慶應・森林監督が“目指すもの”を語る、2月の「港北区シンポジウム」登壇で | 横浜日吉新聞

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「夏の甲子園」優勝の感動を区民とともに――港北区日吉に通い始めて37年になる慶應・森林監督が「エンジョイ・ベースボール」で目指すものについて語ります。

港北区スポーツ協会港北区スポーツ推進委員連絡協議会は、来月(2024年)2月17日(土)13時30分から16時まで(開場:13時)「港北区スポーツシンポジウム」を港北公会堂(大豆戸町、大倉山駅から徒歩約7分)で開催、来週1月15日(月)から事前予約制で参加者(先着400人)を募集する予定です。

2月17日(土)開催「港北区スポーツシンポジウム」に登壇予定の慶應義塾高校野球部監督の森林貴彦さん(1月5日、港北区内)

2月17日(土)開催「港北区スポーツシンポジウム」に登壇予定の慶應義塾高校野球部監督の森林貴彦さん(1月5日、港北区内)

慶應義塾高校(慶應塾高、日吉4)野球部監督森林貴彦さんを招き、講演会「エンジョイベースボールがめざすもの」を企画開催。

同シンポジウムは、港北区民スポーツについて考え、スポーツを通じて地域を活気づける「きっかけづくりの場」として行う年1回の大型イベントとなっています。

開会式の後、まずは区内のスポーツに関わる功労者への「表彰式」を行い、14時から森林さんの講演会を行う予定です。

神奈川大会決勝戦で選手たちをあたたかく見守る森林さん(2023年7月26日、横浜スタジアム)

神奈川大会決勝戦で選手たちをあたたかく見守る森林さん(2023年7月26日、横浜スタジアム)

森林さんは慶應義塾普通部(日吉本町1)から塾高慶應義塾大学(日吉4)に進学し法学部を卒業。

大学時代は母校の塾高野球部で学生コーチを務め、3年間のNTT(日本電信電話株式会社)勤務を経て、筑波大学大学院コーチング論研究室に在籍し教員免許(保健体育)と修士号(体育学)を取得したといいます。

大学院進学と並行して、私立つくば秀英高校(茨城県つくば市)で野球部コーチを務め、2002(平成14)年より慶應義塾幼稚舎(東京都渋谷区)で教諭として担任を務める傍ら、母校・塾高野球部に戻りコーチ・助監督を歴任、2015(同27)年に監督に就任しています。

日吉台小学校で行われた150周年記念式典に「サプライズ登場」した森林さんは慶應幼稚舎の教員らしく子どもたちに笑顔でハイタッチ(2023年11月18日)

日吉台小学校で行われた150周年記念式典に「サプライズ登場」した森林さんは慶應幼稚舎の教員らしく子どもたちに笑顔でハイタッチ(2023年11月18日)

2018(同30)年の春と夏、昨年(2023年)にも春・夏の甲子園球場での全国大会に出場、夏の大会で107年ぶりとなる全国優勝を達成していました。

今回の森林さんの登壇は、同スポーツ協会側から学校(塾高)を通じて依頼したとのこと。

森林さんは、「13歳から港北区日吉に通い始め、そこから37年が経ちました。慶應義塾高校野球部と共に少しでも港北区に恩返しできれば、という想いでお引き受けしました」と、今回の登壇を引き受けた理由を説明します。

日吉の街にも一大ムーブメントが訪れた(2023‎年‎8‎月‎2‎日、日吉駅前)

日吉の街にも一大ムーブメントが訪れた(2023‎年‎8‎月‎2‎日、日吉駅前)

今月(2024年)1月5日に港北区内で開かれた「港北区新年賀詞交換会」(実行委員長・関治美港北区連合町内会長)では、「心の通いあう豊かな地域社会づくりに尽力し、その功績が顕著だった個人、または団体を表彰するもの」として、「慶應義塾高校野球部の皆さん」「港北区民表彰」を受賞。

区民に夢と希望を与え、区の名誉を高めた功績を称え、代表して来場した森林さんが表彰状を漆原順一港北区長から受け取り、来場者からの大きな拍手を受けていました。

有隣堂新横浜店(新横浜駅ビル内)のオープン時には「地元」の書籍コーナーに森林さんの著書も置かれていた(2023年12月22日)

有隣堂新横浜店(新横浜駅ビル内)のオープン時には「地元」の書籍コーナーに森林さんの著書も置かれていた(2023年12月22日)

森林さんの著書「Thinking Baseball(シンキングベースボール)――慶應義塾高校が目指す”野球を通じて引き出す価値”」(2020年10月刊、東洋館出版社)やメディア報道などでも森林さんの考え方に触れる機会を見つけることは多くありますが、直接、森林さんの考え方を聞き、またスポーツについての想いといった「区民」へのメッセージを受け取ることができる貴重な機会として、大きな反響を呼ぶ講演会となりそうです。

鶴見川沿いにある神奈川県立港北高校(イメージ)

鶴見川沿いにある神奈川県立港北高校(イメージ)

なお、講演会の後、15時20分からは、地域の発表として、昨年(2023年)3月に行われた「高校ストリートダンスグランプリ2023決勝大会」にも出場した港北高校(大倉山7)ダンス部による発表が行われる予定となっており、地元高校生によるステージでのパフォーマンスで会場が盛り上がることになりそうです。

昨年(2023年)4年ぶりに復活した「港北区スポーツシンポジウム」の盛り上がりに期待したい(2月18日、港北公会堂)

昨年(2023年)4年ぶりに復活した「港北区スポーツシンポジウム」の盛り上がりに期待したい(2月18日、港北公会堂)

申し込み開始は来週1月15日(月)から2月9日(金)までを予定(定員に達し次第終了)。申込フォームやFAXでのエントリーが可能とのことです。

)この記事は「横浜日吉新聞」と「新横浜新聞~しんよこ新聞」の共通記事です

【関連記事】

日吉台小「150年」祝う会に塾高・森林監督、サプライズ登場で“歓喜の声”(2023年11月20日)※「超ご近所」慶應普通部時代から日吉に通っていた縁もあり登壇が実現した

新横浜駅で「夏の甲子園」に向け壮行会、“慶應塾高”らしさで夢の舞台へ(新横浜新聞~しんよこ新聞、2023年8月3日)※港北区賀詞交換会で「この夏の甲子園もこの新横浜駅からチームで出発、そしてこの新横浜の駅で帰ってきて」との思い出を語っていた

・【前年記事】港北区からスポーツで地元を盛り上げる、4年ぶり「シンポジウム」で97人を表彰(2023年2月19日)

【参考リンク】

令和5年度 港北区スポーツシンポジウム(港北区地域振興課)※対象者は「スポーツについて関心を持たれる方ならどなたでも」可能としている

令和5年度港北区スポーツシンポジウム(横浜市電子申請・届出システム)※リンク追記

港北区スポーツ協会公式サイト ※イベントの案内も

2024(令和6)年「港北区新年賀詞交換会」に多くのご参加ありがとうございました(港北区連合町内会)※受賞での登壇シーンを掲載


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