実に“4年ぶり”となるリアル開催のスポーツフェスタは、学生たちの意気込みや想いにより企画がスタート、大いに盛り上がることが期待されています。
慶應義塾大学下田グラウンドや下田寮周辺(日吉本町2~下田町1)での恒例行事「桜スポーツフェスタ」(慶應義塾体育会・同実行委員会主催)の第16回目の開催が、今週末(2023年)3月25日(土)に“リアル”で4年ぶりに行われることになりました(雨天時は翌26日(日)に順延予定)。※【2023年3月25日23時35分追記】明日(26日)も一日中悪天候が続くと見込まれるため、今年度の桜スポーツフェスタは【中止】(主催者発表)とのことです
日吉・下田地区で活動する体育会5部(野球部・蹴球部=ラグビー部・ソッカー部=サッカー部・ホッケー部・ソフトテニス部)の部員が中心となり、自主的に企画・運営することにより開催されてきたイベントでしたが、新型コロナウイルス感染症の影響で、第13回(2020年)と第14回(2021年)の開催が中止に。
昨年(2023年)の「オンライン配信」による第15回目の開催では、各部の体験や、センターステージの披露など、まだ「コロナ禍」の影響を色濃く残す形での実施となっていました。
今回の催しでは、各部による体験教室や招待試合、センターステージでのパフォーマンスや、スポーツレクリエーション「シモリンピック」といった企画を行う予定です。
今回のイベントは、各部からエントリーした35人の実行委員が運営しているといい、恒例だという野球部から選ばれた実行委員長は、慶應義塾大学で経済学部に通う岡田健人さん。
岡田さんは、「今回の企画で、初めて人を“まとめる”立場としての役割を担うことができました。協賛企業の皆様や日吉の地域の皆様、大学の役職者と接点を得ることができました」と、体育会や野球部が多くの人々に応援されているということを感じることができたと、その“感謝の想い”を語ります。
ホッケー部に所属する実行委員会広報部で、同じく経済学部の坂上(さかのうえ)開道さんは、地元小学校向けのチラシを3000枚、新聞販売店の協力で無償で折り込んでもらえるというチラシを8000枚、ポスターを250枚制作したというエピソードを披露します。
久しぶりの開催にあわせ、日吉地区の横浜市立日吉台小学校、至近の下田小学校、日吉南小学校、駒林小学校、矢上小学校、そして箕輪小学校と6校を訪問したといい、「多く学校の先生方にとっても、“(桜スポーツフェスタを)知らない”といったケースもありました」と、異動などによる役職者の変更で、その説明に苦労した点もあったと明かします。
それでも、今回、学校向けに配布したチラシについて、「コロナ禍の影響で、配布は難しいという学校もありましたが、“掲示しアピールします”という学校もあり、先生方にはあたたかく対応をいただけたと感じています」と、学生側からのアピール、そしてスポーツの “輪”を広げる活動について、各学校から“応援”してもらえるきっかけを作れたことについての感謝の想いを熱く語ります。
新型コロナウイルス感染症対策により、「コロナ前まで行ってきていた飲食に関する出店ができない状況となっていますが、ぜひ地域の皆様にはまずはお立ち寄りいただき、ステージやスポーツ体験、また招待試合などの見学も楽しんでいただければ」と岡田さん。
イベント内容は各部で異なっているため、「それぞれの部のサイトなどの情報発信をご参照ください」(岡田さん)とのことです。
“4年ぶり”の開催とあって、毎年1、2年生を中心に実施している同イベントの企画担当者は入れ替わっており、全員が“未経験者”とのこと。
それだけに、地域側からの声援やフォロ―、“未経験”だからこそできる新チャレンジといった斬新さにも、今後さらに期待をしていきたいものです。
【関連記事】
・【昨年の記事】3年ぶり「桜スポーツフェスタ」はオンラインで、日吉の体育会5部が体験募集(2022年3月17日)
・慶應体育会の学生が日吉とつながる、2019年「桜スポーツフェスタ」は3/30(土)(2019年3月25日)※「コロナ禍」前の実行委員会インタビュー記事
・2018年「桜スポーツフェスタ」は3/24(土)、開催支えるボランティアの想い(2018年3月14日)※「コロナ禍」前の地域ボランティアの参加協力について
・<センバツ甲子園>慶應塾高で壮行会、“日吉協育モデル”で高校野球に新しい風を(2023年2月28日)※「慶應塾高」が、明日(3月21日)の「センバツ甲子園」大会で仙台育英と対戦予定
【参考リンク】
・3月25日(土) 桜スポーツフェスタ開催のご案内(慶應義塾体育会)※イベントスケジュール一覧など
・第16回桜スポーツフェスタTwitter ※最新情報、体験教室についてなど