吉・綱島・高田の全認可園で2ケタの人数となっており、0歳から2歳が特に厳しい状況です。
日吉駅に近い慶應義塾大学キャンパス内にある「ベネッセ日吉保育園」は201人待ち、箕輪町2丁目の再開発エリア「プラウドシティ日吉」内の商業棟に新設される「(仮称)にじいろ保育園日吉」も118人待ちと3ケタを記録(いずれも延べ人数)。
このほか日吉エリアでは80人~90人待ちが6園、綱島エリアでは4園あり、綱島街道に沿って箕輪町から綱島東にかけて、再開発が活発なエリアから近い園で、待ち人数がより多くなっている傾向が見られます。
また、少ない定員の小規模保育園(小規模保育事業)でも下田町の2園と綱島東の1園を除き、日吉と綱島では多くが2ケタの待ち人数となりました。
これらの待ち人数に対し、きのう1月29日に発表された二次募集(二次調整、2月10日締切)での空き枠数は、ごくわずかで、0歳から2歳は、ほとんどの園で0人となっています。
保育所をいくら作っても、それを上回るスピードで次々と増え続ける新たなマンションや一戸建て住宅。いつになれば、日吉や綱島の保育所へ苦労なく入れるようになるのでしょうか。
(※)見出し左のイメージ写真はPhoto ACより
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・2019年4月の保育所「待ち人数」公表、“50人以上待ち”は日吉と綱島の園ばかり(2019年4月11日、昨年4月時点の状況)
【参考リンク】
・港北区 保育所情報(申請や空き・待ち情報)