あの街・駅の歴史やイベント風景も――区内の映像を「図書館」のように楽しめるサイトの充実を目指します。
港北区内の歴史的映像を記録し番組制作を行う「わがまち港北映像プロジェクト」は、区内にまつわる映像を収録した「港北映像ライブラリ」のホームページをこのほど刷新。
動画作品へのリンクを約160本も収録するなど、「区内の映像図書館」としての役割を持つサイトの機能を大幅に強化することを目的とした新たな取り組みをスタートしました。
「映像のまち港北区」を目指し、2017(平成29)年度からスタートした同プロジェクトの作品を掲載していたこれまでのサイトでは、5つのジャンルに約20作品を収録していましたが、今回のサイト刷新により、「観光」や「文化・芸術」、「スポーツ」や「まちづくり」といった、これまでになかった項目を大幅に増設。
「昭和の懐かし映像集」や「港北の昔ばなし紙芝居」といった分類も新設し、「図書館のように、多ジャンルを検索しやすいサイトを目指しました」と、同プロジェクト代表で下田町在住の伊藤幸晴さんは、新しい「ライブラリ」としての役割を目指したサイトについて説明します。
伊藤さん自身、代表を務める2009(平成21)年に開局した「港北ふるさとテレビ局」で、これまで300本近い区内ゆかりの作品を収録してきたこともあり、「これからは週1回といったペースで作品をアップしていきたい」との目標にも言及。
特に、先月4月7日からの国の緊急事態宣言による外出自粛要請もあり、同プロジェクトや同テレビ局の動画視聴はアクセスが急上昇、また同テレビ局の動画共有サイトYouTube(ユーチューブ)のチャンネル登録者数の増加も「3桁(ケタ)に上る勢い」(伊藤さん)とのことで、動画で地域情報を発信する意味や意義を感じる日々だといいます。
区内で収録された映像作品や、古い8ミリ映像といった懐かしい時代の映像も募集しているとのことで、「これからも、よりバラエティに富んだ区内の映像が集まる場となれば。港北区にゆかりのある皆さんが、“ふるさと”としての港北区により愛着を持ってもらえるような映像をこれからも掲載していきたい」と、“まだここが入口”だという同サイトのさらなる充実という「夢」に向け、日々の活動を続けていく考えです。
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【参考リンク】
・港北映像ライブラリ(わがまち港北映像プロジェクト)
・港北ふるさとテレビ局のサイト(映像作品へのリンクや活動アーカイブも)