横浜市営地下鉄「グリーンライン」の6両編成化へ向け、今週(2021年)5月11日(火)から日吉駅でもホームの延長工事が始まります。3月に着工した高田駅や日吉本町駅に続くもので、グリーンラインのほぼ全駅で工事に着手することになります。
グリーンラインでは、混雑の緩和を図るため、現在は4両で運転している列車17編成のうち、10編成に2両を増結するもので、来年2022年夏ごろから6両化した編成を順次導入する計画です。
グリーンラインは、経営状況が悪化していた当時の市交通局が建設費を削減するため、まずは4両編成で開業した経緯があり、将来を見越して各駅には6両分のホーム躯体(構造物)自体は設けられています。
市交通局によると、今回の6両化工事は、現在まで使っていなかったホーム躯体の仕上げを行うもので、ホームの両端部で実施する駅が多いため、利用者への影響は少ないといいます。
日吉駅では、列車の先頭となる中山駅側に、日吉本町駅では両端に、高田駅は日吉駅側にそれぞれ使っていないホーム躯体が隠れており、その部分を延長ホームとして活用することになります。
グリーンラインの10駅では、昨年12月の北山田駅を皮切りに、今年1月には中山駅やセンター南駅、都筑ふれあいの丘駅で、2月は川和町駅、3月には高田駅や日吉本町駅、東山田駅でそれぞれホームの延長工事に着手。日吉駅の着工により10駅中9駅で工事が始まったことになります。残るセンター北駅では、調査後に着工するとのこと。
工事期間は、いずれも年度内となる来年(2022年)2月から3月ごろまでを予定しています。
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・グリーンラインの混雑緩和へ「6両編成化」、9月からホーム工事に着手(2020年6月29日)
【参考リンク】
・グリーンラインの6両編成化の概要(横浜市交通局)