【法人サポーター会員による提供記事です】激しい進化を遂げる「自動車業界」の未来に対応するために――自動車整備を担う地域の事業者が、3年ぶりの新年会で未来への決意を共有しました。
国の定める基準にもとづいて自動車整備を行う、港北区と都筑区の事業者が集まる業界団体「神奈川県自動車整備 港北支部」(事務局:新羽町・株式会社ザ・カスタム内)は、先週(2023年)1月25日(水)16時より、3年ぶりとなる「新年支部会・講演会・懇親会」を開催。
約120事業所からなる港北区・都筑区内8地区の支部役員や来賓など約40人が集い、2020年以来となる“リアル”での情報交換、また懇談のひとときを過ごしました。
まずは、2021年度から新たに会長に就任した有限会社新横浜自動車(大豆戸町)の伊東孝幸さんが、「皆様のご理解とご協力の上、3年ぶりに新年会を開催できることを感謝します」とあいさつ。
来賓として来場した県自動車整備3団体代表で本部役員の池田繁雄さんは、「自動車整備業界を取り巻く環境は変わりつつある」と、半導体不足やEV、水素を燃料とする車の普及状況にも言及し、地球温暖化による豪雪などによる自動車事故の多発についても、保険料の値上がりにつながらないかと心配していると語ります。
「業界をより魅力あるものにするために皆様の知恵を借りたい」との呼び掛けもおこない、会員たちを激励していました。
「車検証の電子化」や来年3月がリミット「特定整備事業」認証も
県自動車整備振興会横浜支所(都筑区池辺町)所長の高野仁(ひとし)さんも来賓として招かれ、今年1月からの電子化された車検証についての注意事項や車検ステッカーについて、また手数料の値上げにともなう印紙代の貼付金額に多く誤りが発生していることや、車検時に事前登録をおこなうことでのキャッシュレス決済が導入されたことについても説明。
「振興会のホームページを週1回はチェックしてほしい」と、事業者向け・顧客向けのチラシなどの情報が満載だという会員ページを定期的に確認するようにと呼び掛けていました。
3人目の来賓として登壇した県自動車整備商工組合の宇野充洋(みつひろ)さんは、2020年4月から新たにスタートした「自動車特定整備事業」の認証を取得した事業者の比率が、約37%(2023年1月現在)と非常に低い状況であることについて言及。
特定整備の申請をおこなう場合は講習会も受講せねばならず、「来年2024年3月で認証取得の経過措置終了となり、間際に申請が集中した場合には審査期間が長くなり、取得まで時間を要し自動車整備ができない事態に陥(おちい)る可能性もあるので、計画的に早めの対応をお願いします」と、なるべく早く認証取得のための相談をするようにと呼び掛けていました。
業界の変化へ“決意”を共有、講演会や懇親会で交流も
車業界の変化を感じ、また対応する人々を励ます講演会として、東京都指定民俗無形文化財に指定されている「江戸太神楽(えどだいかぐら)」を特技とする菊仙(きくせん)さんが招かれ、その技を披露。
「和風手品師」として日本や世界で活躍中の「izuma」さんも続いて登場。し、 「いつか見た夢のような世界」を作り出すという“和風マジシャン”ならではの風情、儚(はかな)くも美しさが漂(ただよ)う雰囲気を演出していました。
新たに3事業所の入会があったという「港北支部」の、これからの業界の未来、そして「変化」に対応していくための取り組みは、一事業者である会員を励まし、また新しいチャレンジを生むネットワークとしても、その役割や存在感を高めていくことになりそうです。
(※) 記事の掲載内容については、直接「神奈川県自動車整備 港北支部」にお問い合わせください
(※)この記事は「横浜日吉新聞」「新横浜新聞~しんよこ新聞」の共通記事です
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・車の困りごとは近所の認証工場へ、港北・都筑エリアのホームページが始動(2020年2月3日)※3年前の「新年会」についても掲載
【参考リンク】
・車検証が2023(令和5)年1月4日から「電子化」されICタグが埋め込まれます(同)
・神奈川県自動車整備 港北支部 会員(認証工場)ご紹介(同)※約120社・事業所が加入
(法人サポーター会員:神奈川県自動車整備 港北支部 提供)