港北区の活性化をスポーツで――その「夢」と「感動」を4年ぶりに開かれた公開イベントで分かち合います。
港北区スポーツ協会と港北区スポーツ推進委員連絡協議会は、きのう(2023年)2月18日(土)午後、「港北区スポーツシンポジウム」を開催。
4年ぶりとなる開催を待ちわびた登壇者や来賓、地元の連合町内会・自治会関係者など約300人が港北公会堂(大豆戸町)に来場し、スポーツを通じた交流を誓うひとときを共有しました。
新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、開催が予定されていた2020年2月の開催時は、ちょうどその流行拡大によりイベントが急きょ中止となる状況に。
開会宣言をおこなった同協議会の小松賢吉会長は、受賞者に対して、「皆さんは、スポーツに取り組み結果を出すことで、感動や嬉しさや満足を贈るという、“受ける”だけでなく“与える”幸せ、与える栄光を手にして、人として大きく飛躍し成長されました」と激励。
指導者に対しても、「スポーツの振興にとどまらず、その功績は地域社会の安心安全に寄与するもの」とその功績を讃(たた)えます。
続けて登壇した同スポーツ協会の嶋村公(ただし)会長は、2021年1月から名称を「港北区体育協会」から変更した後、リアルでのシンポジウム初開催となったと説明し、スポーツを通じて「人や地域のつながり」を大事にすることの大切さについても言及しながら、港北区内のスポーツ関係者が集いイベントを開催できることを“大変喜ばしい”と表現していました。
表彰式では、「港北区スポーツ協会功労賞」6人と「港北区地域スポーツ功労賞」5人、「港北区優秀選手賞」として中学生86人の代表として3人を壇上で表彰した後、「アートとスポーツ」をテーマに、京都芸術大学アート・コミュニケーション研究センター研究員の春日美由紀さんを講師に招いての講演会をおこないました。
また「地域の発表」として、約120人が所属するという港北高校ダンス部(大倉山7)による発表をおこない、イベントの最後を彩りました。
「港北区ペタンク大会」(同協議会主催、2022年11月)や、「港北駅伝大会」(同大会実行委員会主催、2023年1月)が無事復活。
地域スポーツ活動の再開も本格的に進むことが期待される中、スポーツに携わる人々の存在感が高まり、地域ぐるみでの人材の育成やつながりづくりをおこなっていくことが求められることになりそうです。
(※)この記事は「横浜日吉新聞」「新横浜新聞~しんよこ新聞」の共通記事です
2022(令和4)年度 港北区表彰者(敬称略・順不同、一部のみ掲載)
港北区スポーツ協会功労賞
- 坪田 千城(港北区ソフトボール協会)
- 飯島 勉(港北区相撲連盟)
- 石﨑 暢夫(港北区テニス協会)
- 山岸 茂実(港北区サッカー協会)
- 小林 正佳(港北区少年野球連盟)
- 神野 あゆみ(港北区バレーボール協会)
港北区地域スポーツ功労賞
- 田邊 昭治(日吉地区連合町内会)
- 小泉 誠(綱島地区連合自治会)
- 高橋 幸子(大曽根自治連合会)
- 小島 和男(城郷地区連合町内会)
- 北島 和年(新吉田あすなろ連合町内会)
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【参考リンク】
・令和4年度 港北区スポーツシンポジウム(港北区地域振興課)