若手経営者などの新規加入が増え、日吉・綱島周辺の企業家たちが熱く盛り上がります。
神奈川区と港北区をエリアとする公益社団法人神奈川法人会(大豆戸町)の日吉支部は、先週(2021年)7月7日、日吉駅西口エリアにある「遊ZENたつ吉」本店(日吉本町1)で、今年度初となる日吉支部の役員会を開催。
新役員の顔合わせや、今年度(2021年度)に行われる事業の見通しについてなどの情報の共有を行いました。
1947(昭和22)年4月に設立され、現在約3200社が加入しているという同法人会は、神奈川税務署(大豆戸町)が管轄する2区のエリア内に24支部を設置。
日吉地区でも現在192社が加入し、国の根幹とも言える「税」について学び、情報を共有しながら、「企業の繁栄と地域社会への貢献」をスローガンとして活動しているといいます。
今年度から新たに支部長に就任した有限会社河合商事(日吉本町1)の島名貴子社長、2005(平成17)年から当時の日吉北支部、2013(平成25)年から現在の日吉支部の会長を務めた山和石油株式会社(日吉3)の吉山昌秀社長のほか、新役員となる6企業の経営者ら12人が出席。
同法人会の会長で東洋グループ(神奈川区羽沢南2)の加藤宣明社長、綱島東支部の会長で株式会社エスプラス(綱島東4)の加藤真太郎社長も激励に訪れるなど、「コロナ禍」での制約に“負けない”明るさと活気あふれる時間を過ごしていました。
2019年度から会長に就任し2期目に入ったばかりの加藤宣明社長は、「当社(東洋グループ)がある羽沢は、相鉄東急直通線(相鉄新横浜線、東急新横浜線)が来年度下期(2022年10月~2023年3月)に、新横浜や綱島、日吉エリアともつながり、大いに盛り上がるのではないかと思います」と、羽沢横浜国大駅(神奈川区羽沢南2)周辺の再開発の状況次第では、さらに人が増えることでの「街の盛り上がり」への期待感を示します。
前会長の吉山社長は、同法人会全体の総務委員長としても引き続き活躍中。
「法人会の活動は、“公益性”がある取り組みを50パーセント以上行っていくことになっています」と、異業種交流の役割を果たす“共益性”事業のみならず、さらなる地域貢献を志す取り組みを行っていくことへの決意を熱く語ります。
日吉支部との合同での事業も行う綱島東支部の加藤真太郎社長は、「税に関する情報を共有し学び合う法人会の会員企業の皆さんは、高い法令遵守の意識を持っていることもあり、ただの“知り合い”ということではなく、すぐに仲良くなれてしまう気がしています」と、異業種交流の部分でも、自身の企業経営にとっても大きなプラスがあると日々の活動から感じているとのこと。
新会長としてあいさつした島名社長は、「父(有限会社河合商事の河合隆雄会長)が日吉支部長に就いていた時期もあったため、法人会という名前は以前からよく知っていました。快(こころよ)く役員を引き受けてくれた皆様には感謝したい」との想いを、一つひとつの言葉を選びながら披露していました。
特に「コロナ禍」以前の数年来、日吉エリアでの「清掃活動」やレクリエーションとしての「利き酒大会」、綱島東支部との合同での「流しそうめん大会」や「バーベキュー大会」といった催しを実施。
同法人会の福利厚生制度推進担当を務める大同生命保険株式会社新横浜支社(新横浜3)の山村幸さんは、「この2、3年は、支部イベントでの異業種交流にご注目いただき、加入される方が増えたと感じます」と、イベントなどでの交流の活発化が新規加入につながると感じているとのこと。
多くの加入企業が「職住近接」の交通至便な立地にあり、慶應義塾大学や神奈川大学、横浜国立大学といった学術機関もエリア付近に点在する、同法人会らしい「地域貢献」の取り組みが、ここ日吉や綱島周辺でも展開されていくことにより、さらなる地域の“盛り上がり”を期待できそうです。
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