日吉台小学校の150周年を祝う「ラッピングバス」が6月末から街に登場、日吉駅前では車両の展示会も開催されました。
今年(2023年)6月24日に創立150周年を迎えた横浜市立日吉台小学校(日吉本町1、吉井宣明校長)。
創立記念事業の一環として「児童が描く日吉の街」と名付けたラッピングバスが登場しています。
東急バス東山田営業所(都筑区東山田)管内で先月6月末より路線バス車両としての運行をスタート。
今週7月9日(日)10時から16時まで、日吉駅の北東側に位置する東急バス折り返し所で、ラッピングバス車両の展示会を開催しました。
創立150周年事業実行委員会の室町ななみ実行委員長(前PTA会長)は、「東急バスの皆様の特別な計らいで展示会の企画が実現しました」と、バスが無事に街での運行をスタートしたこと、今回の展示が無事に実現したことへの感謝の想いを語ります。
この日は、東急バスの企画部門の担当者やラッピングバスを制作した株式会社東急エージェンシー(東京都港区)の担当者が来訪。
同実行委員会のメンバーも現地にスタンバイし、来訪する児童や保護者へ案内や誘導を行い、バスを見て笑顔に包まれる人々の姿を見守っていました。
東急エージェンシーOOHメディア営業局長の宮崎晃さんは、「日頃、仕事を通じて社会貢献をできる機会というのはあまりないと感じるだけに、大変嬉しく思っています」と、子どもたちが描いた絵を1枚ずつ写真撮影するといった“手間がかかる”作業を特別に行っての制作だったことを明かします。
ラッピングバスのデザインを行ったデザイナーの小形定広さんは、「東急エージェンシーさんとの出会いが、デザインのきっかけでした。子どもたちの絵を最初は四角にすることも検討したのですが、丸のほうが“かわいい”のではないかと採用しました。バスを白い“キャンバス”に見立てて、『絵が乗っかっている』かのイメージに仕上げました」と、白いバスをあまり最近では見かけなくなっていたことも白地を採用した大きな理由になったと説明します。
東急バス企画部次長の結城一夫さんは、「未来を担う子どもたちが喜んでくれることがとても嬉しい。身近な乗り物としてのバスを好きになってもらって、将来バス業界でも活躍してもらえたら」と、想い出を共有することでのバス業界への“愛着”を深めてもらいたいとの想いを力強く語っていました。
小学校4年生から6年生までの児童が描いた「日吉の好きなところ」を描いたというラッピングバスは、今年12月末まで運行する予定となっています。
日吉中央通りと日吉普通部通りのプランター約50個には、「日吉の好きなところ」を描いた1年生から3年生までの絵を学年ごとに2カ月ごとに飾る取り組みも7月から約半年間の予定でスタートしており、子どもたちの絵が街を彩る「日吉の街」の風景を12月頃まで楽しむことができそうです。
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【参考リンク】
・ラッピングバスが走り始めました。(同)