小学生が発案した災害時井戸が完成、「感謝の会」で地域に初披露 | 横浜日吉新聞

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小学生が発案した「災害時井戸」初めて地域に披露完成の喜びを分かち合いました。

昨年度(2021年)からおこなわれてきた横浜市立師岡小学校(師岡町、川村智子校長)での「師岡ウォータープロジェクト」

「感謝の会」終了後に掘削業者や自治会町内会、消防団員、PTAなども交えての記念撮影がおこなわれた(6月14日)

「感謝の会」終了後に掘削業者や自治会町内会、消防団員、PTAなども交えての記念撮影がおこなわれた(6月14日)

今年(2022年)4月で創立50周年を迎えた同小学校の5年生(今年度は6年生)1クラスの児童が、「総合的な学習の時間」で、地域のためにと発案したクラウドファンディングも活用し掘削、完成を目指した井戸の完成披露「感謝の会」が、先週6月14日(火)午後、同小学校でおこなわれました。

井戸が設置された場所は「キラキラ池」と呼ばれる流れる池があった場所。近年では校舎増築時の資材置き場となり、その後更地になっていました。

井戸の水の汲み出しにも初チャレンジ。50周年実行委員会の会長で10周年の時に第4代PTA会長を務めていた木村繁さんの姿(左)も

井戸の水の汲み出しにも初チャレンジ。50周年実行委員会の会長で10周年の時に第4代PTA会長を務めていた木村繁さんの姿(左)も

子どもたちが命名した井戸の「いど吉」周辺には芝生が新たに敷設され、当日の雨対応のテントを張り地域の人々を招いての式典が行われました。

テープカットも交えた約35分間の会の終了後には地域の人を交えた記念撮影も。

実際に井戸から水を汲み出すシーンも見られ、一人ひとりの児童教職員PTA、そして「いど吉」の完成を待ちわびた地域の人々が達成感に満ちた笑顔に包まれていました。

今後、井戸の使用方法などを記したマニュアルなどを整備し、日常的に井戸の活用を準備できる災害対策の体制づくりをおこなっていく予定とのことです。

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【参考リンク】

横浜市立師岡小学校のサイト

新着情報~師岡WaterProject~災害時地域に役立つ井戸を作りたい!(READYFOR~レディーフォー)


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