「輝くシニア生活」の先の多世代、そして地域との交流にも期待感が寄せられそうです。
プラウドシティ日吉内の綱島街道沿い、綱島寄りの南日吉団地入口交差点側に、今月(2021年)10月1日、サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)の「オウカス日吉」が、今月(2021年)10月1日に新規オープン。すでに契約を済ませた入居者が、順次新しい生活をスタートしています。
野村不動産株式会社(東京都新宿区、松尾大作社長)を事業主、グループ企業である野村不動産ウェルネス株式会社(同、松本裕樹社長)を運営会社とするこの新しい「サ高住」は、船橋、幕張、吉祥寺に次ぎ“第4弾”、神奈川県内では初の施設となるとのこと。
全120戸の「賃貸型シニアレジデンス」として、シンプルさの中にも高級感を演出するエントランスや、9階までのフロアに配された居住空間や生活利便性を生み出すスペースなど、原則60歳以上だけが入居可能だという、野村不動産ウェルネスが理念として掲げる「世界一の人生づくり」を追求するためのスペースが散りばめられています。
この新しい「シニアの居住空間」の舵取りを担うのが、現在、近郊に在住しているという支配人の宮腰貴博さん。
2017(平成29)年10月にオープンした第1弾の「オウカス船橋」でも勤務してきたという宮腰さんは、介護福祉士の資格も保有しています。
特に、「人生を謳歌(おうか)する」ことをモチーフとする施設名にもある通り、「健康寿命の“延伸”と、生涯の在宅・自立生活を支援するしくみを構築しています」と、館内にフィットネススタジオを置き、スポーツクラブのインストラクターが常駐していることや、人工温泉を楽しめる大浴場、カラオケ・シアタールームや出張でのヘアカット、歯医者(それぞれ週1回)などを利用できる環境下での、入居者の“健康的な自立生活”をサポートしたいと意気込みます。
「コロナ禍」明け以降には、地域とのコミュニティの醸成にも力を入れていきたいといい、「入居者の皆様には、同じプラウドシティ内の子育てスペースに通う子どもたちが描いてくれた歓迎のメッセージをお届けすることもできました」と、「コロナ禍」が落ち着いた先には、すでにスタートした地域との連携、多世代交流にも尽力したいとの思いを語ります。
1年くらい先までの段階的な入居になると想定しているといい、宮腰さんは、「24時間、職員が常駐し、希望される方には栄養士が管理する食事も提供、同じ野村不動産グループが運営するフィットネスクラブ『メガロス』と共同開発した運動プログラムの実施などによる“オウカスウェルネスプログラム”は、2019年度のグッドデザイン賞も受賞しています。ぜひ入居を検討してもらえれば」と呼び掛けています。
なお、箕輪町に新たに誕生したこのシニア向け施設の間取りは、1人入居用(25~32平方メートル)が52戸、2人まで入居可能な部屋タイプ(32~49平方メートル)を68戸設けているとのこと。
「自立型」の施設として、掃除、洗濯といった日々の日常生活は自身で行う必要がある一方、毎日の健康観察を行うシステムや、部屋でのセンサー機能を使用した見守りのほか、訪問介護事業所の「ツクイ横浜日吉」(株式会社ツクイ=本社:港南区上大岡西)がテナントとして入居していることでの要介護認定時の安心感といった点でも、シニア世代にとっては魅力的な物件であるといえそうです。
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【参考リンク】
・オウカス日吉公式サイト(野村不動産ウェルネス株式会社)