6年生による特別授業やタイムマシーン給食、記念ソングや卒業生を待つ「ホームカミングデー」企画も――。
市内最多の1266人(9月16日現在)もの児童が在籍する横浜市立師岡小学校(師岡町、川村智子校長)では、今月(2022年)9月に創立50周年の記念すべきシーンを日々迎えています。
来月10月29日(土)に予定されている開校記念式典に向けての準備が着々と進行中。
6年生の児童を対象とした「総合的な学習の時間」では、クラスを越え、設定した「井戸」、「記念誌」、「畑」、「花壇」、「ビオトープ」の5つのグループに、それぞれ希望する児童が参加。
各テーマに沿った授業内で、児童自らが「考え、行動する」スタイルでの記念式典の準備をおこなっています。
今月(2022年)9月16日の午後おこなわれた同授業では、早くも1カ月後に迫る記念式典の日に向けて、タブレット端末などIT機器も駆使しての動画などの作品づくりといった「成果発表」の準備を進めていました。
6年生による「総合的な学習」の授業風景(9月16日)
1)井戸グループ
クラウドファンディングで作った災害用井戸「いど吉」をは、毎日、校内での「畑グループ」などの水やりなどでも大活躍。地域で役立つようにするために、看板や校内向けの動画の制作も。寄付者への返礼品の準備も進めているとのこと
2)記念誌グループ
「50周年記念誌」の作成に向けて、原稿作りや動画作り、ポスター、新聞制作も実施。地域の歴史を知る公益財団法人大倉精神文化研究所(大倉山2)の平井誠二理事長や、漆原順一港北区長も招いてのインタビューもこれまでの授業内で実施し、記念誌制作などに活かすとのこと
3)畑グループ
50周年を記念して学校敷地内にゼロから作った「畑」。地域で野菜を育てているPTA会長の横溝和宏さんの指導や協力もあり、トマトやナス、オクラやさつまいもなどを育て収穫も。採れた野菜は給食としても提供、夏休みやこの日にも交代で「いど吉」を使用しての水やりをおこなうという努力も
4)花壇グループ
校内に復元された「校章のモニュメント」の周囲に花壇を設置予定。ゴールとして50周年式典での完成披露や花壇のPRを目的とした校内での写真展、スタンプラリーなども構想に。この日は花壇の名前や作り方についても話し合っていた
5)ビオトープグループ
「生きものが学校に増えること」を目標に、ビオトープ(生きものの暮らす場所)の設置を目指し活動。専門家のNPO法人鶴見川流域ネットワーキング(綱島西2)にも指導を仰ぎ、この日は設置工事前の「穴を掘る」作業を、一人ひとりが力を合わせておこなっていた
「ホームカミングデー」は過去3年間の卒業生が対象
また、10月29日(土)におこなわれる記念式典の開催後に予定されている「ホームカミングデー」では、昨年度(2022年3月)までの過去3年間の卒業生を対象とし来校を待つ準備をおこなっているといい、また、式典の前週には、保護者や地域の人々を招いての「記念音楽会」なども企画中だといいます。
創立50周年を記念して誕生した50周年記念ソング「ずっとたからもの」の作詞は6年生の児童たち一人ひとりが手掛けたといい、同校の音楽教師が作曲。授業内でその披露に向けての合唱練習を重ねているほか、同校サイト上ですでに音声ファイルを公開しています。
さらに、「50年の歴史を感じてもらいたい」(川村校長)との目的から、9月20日(火)には「タイムマシーン給食」として、創立50周年を記念した“30年前”の献立での提供を全学年を対象に実施。10月中にも、40年前と50年前をテーマとしおこなう予定です。
一つひとつの取り組みについて、同校では「児童が主体」という位置付けでおこなっているといい、式典当日の運営も子どもたちが自ら担(にな)う計画というところが大きな特色とのこと。
新型コロナ禍をきっかけに、共働き家庭でもより参加しやすい活動をおこなっているというPTAや、歴代PTA会長が地域でも活躍しているという同小学校らしい「地域のつながり」による取り組みも期待できそうです。
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・小学校に港北区長がやってきた、創立50周年「記念誌」グループが“地域”知る授業(2022年7月6日)※「記念誌グループ」の取り組み
・小学生が発案した災害時井戸が完成、「感謝の会」で地域に初披露(2022年6月20日)※「テレビ朝日」の報道でも複数回放映され話題となった
・6年間の想い乗せた「風船」が青空に、卒業記念サプライズで街に響く歓声(2022年3月18日)※前年度の記事
【参考リンク】
・横浜市立師岡小学校のサイト ※50周年記念ソング「ずっとたからもの」の音声ファイルへのリンクも