ポイントが付く「横浜流」ボランティアへの誘い、11/30(金)にシニア対象の説明会 | 横浜日吉新聞

横浜日吉新聞

いつまでもアクティブに、 仲間を増やしながら社会貢献を――ポイントの加算を励みに、地域でのボランティア活動に参加してみませんか。

今回の「よこはまシニアボランティアポイント研修会」は、港北区生活支援コーディネーター連絡会が初企画。港北区内の地域ケアプラザや社会福祉協議会で生活支援コーディネーターを務める皆さんが、ポスターや当日配布予定の案内を手に(同区社会福祉協議会内で)

今回の「よこはまシニアボランティアポイント研修会」は、港北区生活支援コーディネーター連絡会が初企画。港北区内の地域ケアプラザや社会福祉協議会で生活支援コーディネーターを務める皆さんが、ポスターや当日配布予定の案内を手に(同区社会福祉協議会内で)

横浜市が実施する「よこはまシニアボランティアポイント」の研修会が、今月末(2018年11月)30日(金)10時~12時まで、下田町4丁目の下田地域ケアプラザで開催されます。

「シニアボランティアポイント」とは、65歳以上のシニア世代が、対象となる介護保険施設などでボランティア活動を行った場合に、「ポイント」を得ることが出来、たまった「ポイント」に応じて換金できる仕組みのこと。

2007年に国(厚生労働省)が高齢者の介護予防の取り組みとして「介護支援ボランティアポイント事業」をスタート。横浜市でも、2009年から「ヨコハマいきいきポイント」として事業として立ち上げ、から2014年に現名称に変更し、現在に至っています。

「地域の中で、シニア世代が“社会とつながりながら”生き生きと過ごし、持てる力を発揮しながら、地域で活躍できる場を増やしてもらえたら」と、今回の研修会を初企画した港北区生活支援コーディネーター連絡会メンバーで、同ケアプラザで勤務する前田和隆さん

「よこはまシニアボランティアポイント研修会」の案内。左上にはポイントカードの画像も(主催者提供)

「よこはまシニアボランティアポイント研修会」の案内。左上にはポイントカードの画像も(主催者提供)

定年退職や、子どもの独立などにより、新たに“地域に戻ってくる”シニア層のボランティア活動を促進することで、「健康づくりや生きがいとしての活動機会を体感いただけたら」と、支える側・支えられる側の区別なく、お互いが助け合い、生きていく地域社会を、より一層実現させたいとの想いから、今回企画や参加の呼び掛けを行っているといいます。

横浜市も、元気な高齢者が介護施設などでボランティア活動を行うことにより、本人の健康増進や介護予防、社会参加や地域貢献を通じた「生きがいづくり」を促進するメリットがあるとして、地域でのシニアによるボランティア活動を推奨しています。

研修会では、同事業の概要や、ボランティアの基礎知識、活動の際の留意点のレクチャーや、登録方法、活動する施設の案内などを実施。受講終了後、希望者には会場内にてポイントカードを発行する予定です。

横浜市からの受託先であるかながわ福祉サービス振興会(中区)が年1回、港北公会堂(大豆戸町)で登録研修会を開催していますが、「鶴見川を越えて参加しにくい日吉・綱島・高田エリアの皆さんを主な対象とするべく、“鶴見川以北”での開催としました」と、前田さんは、今回、下田地域ケアプラザで開催予定となった理由も説明します。

案内チラシの裏面。今回の会場は下田地域ケアプラザだが、港北区内在住者で65歳以上であれば参加が可能(主催者提供)

案内チラシの裏面。今回の会場は下田地域ケアプラザだが、港北区内在住者で65歳以上であれば参加が可能(主催者提供)

ポイントについては、1回の活動(30分以上)で200ポイントが活動のたびに加算され、1000ポイント以上たまると1ポイント1円で換金年間(1~12月まで)で8000ポイントまで換金、または寄付することが可能ですが、ポイント引き換え期限を過ぎた場合は換金不可、翌年への繰り越しもできません。

本人が、ボランティアの“努力の成果”としてポイントを貯め、使うことのメリットがあるばかりでなく、ボランティアを“受け入れた側の施設”にとっても、ボランティアが訪れることで地域とのつながりが深まり、入所者の生活をより豊かにするという効果(メリット)を期待できるとのこと。

発行されたポイントカードは、ボランティア活動に出向く度に使うことになることから、「ぜひこの研修会をきっかけにボランティアに参加し、ポイントカードも大切に保管いただけたら」と、前田さん、同連絡会メンバーは、研修会当日、そしてボランティア活動への参加を呼び掛けています。

なお、研修会は参加費無料。定員50名(先着順)。対象は港北区在住の65歳以上の方。当日は、介護保険被保険者証や筆記用具の持参が必要。港北区社会福祉協議会(電話:045-547-2324)または下田地域ケアプラザ(電話:045-563-9081)、もしくは港北区内の最寄りの各地域ケアプラザへの事前申込が必要です。

【関連記事】

<2018年11月号>地域ケアプラザ最新情報~みんなのたまり場クリスマス会、書道教室他(2018年11月2日)*生活支援コーディネーターが活動する地域ケアプラザの最新情報。下田地域ケアプラザも掲載

【参考リンク】

よこはまシニアボランティアポイントとは(公益社団法人かながわ福祉サービス振興会)

研修会のご案内(同)*年1回、各区で開催(港北公会堂など)

よこはまシニアボランティアポイント事業(横浜市健康福祉局高齢健康福祉部~高齢者福祉の案内)*協賛企業からの特典がある場合も

下田地域ケアプラザへのアクセス(同ケアプラザの公式サイト~社会福祉法人 横浜共生会)


カテゴリ別記事一覧