日吉の小学生がまちの「飲食店」を激励、“コロナに負けない”支援アイデアも | 横浜日吉新聞

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日吉の小学生が、“コロナ禍”で打撃を受けるまちの「お店」を応援しています。

「コロナ禍」に負けない激励をと、日吉台小学校の3年生1クラスが、日吉駅前「遊ZENたつ吉」本店を訪れた(同店提供)

「コロナ禍」に負けない激励をと、日吉台小学校の3年生1クラスが、日吉駅前「遊ZENたつ吉」本店を訪れた(同店提供)

横浜市立日吉台小学校(日吉本町1、玉置恭美校長)では、小学校3年生が授業で行っている「総合的な学習の時間」において、今月(2020年)12月16日午前、日吉駅前の飲食店「遊ZENたつ吉」(有限会社河合商事、日吉本町1)を1クラス約30人の児童が訪問。

“コロナ禍”で大きな打撃を受けているまちの飲食店を、どのように盛り上げていくかという課題の調査やリサーチ、取材を同店で行っていました。

今回の企画は、今年4月から「日吉台小学校まちとともに歩む学校づくり懇話会」会長に就任した、日吉駅前・日吉サンロード商店会や浜銀通り会役員の厚川隆雄さんを授業に招いた際の、厚川さんの「コロナ禍に苦しむ店舗がある」という発言を受け、「地元店舗を応援したい」という機運が子どもたちの中で高まり、実現に至ったといいます。

子どもたちを出迎える島名社長(右)。日吉台小学校の卒業生でもある

子どもたちを出迎える島名社長(右)。日吉台小学校の卒業生でもある

厚川さんは「子どもたちが街の店舗を知り、励ましてくれることは素晴らしいこと」と、今回の企画が実現したことを喜びます。

まだ開店前の時間帯の店舗を訪れた子どもたちは、同社社長で、同小学校の卒業生でもある島名貴子さん(日吉在住)から、1975(昭和50)年3月に本店としての同店をオープンしたというエピソードや、和食の仕込みの大切さ、店頭で披露している人気メニューなどについて説明。

ノート(バインダー)やタブレット端末を手に子どもたちが店内を取材。短時間での滞在となるようグループにわかれて見学していた

ノート(バインダー)やタブレット端末を手に子どもたちが店内を取材。短時間での滞在となるようグループにわかれて見学していた

子どもたちは、「お店のキャラクターを作りたい」、「スタンプカードはいくらで押すことができますか」、そして「子どもたちには、アイスクリームやデザートのプレゼントを出せるのですか」といった、思い思いのアイデアを、島名さんや担任の杉山敦子教諭に投げかけていました。

杉山教諭によると、クラスで3チームに分かれてお店のポスターチラシクーポンなどを作成する予定になっているとのこと。

杉山教諭(左)と島名社長。子どもたちの学びをより深められるようにと、メールで連絡を取り合っているという

杉山教諭(左)と島名社長。子どもたちの学びをより深められるようにと、メールで連絡を取り合っているという

来年(2021年)1月末頃までの授業内で制作したものは、街に掲示・披露する予定になっているともいい、「今回の授業の成果を、街の皆さんに広く披露することを同店が了解してくれたことが嬉しい」と、同店への感謝の言葉を述べていました。

厚川さんによると、同店のほか、日吉商店街に位置する飲食店や美容院など2店舗にも訪問プランがあるとのことで、地域と地元小学校が、相互に地域まちづくりへの「学び」をリアルに深めるきっかけとなることが期待されそうです。

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【参考リンク】

横浜市立日吉台小学校公式サイト

まち懇開催 地域の皆さんに感謝! 5/21(同)※「まちとともに歩む学校づくり懇話会」の会合について・昨年度の記事

たつ吉グループ公式サイト(有限会社河合商事)

日吉台小学校の3年生の皆様が「総合的な学習の時間」で来店されました。「コロナ禍に負けない」お店づくりをアイデア化くださいます(同)


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