<箕輪小の概要発表>日吉台小と綱島東小の児童中心に500人超で4月開校 | 横浜日吉新聞

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日吉と綱島に住む児童が融合する形の小学校となりそうです。横浜市教育委員会はこのほど、箕輪町2丁目で来年(2020年)4月に開校する箕輪小学校(日吉台小学校第二方面校)の保護者向け説明会を開き、想定される児童数や5階建てとなる校舎の設備などについて説明が行われました。

11月30日現在の箕輪小学校の様子、後方はプラウドシティ日吉のマンション

箕輪小は、2015年11月に閉店した「アピタ日吉店」と隣接する「損保ジャパン日本興亜日吉センター」(2016年2月閉鎖)や「NRI野村総研データセンター」(野村総合研究所、2015年末閉鎖)だった一連の敷地を野村不動産が購入し、同社が1320戸のマンションを中心とした再開発「プラウドシティ日吉」の建設を行うことを契機に、児童の増加対策として市が計画したもの。

NRI野村総研のデータセンターとして使われていた位置に市が購入した約9500平方メートルの用地には、鉄筋コンクリート5階建ての校舎1棟と校庭(グラウンド)を建設。校舎屋上となる5階部分にプールを置き、2階から4階の一部フロアを使って「アリーナ」と呼ぶ体育館を設ける計画です。

箕輪小学校の通学区域(学区)は箕輪町1・2丁目と綱島東4丁目、日吉5・7丁目の一部とし、日吉7丁目の8~10番と17~21番に住む新1年生は箕輪小か矢上小を選択することが可能(市教委の説明会資料より)

通学区域は、箕輪町1・2丁目綱島東4丁目、日吉5丁目、日吉7丁目の一部とし、日吉台小学校(日吉本町1)と綱島東小学校(綱島東3)を中心に、日吉南小学校(日吉本町4)や矢上小学校(日吉3)も含めた4校へ通う在校生のなかで、通学区内に居住する児童は、同校開校後に第1期生として“転入”する形となります。

5年後に1000人超の“マンモス化”も

市教育委員会は、先月(2019年)11月25日に日吉台小学校で開かれた説明会で、開校時に想定される箕輪小の児童数については現時点で513人であると説明。

日吉台小と綱島東小を中心に4校の在校生と通学区内の新1年生を含め、513人(11月8日現在)の児童数で開校する予定(市教育委員会の説明会資料より)

通学区域内に居住する131人の新1年生をはじめ、日吉台小から182人綱島東小からは175人日吉南小が20人矢上小は5人の在校生が新たに箕輪小へ移ることを前提に、学級数は新1・2年生が各4クラス、新3年生が3クラス、そのほかは2クラスずつとする計画としています。

開校時点では、校舎などの設備に対して比較的余裕のある児童数となっているものの、通学区内では今後も人口増が予想されており、5年後の2024(令和6)年児童数は1000人を超え、翌2025(令和7)年には児童数1139人・32学級の“マンモス校”となる可能性があるとのことです。

エコ配慮の校舎、校庭は夏まで未完成

設備面については、校舎内でインターネット接続を可能とするWi-Fi環境を整備するほか、エネルギー消費を抑えるための“エコ化”にも配慮。

横浜市内では「令和初」となる小学校だけに時代に合わせた設備が導入される(市教育委員会の説明会資料より)

校舎内の照明をLED化するほか、冷暖房の効率を上げるため複数枚のガラスを重ねた「複層ガラス」を採用し、窓を開けなくても換気が可能な「全熱交換器」も導入。5階の屋上部分では天然芝生による緑化も行われます。教室の壁などは木質化を進める方針です。

一方、市教育委員会によると、校舎の完成を優先させるため、来年4月の開校時点では校庭の整備が間に合わない状態だといい、夏休み前までは体育の授業を体育館で行う計画としています。

開校後も校庭整備の工事車両が出入りすることから、市道につながる「正門」は閉鎖し、児童はプラウドシティ日吉側に設ける「西門」から登下校する形が予定されています。

校区が日吉と綱島にまたがる小学校

箕輪小については、新1年生向けの保護者説明会が来年2月5日(水)に綱島東小で行われるほか、放課後キッズクラブの説明会は2月15日(土)に日吉台小で実施予定。

校章は児童と保護者から公募した168点のなかから決定し、校歌は開校後に子どもたちの思いや願いをもとにして作成する予定(市教育委員会の説明会資料より)

また、市内外から通学区内にあるマンションへの引っ越しを機に箕輪小へ入学する家庭が多いことも想定されるため、市教育委員会では「箕輪小学校開校準備委員会」のページで情報発信を積極的に行っていく方針とのことです。

これまで、日吉と綱島の小学校では、ごく一部を除いて両地域に通学区が重ならない形で運営されてきた歴史を持ちます。日吉台小と綱島東小の児童がほぼ半数ずつを占める形となる箕輪小の開校により、2つの地域にまたがる新たなコミュニティが生み出されることも期待できそうです。

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【参考リンク】

箕輪小学校開校準備委員会(横浜市教育委員会、箕輪小に関する詳細情報を掲載)


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