「糖尿病・内分泌内科」新設から9カ月、アピタ内クリニックが“チーム力”向上目指す | 横浜日吉新聞

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法人サポーター会員による提供記事です】2024年も業務改善にチャレンジ――「チーム力」をさらに高めて、より快適なクリニックの診療体制づくりに挑みます。

綱島街道の東急綱島駅・新綱島駅と日吉駅との間、北綱島交差点に位置する「アピタテラス横浜綱島」(綱島東4)内の「ハートメディカルクリニックGeN横浜綱島」(医療法人社団慧心メディカル、源河朝広理事長・院長)では、これまでクリニック名にある「ハート(心臓)」を専門とする「循環器内科」のほか、昨年(2023年)4月から「糖尿病・内分泌内科(甲状腺疾患など)」の診察にも対応しています。

昨年(2023年)4月から糖尿病・内分泌内科の専門医として着任した中口医師。同院のホームページにも疾病についての解説を掲載している

昨年(2023年)4月から糖尿病・内分泌内科の専門医として着任した中口医師。同院のホームページにも疾病についての解説を掲載している

「糖尿病・内分泌内科の受診が特に昨年(2023年)秋以降、増えてきたと感じています。40代から50代までの受診が特に目立つ状況です」と、同科を担当する中口裕達(なかぐちひろたつ)医師は、“働く世代が多い”と感じるという来院患者について言及します。

特に、昨年9月から導入した院内での「甲状腺超音波検査(甲状腺エコー)」や採血で、「その日に結果が出ることで、特に忙しい現役世代の皆様には、通院の手間や時間面でのメリットを感じていただけているようです」と中口医師は、検査部門との連携においても日々の業務改善の成果を感じているといいます。

中口医師と看護師の後藤さん(右)、事務(広報)担当の櫻庭さん。部署を超え、クリニック全体での「チーム力」を高め、来院患者目線でのクリニック運営を目指していく

中口医師と看護師の後藤さん(右)、事務(広報)担当の櫻庭さん。部署を超え、クリニック全体での「チーム力」を高め、来院患者目線でのクリニック運営を目指していく

また、安易に薬だけ処方をするということは行っていないといい、「問診や採血結果、生理画像検査などをもとに、患者さんの状態を確認し、ガイドラインに沿って診療を行います。新しい薬を処方した際には、副作用がないか、必ず検査と診察で確認を行うようにしています」と、病気の進行や合併症を予防することで来院患者の命を守り、後遺障害を予防し、健康寿命に貢献するという目標の下、日々の診療を行っているとのこと。

完全予約制を採用することでのメリットも感じているといい、「ぞれぞれの診察時間を確保した上で、クリニック全体での迅速かつ丁寧な対応を行うことができれば」と、中口医師は、スピーディーな対応の中でも、一人ひとりの来院患者に寄り添った医療を今後も行っていきたいと意気込みます。

医師・看護・検査・事務の「チーム力」を高める

検査部門では、来院患者を待たせる時間の短縮に努めており、採血などの検査までに呼ぶ時間・検査結果が出るまでの所要時間を集計し、業務終了後に源河院長と振り返りを実施。

採血でも、来院患者の負担を減らすようにと「細い採血針」を使用し、採血量を最低限に抑えているほか、正確な検査結果が出るようにと、日々の機械のメンテナンスを行っているといいます。

事務部門の職員・スタッフは入職後にマナー講座を受講。来院患者に「より快適な空間」で過ごしてもらうための工夫を行っている

事務部門の職員・スタッフは入職後にマナー講座を受講。来院患者に「より快適な空間」で過ごしてもらうための工夫を行っている

看護師は2人体制での診療を行っているといい、「当院では、心不全療養指導士(一般社団法人日本循環器学会、東京都千代田区)と糖尿病療養指導士(一般社団法人日本糖尿病療養指導士認定機構、同文京区)の資格を取得した看護師が常勤しています」と看護師の後藤李沙さんは、より高い専門性を意識しながら、細やかな問診を行った上での医師との情報共有に努めていると説明。

日々の「ヒアリング力」を向上させることにより、来院患者の不安感の払拭をはかる試みを行っているとのこと。

特に再受診の来院患者に対しては、「血圧や実脈拍測定のほかに、内服薬や生活状況についての確認も行わせていただき、診察前に医師に報告しています」と、担当医師との連携についても日々深め、診療サポートを行っていると語ります。

診察室に置かれたフラワーアレンジメント飾りにも「新年」らしさを演出していた(1月19日)

診察室に置かれたフラワーアレンジメント飾りにも「新年」らしさを演出していた

事務部門では、入職後にマナー講座を受講、日々の業務の中でも「言葉遣い」「所作」に気を配っているといいます。

また、診療が円滑に進むよう、受付・会計の時間短縮にも努めているといい、検査内容を事前に確認、新規の来院患者への電話対応も行っているとのこと。

マイナンバーカードによる保険証にも対応している

マイナンバーカードによる保険証にも対応している

「患者さんが気持ちよく過ごせる環境作りにも力を入れています」と、入職後1年になるという広報担当の櫻庭千夏(ちなつ)さん

院内で流す音楽(BGM)の調整を行い、季節に合わせたインテリアを採用。香りを使用したアロマを炊くといった試みを行うほか、マイナンバーカードによる保険証にも対応するといったクリニックのIT化についても日々取り組んでいるといいます。

来院患者との「信頼感」の構築を目指す

さらに中口医師は、昨年の着任以降、来院患者との「信頼関係」の構築も日々進んでいると感じるといい、「来院される患者さんの負担をどのように減らしていくのか、ということも今年の課題の一つと感じています」と語ります。

2024年は医師と看護師、検査技師や事務スタッフがより「一丸となって」来院患者に対応していく

2024年は医師と看護師、検査技師や事務スタッフがより「一丸となって」来院患者に対応していく

特に、高血圧やコレステロールなどの慢性的な疾患の治療において、「来院いただく際に服薬忘れがない、薬の服用を習慣化できているかどうかといった確認をとって、治療の目標を達成して安定していることを医師が確認した場合、通院間隔を少しずつ開けていくこともあります」と、来院患者との信頼関係をよりしっかりと、深く構築していくことこそが診察や治療にとって大切だと感じているとのこと。

「検査スタッフ、看護師、そして事務スタッフ、そして医師が連携を取りながら、日々の診療に向き合っていきたい」と、“チーム力”の強化、そしてチームワークのさらなる向上による“同院”らしい医療やサービスの提供に向けてのチャレンジを2024年も行っていく考えです。

)この記事は「横浜日吉新聞」「新横浜新聞~しんよこ新聞」の共通記事です

)記事の掲載内容については、直接「ハートメディカルクリニックGeN横浜綱島」にお問い合わせください

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【参考リンク】

ハートメディカルクリニックGeN横浜綱島のサイト(医療法人社団 慧心メディカル)

糖尿病(同)

法人サポーター会員:ハートメディカルクリニックGeN横浜綱島~医療法人社団 慧心メディカル 提供)


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