<慶應塾高>センバツ甲子園は延長タイブレーク、敗戦なるも“大歓声”が後押し | 横浜日吉新聞

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【観戦レポート】センバツ甲子園は「延長タイブレーク」戦へ突入。0対1から追い上げ、1対1のラストシーン。最後まで粘る選手たちを“大歓声”が後押ししました。

あいにくの雨の中での試合となった阪神甲子園球場での慶應塾高と仙台育英の対戦(3月21日)

あいにくの雨の中での試合となった阪神甲子園球場での慶應塾高と仙台育英の対戦(3月21日)

2018(平成30)年の第90回大会に出場以来、5年ぶり10回目の「第95回記念選抜高等学校野球大会(センバツ大会)」(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)への出場を果たした慶應義塾高校(慶應塾高=日吉4)。

きょう(2023年)3月21日(火・祝)に昨年(2022年)の全国高校野球選手権大会(夏の甲子園)を制した仙台育英高校(宮城県仙台市)と対戦、延長タイブレーク戦の末、惜しくも1対2でサヨナラ負けを喫するという結果に。

新2年生の小宅(おやけ)雅己君は8回まで仙台育英の強力打線を1点に抑えた

新2年生の小宅(おやけ)雅己君は8回まで仙台育英の強力打線を1点に抑えた

プレー中には「エンジョイ・ベースボール」らしい笑顔も

プレー中には「エンジョイ・ベースボール」らしい笑顔も

塾高は、特に序盤から中盤にかけて幾度もチャンスを重ねながら得点ができない展開のなか、2回表の途中から早々に登板した仙台育英のエース・高橋煌稀(こうき)君が5回裏に自らレフト前タイムリーヒットを放ち、0対1と先制を許してしまいます。

9回表にようやく1点を返すまではなかなか得点できない展開に

9回表にようやく1点を返すまではなかなか得点できない展開に

2番手として登板し、徐々にペースを上げる高橋君を打ち崩すことができない試合展開の中、9回裏に代打の安達英輝君レフト前タイムリーヒット1対1に追いつき、延長戦へ。

新3年生の松井喜一君は9回と10回に登板。歯を食いしばった投球を見せていた

新3年生の松井喜一君は9回と10回に登板。歯を食いしばった投球を見せていた

試合は今大会から10回から導入されることになった初の「タイブレーク戦」に

試合は今大会から10回から導入されることになった初の「タイブレーク戦」に

「大観衆」の声援に支えられながら熱戦を展開

「大観衆」の声援に支えられながら熱戦を展開

これまで13回だった「延長タイブレーク」の制度を今大会から10回から採用。10回裏2死満塁という状況の中、仙台育英の山田脩也君レフト前タイムリーヒットを許し、延長サヨナラでの敗戦となってしまいました。

ピンチでも励ましあい、工夫を凝らしながら戦いに挑んでいた

ピンチでも励ましあい、工夫を凝らしながら戦いに挑んでいた

10回裏にサヨナラヒットを許すという悔しい敗戦となった

10回裏にサヨナラヒットを許すという悔しい敗戦となった

それでも、前夏の覇者で優勝候補とも言われる仙台育英に「互角」ともいえる戦いを繰り広げ、僅差(きんさ)の敗戦となった塾高の健闘に、在学生徒や教職員、保護者、学校関係者のみならず、全国各地から駆け付けた塾高OBや、幼稚舎から大学に至るまでのネットワークに所属する在学生たちからの「割れるばかり」の大歓声と拍手がチームに送られていました。

「僅差」の敗戦。仙台育英の校歌が高らかに球場に鳴り響いていた

「僅差」の敗戦。仙台育英の校歌が高らかに球場に鳴り響いていた

アルプススタンドに向けてあいさつする選手たち

アルプススタンドに向けてあいさつする選手たち

夏の甲子園のシード権を賭けた「春季大会(春の県大会)」を経て、“次のステップ”へと進む慶應塾高。

夏の大会に向けてのさらなる飛躍を期待したい

夏の大会に向けてのさらなる飛躍を期待したい

「あと一歩」で勝利を逃した悔しさがバネとなり、さらに大きな飛躍を遂げるための“チーム力のさらなる強化”に今後も大きな期待感が寄せられそうです。

【当日の様子】

「東急新横浜線」が開業してまだ4日目。新横浜駅までのアクセスが日吉駅・新綱島駅からは便利に

「東急新横浜線」が開業してまだ4日目。新横浜駅までのアクセスが日吉駅・新綱島駅からは便利に

約6分間で新横浜駅に到着しました

約6分間で新横浜駅に到着しました

阪神電車・大阪梅田駅では「センバツ」ヘッドマーク付きの電車が出迎えてくれました

阪神電車・大阪梅田駅では「センバツ」ヘッドマーク付きの電車が出迎えてくれました

甲子園駅に到着。3塁側だと案内する看板も。「慶應」を応援する人々が多く来場し写真撮影していました

甲子園駅に到着。3塁側だと案内する看板も。「慶應」を応援する人々が多く来場し写真撮影していました

一部外野席を除きチケットは「売り切れ」の表示でしたが、悪天候予想もあるのか、外野を中心に空席が見られました

一部外野席を除きチケットは「売り切れ」の表示でしたが、悪天候予想もあるのか、外野を中心に空席が見られました

アルプススタンド前には長い長い慶應関係者の列が続いていました

アルプススタンド前には長い長い慶應関係者の列が続いていました

球場の周囲には「甲子園」の歴史を伝える数多くの記念碑が

球場の周囲には「甲子園」の歴史を伝える数多くの記念碑が

2022年3月にオープンしたばかりだという「阪神甲子園球場の歴史を一堂に集めた」というミュージアム・甲子園歴史館は、高校野球ファンにはたまらないであろう展示が多くありました

2022年3月にオープンしたばかりだという「阪神甲子園球場の歴史を一堂に集めた」というミュージアム・甲子園歴史館は、高校野球ファンにはたまらないであろう展示が多くありました

対戦カードを伝えるボードの前でも多くの人が記念撮影を行っていました

対戦カードを伝えるボードの前でも多くの人が記念撮影を行っていました

行く先々で「慶應関係者」の姿が。また近いうちに、この場所で。

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【参考リンク】

センバツLIVE!(毎日新聞社・毎日放送・ヤフー株式会社)


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