<新綱島>駅直結の29階建てタワマン「ドレッセタワー」、東急がPRを開始 | 横浜日吉新聞

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新綱島の“29階建てタワマン”のPR活動が始まっています。東急株式会社は、東急新横浜線・新綱島駅(2023年3月までに開業予定)の地上部で建設している地上29階・地下2階建てタワーマンション「ドレッセタワー新綱島」公式サイトを先月(2021年)4月下旬に公開し、関心を持つ人を対象とした“物件エントリー”を受け付けています。

GW前に公開された29階建てタワーマンション「ドレッセタワー新綱島」の物件公式サイト

ドレッセタワー新綱島は、地権者による“再開発ビル”のうち、港北区区民文化センターや商業店舗などが入る5階建ての「North(北)棟(仮称)」と直結する29階建ての「South(南)棟(仮称)」252戸の分譲マンションとするもので、このうち179戸を一般に販売する計画。

同マンションの売主は東急で、販売代理は東急リバブル株式会社と東急ライフィア株式会社が担当し、建物の設計・監理が株式会社東急設計コンサルタント、施工は東急建設株式会社となっており、東急グループ各社が強く関与しているのが特徴です。

物件公式サイトでは地下で新綱島駅と直結していることをイメージ図を使ってアピール

物件の間取りは1LDKから4LDKで、住戸専有面積は44.88平方メートルから113.45平方メートルとし、販売開始は2021年10月中旬を予定。建物は約2年半後の2023年10月下旬に竣工し、2024年1月下旬に購入者へ引き渡す予定としています。

5月10日時点で販売価格は未定となっていますが、すでに大型チラシが一部の新聞に折り込まれたほか、綱島西2丁目のイトーヨーカドー綱島店近くにあるコインパーキング内に販売拠点となる「マンションギャラリー」を近く設け、地元向けにPR活動を行う見通しです。

売主の東急によると、ゴールデンウイーク前の4月27日に物件の公式ホームページを公開したところ、「問い合わせは通常の物件に比して多く、かなり反響がある」といいます。

東急グループにとって39年ぶりとなる新線「東急新横浜線」は路線図を使って紹介(物件公式サイトより)

地元関係者の一人は、港北区内ではめずらしい駅直結のタワーマンションとなるだけに、「価格は“億”の単位となる物件も出てくるのではないか」と話します。

また、古くから周辺に住む住民の一人は、「地盤が弱い場所ではあるが、しっかり作っていると聞いている。これまで綱島駅の東側は取り残されてきたので、新駅やこの建物をきっかけに新しいムーブメントが起きてほしい」と期待を寄せていました。

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新綱島駅と直結「民間ビル」はシニア住宅とテナント、区文センターに接続(2021年10月4日、隣接のビル)リンク追記

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新綱島駅に建設中の「区民文化センター」、開館は2023年10月以降に(2020年12月18日、同マンション併設の5階建て「North(北)棟(仮称)」内に新設)

<東急新横浜線>「綱島トンネル」の掘削が終了、新綱島駅では軌道敷設も(2021年5月6日、地下では鉄道と駅の工事が進む)

【参考リンク】

「ドレッセタワー新綱島」の物件公式サイト(東急グループ)


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